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#Real Voice 2023

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ピッチでプレーする姿を見ていただくだけでは伝えきれない、部員一人ひとりの「リアルな声」が持つ魅力や価値にフォーカス。自身の「心の内」を赤裸々に綴ることで、まだ見ぬ「ありのままの姿…
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2023年10月の記事一覧

【#Real Voice 2023】 「淡路島田舎少年の夢破れて」 4年・平川功

本日めでたくもハロウィンの日にブログを担当させていただく、4年の平川功です。 どうぞお菓子を食べながら軽い気持ちで読んでいただけたら幸いです。 よろしくお願いします。 繰り返しになりますが、私は岡山県作陽高校を卒業した後、2浪して早稲田大学に入学しました。 2浪目は日本大学法学部で仮面浪人をし、スポーツ科学部に入学。 そして、2年次に転部試験を経て文化構想学部に転部をしました。 詳細な自己紹介は、以下のブログ、そして4yearsで取材していただいた記事をご参照いただければ

【#Real Voice 2023】 「命に刻め」 4年・小泉和

今ある悔しさを命に刻め。 いつからだろうか。 「頑張れば報われる。」 「努力は必ず報われる。」 そんな名言を否定したくなったのは。 ケチをつけたくなるようになったのは。 本ブログでは、ド底辺高校出身の自分が全国屈指の体育会サッカー部で感じたことを Real Voiceとしてここ刻む。 驚異の自信家コイズミ君 「プロサッカー選手になります。」 2020年2月28日。卒業式前、ステージに上がり、「○○の主張企画」で同学年240人の前で宣言した。 「プロサッカー

【#Real Voice 2023】 「悩み」 4年・小倉陽太

本日部員ブログを担当させていただく、4年小倉陽太です。自分の今の思いを綴っただけなので、まとまりのない文となっていますが、最後まで読んで頂けると幸いです。 今シーズン始動して、監督との面談を行った際にこんな言葉をもらった。 「今年のチームは小倉と植村(4年・植村洋斗 / ジュビロ磐田加入内定)が軸になってくる。チームを牽引して欲しい。」 もちろんその自覚はあった。 キャプテンや副キャプテンに就いたわけではないが、3年生の春先プロ内定(横浜FC2024シーズン加入内定)が

【#Real Voice 2023】 「変化を恐れるな」 4年・松沢遥

「まだ見ぬ自分に出会いたい」 前回のnoteの最後に書いた言葉。 そこから約10ヶ月。 どんな感情を抱いているのだろう。 感情の浮き沈み、やる気のなさ、その日のメンタルに左右される練習態度等々。 自分でも分かっている自分の悪い部分がもろに出てしまった3月。 分かっていても目を背けて直してこなかった部分が最後の最後、ラストシーズンでそのツケが回ってきた。 当然そんな奴は評価されないし信頼されない。試合に使われない。 FCでも試合に出ないか出ても途中出場の日々。 ある

【#Real Voice 2023】 「マネージャーを語る。」 4年・佐藤慧一

「ありがとう」 何回言ってもらえただろう。 マネージャーに憧れて、マネージャーの道を歩き始めたあの日から。 練習中にボトルを渡した時。 試合前アップでビブスを渡した時。 総理大臣杯でみんなの練習着を洗濯しに行った時。 横断幕を作った時。 早慶戦の試合後。 数え切れないくらい、本当に贅沢なくらい。 この4年間でたくさんの「ありがとう」をもらった。 「ありがとう」の数は、私が誰かに活力を与えることができた回数。 「ありがとう」の数は、私が誰かから活力をもらった回数。

【#Real Volce 2023】 「サッカーを辞める時」 4年・藤本隼斗

サッカーを辞めた自分に何が残るのか。 「引退」という言葉を聞いてからこんな事を考える。 人が好きなスポーツを辞める時。 1,2年で辞める人、10年以上続けてから辞める人、生涯スポーツを続ける人、など。 人が好きなスポーツを辞める理由。 勉強を優先したいから、スポーツが飽きたから、続けたいけど辞めないといけない理由があるから、など。 スポーツを続けたくても出来ない人はたくさん居て スポーツを高いレベルでやりたくても出来ない人はたくさん居る。 実際に大学生まで体育会のレベル

【#Real Voice 2023】 「揺るぎない軸」 4年・森璃太

4年生、1発目の部員ブログを担当することになりました。今回で4回目の部員ブログになります。4回目ということは、引退ブログになるのかな。「引退」という言葉を聞くと、これまでのみんなとの色んな思い出が蘇ってきます。 さて、最後の部員ブログは、この4年間で自分が感じたこと、同期に対しての思い、後輩たちへのメッセージを素直に綴っていきたいと思います。拙い文章ですが最後まで読んでもらえたら嬉しいです。 6月16日、アルビレックス新潟からオファーが届いた。 オファーを頂いてから約1

