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「今ここにスポットライトを当てる」 2年・田中雄大

今シーズンの目標は、1年を通して試合に関わり続けること。そして、プロを目指す私にとって勝負の年だと、シーズン前の面談で監督の外池さんに伝えました。

しかし、怪我をしたことにより私が試合に関われたのはリーグ戦2節目までで、そこからずっと、今もリハビリをしています。

怪我自体は普通なら2ヶ月で治るものでしたが、痛みがありつつも無理していたことから長引く結果になってしまいました。
大事な1年だと思っていたからこそ、復帰の目安も付かず、いつからサッカーができるかがわからないまま続けていくリハビリは、苦しくて、同期の活躍を見ているだけの悔しさや焦りなどネガティブな気持ちばかりでした。
毎日同じメニューを繰り返すリハビリに耐え、ただこなして、とにかく我慢の日々を過ごし、1人でジョギングをしている時には、早くから休んでいたら今頃サッカーできているだろうなと過去を悔やみ、これからの将来どうなるのだろうと未来への不安を抱いていました。

そんな状況の中、何か気をそらせるものを見つけたいと思い、私生活で暇な時間に本を読むことを始めました。これも、何か変わらなくてはいけないという焦りからの行動だったかもしれませんが、様々な本を読み進めていく中で、ある本の一節を読んでリハビリに対する考え方が変わりました。


「今ここに強烈なスポットライトを当てよ」

自分が劇場の舞台に立っている姿を想像し、会場全体にスポットライトが当たっていたら客席の一番奥まで見渡すことができるが、自分に強烈なスポットライトが当たっていたら最前列でさえ見えなくなる。
これは人生も全く同じで、「今ここ」に強烈なスポットライトを当てていたら過去も未来も見えなくなる。
過去にどんなことがあったかなど、「今ここ」にはなんら関係もなく、未来がどうあるかなど「今ここ」で考える問題ではない。
今できることを真剣かつ丁寧にやっていくべきである。

それを読んだ時、私自身に言われているように感じました。
私はなんとなく毎日を過ごし、怪我を長引かせた過去の自分を悔やみ未来を気にして、肝心な今を生きていなかったのだと。

毎日同じに感じるリハビリでも、真剣かつ丁寧に取り組めば「今日できた成果」が必ず生まれると思います。それを得るために、今日という1日はあるのだと考えられるようになりました。

結局は単純なもので、リハビリ期間は我慢の時間でも準備の期間でもなく、公式戦でプレーをしている時と同じ価値の時間であり、なんら変わりのない「人生の本番中」であるのです。
過去をどんなに悔やんでも未来をどれだけ想定しても、生きることができるのは「今」だけなのです。

目標を持ち、それを目指すことはとても良いことです。しかし、その先の目標だけに目を向けてはいけないのだと今回本を通して学びました。
目標達成とは、「今ここ」を真剣かつ丁寧に生きていけばいつの間にか「今日できた成果」に紛れ込んでくるものではないかと私は思います。

それを信じ、「今ここ」に強烈なスポットライトを当て、今日も「人生の本番」を生きたいと思います。

まとまりのない文章ではありましたが、読んでいただきありがとうございました。


最後に、怪我をするたびに支えてくれている方々の偉大さをとても感じます。
本当にいつもありがとうございます。
そういった方々にサッカー選手である以上、ピッチで感謝を表現し感動を与えたいです。
必ず与えます。
今はリハビリ中ではありますが、復帰したときには、
早稲田の田中雄大に期待していてください。


田中 雄大(たなか ゆうだい)
学年:2年
学部:スポーツ科学部
経歴:FC多摩ジュニアユース(川崎市立麻生中学校)→桐光学園高校


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