【#Real Voice 2023】 「パッションパッション」 2年・山市秀翔

自分の新シーズンは1月1日新国立競技場での決勝戦でスタートした。 決勝の舞台でサッカーをする他の大学の姿を見て、とても悔しかった。 今シーズンこそは必ずあの舞台に行く。 早稲田で日本一を取ると決めた1月1日。 もっと強く、もっと上手く、もっと成長するしかないなと思った。 だが総理大臣杯2回戦で敗れ、今シーズンもインカレの決勝に行く事は出来なくなってしまった。 日本一を目指して本気でぶつかりあっている4年生達はとても尊敬できるし、かっこいい。 自分たちも4年生になったらこ

【#Real Voice 2023】 「活力」 2年・増田健昇

今年こそは試合に出て活躍してやる!と意気込んだ2年目。 シーズン当初怪我人が多く出たこともありトップチームの公式戦にスタメンで出場することが出来た。 昨年の先輩方が予備予選を勝ち抜き、出場権を獲得してくれた天皇杯東京都予選。 初戦は法政大学。 関東リーグ1部の相手を倒して自分の価値を証明して、スタメンで出続けてやろうと思った。 結果は3-4。 完全に自分のせいで負けた。 攻撃陣が法政相手に3点も取ってくれたのに、自分の対応ミスで複数失点。 何も出来なかった自分へ

【#Real Voice 2023】 「武士道といふは死ぬ事と見つけたり」 2年・木庭正太郎

本日の部員ブログを担当します、2年 木庭正太郎です。 今までただぼーっと生きてきて、これじゃダメだと思い始めて早2年。私の残りの大学生活、残りのサッカー人生もあと2年になりました。 今考えていることを書き綴ってみます。 今日は図らずも私の20歳の誕生日。 ちょうど20年前に兵庫・西宮で生まれ、多くの人の支えで20年間生きてきた。 大きなケガ、病気もなく生きてこられたのは両親をはじめ、支えてくださった人たちのおかげです。本当にありがとうございます。 20歳という人生の節目を

【#Real Voice 2023】 「孤独」 2年・川辺球尊

私自身、尊敬される人間や模範的な人間になることに対して懐疑的な自分がいることに気づいた。いや、なれない、なるべきではないと私の直感が訴えかけ続けている。 私はア式蹴球部、2年生のリーダーである。勝手ながら同期全員の個人個人にとって、組織にとって成功へ導くのが使命だと思っている。 しかし、現実の結果はどうだろうか。1年生への仕事の引き継ぎと、副務決めなどの仕事を私たちの学年から決める期間であるのに、なかなか上手くいかない。 それはなぜか。度重なる同期のミス、そして問題が起きた

【#Real Voice 2023】 「変えられるもの変えられないもの」 2年・北村磨央

10月14日でアイリーグの全日程が終了した。 アウェーでの最終戦。 4年生と戦う最後の公式戦であったが、一体となって勝利することができて本当に良かった。 4年生にはたくさん支えてもらっていたと思う。 特に大橋くん(4年・大橋優貴 / 早稲田実業学校高等部)はとても心の支えになっていた。 練習でもサブ組で同じチームになったり、試合のベンチで一緒だった時も声をかけてくれた。 だからこそスタメンで一緒に試合に出られた時は嬉しかった。 4年生に感謝するとともに、あと2年後には

【#Real Voice 2023】 「答えは、いつだってピッチの上にある」 2年・永戸彩花

「Real Voice」 リアルボイス。この部員ブログのテーマである。 1週間前には綺麗な文章を書きあげていた。 それなりの反応を得られたかもしれない。 ただ、読み返せば読み返すほど自分のリアルとは異なるある種の違和感と気持ち悪さを感じた。 これを読んだ来年の今頃は恥ずかしくなるだろうが、締切直前の今、自分のリアルに駆け足ながら正直に向き合いたいと思う。 2023年。 言葉を選ばずに言えば相当病んだ。 自分の中で何かがぷつっと切れて、 授業中なのに涙が止まらなくなったこと

【#Real Voice 2023】 「Everything」 2年・谷川宗士

2023年、夏。 20歳の僕は生まれて初めて海外へ行きました。行き先はフランス・スペイン。 目的は、異文化と世界トップレベルのサッカーの体験。 貴重な2ヶ月の体験と今後の決意を綴ります。 海外で1番強く思ったことは、日本の偉大さ。 渡航前には感じたことの無い、母国への感謝や誇り、愛情を胸に抱いた。 日本食、漫画、治安。 そして、サッカーにおいても同じように思った。 日本のサッカー選手は間違いなく愚直で上手い。 日本の国民性が表れている。 他人のミスをカバーしたり、最後まで