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【アイドルヲタクを宗教的側面から考察する】

お久しぶりです。
ひと昔前は早稲田祭に対する思想をnoteにて綴っていたのですが、今回は暇なので自分の発見について綴ろうと思います。

就職活動も無事終了し、物思いに耽ることが多くなりました。
その中でも、ずっと頭にモヤモヤが残る出来事がありました。

とある夕暮れ、日比谷線でその事件は起こりました。

東銀座駅辺りでドアが開いた瞬間、女性車両に搭乗していたのかと狼狽える程に大勢の女性達が電車に駆け込んできました。
彼女らの顔は皆多幸感に溢れており、中には寂しい気持ちを抱えている様に見える方もいました。(恐らくは以下の公演を見た方々なのかなと)

その中で、座って読書をする僕のことを睨む眼差しがありました。
その殺意とも取れる眼差しは、正面に立つ2人の女性からでした。

僕は、真に自分が女性車両に座っていたと思い「あ、すみません!」と言い席を外しました。ですが、立ち上がってみると確かに男性もいるのです。
僕は混乱しつつも、平然を装いながらスマートにドア付近へ向かいました。
すると先ほどの女性たちが「ジャニーズじゃないんだから、隣の席が空いてたら譲れよ。」と小言を言っているのが聞こえました。

僕は再び混乱しました。そう、僕は悪役に仕立て上げられたのです。
「ジャニーズじゃないんだから、隣の席が空いてたら譲れよ。」

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僕の脳内を可視化すると、上図になっていました。
僕の21年に渡る人生においてその存在をジャニーズと比較され、更には批判までされるとは思ってもいませんでした。
経験としては、自身の精神力が「圧倒的成長」したかもしれません。
このモヤモヤを解消するために、僕は少し強くタイピングを打っています。

そもそもアイドルとはなんなのか?

アイドル【idol】
①偶像。→ イドラ。
②あこがれの対象者。人気者。特に、青少年の支持する若手タレント。二葉亭四迷、浮雲「此方はその―の顔が視度いばかりで」「 ― 歌手」

この程度は、中高時代の英語教師に教えられた気がします。
しかしながら、この偶像という言葉にとても違和感を感じました。

ぐう‐ぞう【偶像】
①木・石・土・金属などでつくった像。
②信仰の対象とされるもの。神仏にかたどってつくった像。
③伝統的または絶対的な権威として崇拝・盲信の対象とされるもの。

しかしながら、これらを英英辞典にて調べるとどの様に変換されるのか。

idol / noun [countable]    
1 someone or something that you love or admire very much
 
類義語 hero idol of
2 a picture or statue that is worshipped as a god

ちょっと英語わからないので、僕には違いがあまりわからなかったです。
まぁ多分、超大好きな人は信仰対象ですよね!?そうだよね!?
みたいな意味だと思います。

とりあえず、アイドルの語源は偶像である。
偶像の意味は、信仰対象であるということが理解できました。
すると、僕が批判を受けた所以が見えてきました。

偶像崇拝の禁止 ー アイドルを信仰対象に置き換えて ー

そう、それは偶像崇拝という概念です。

ぐうぞう‐すうはい【偶像崇拝】
絵画・彫刻・自然物などの可視的対象物を信仰の対象として崇拝・礼拝すること。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などでは厳しく否定される。偶像礼拝。

みなさん、世界史の授業等で一度は聞いたことがあるでしょう。
初耳の人は、是非「詳説世界史 改訂版 」を購入してみて下さい。
人類の起源が猿であるということに衝撃を受けて、1日で読破してしまうと思います。(ちなみに僕は日本史を勉強したことがないです。)

主要な宗教においては、その信仰対象を可視的対象物として崇拝することが厳しく否定されているのです。

これをアイドルに置き換え、考えたいと思います。

神様:信仰対象は神様の存在のみである。
   異なる宗教を認めることはできない。
   神様を象った物体は否定の対象である。
アイドル:信仰対象はアイドルの存在である。
     異なるアイドルでも認められる。
     同じ形の存在は否定の対象である。

ヨーロッパや中東といった国々では、キリストかムハンマドかという宗教対立で戦争が引き起こされてきました。更には、宗派同士での戦争や紛争も多発ており、そういって宗教上の争いは未だ行われております。


しかしながら、日本には八百万の神という概念が存在しております。

つまり、ジャニーズだろうがBTSだろうがアイドルであれば、全てが神として崇め奉られる対象になるのです。
これは、男性の多くがAKBもTWICEもグラビアアイドルもAV女優も全てを信仰対象としているのを見ても容易に理解をすることができるでしょう。

つまりは、誰でも彼でも愛おしいという感情や神々しいという感情を持てば、その対象存在は全て信仰対象となり得るのです。

では、何故僕が突然として否定されたのか

そう、僕は否定された理由を知るために調査を始めたのです。

これは、宗教における偶像崇拝の禁止という考え方から導き出すことができます。以下、要素を羅列した上で証明を行います。

① 電車で出会った女性達は恐らくジャニーズを信仰している。
② 宗教信仰においては、偶像崇拝は禁じられている。
③ 僕は生物学的に男性であり、容姿も男性的である。
④ ジャニーズは生物学的に男性であり、容姿も男性的である。
①と②より、
貴女達はジャニーズ教というサブカル宗教の熱烈な信者であり、宗教の信仰上で偶像崇拝が禁じられている。
そして、貴女らは同じ形をした存在を破壊していく使命に背負っている。

・・・⑤ が示せる。
③と④より、
僕は、ジャニーズ教の信者からすると破壊の対象である。
・・・⑥ が示せる。

詰まるところ、僕は破壊の対象であり、その方々からすると僕という存在事態が否定の相手だと証明ができました。

えっと、僕は破壊の対象なのですね。
驚きとともに、これを書き上げながらビールを片手に残念な男子共と乾杯。

では、どう僕たちはどの様に生き抜いていくか

IoT化が進み5Gが実装され、社会全体が急速にDX化する時代。
僕たちは今、未曾有の感染症に悩まされ非連続的な事象に頭を抱えさせられています。先行きが見えないこの時代に僕達は、如何に破壊されない存在として生き抜くかが大事なのです。

真に、テクノロジーに負けない人材?になる方法

ということで、僕がこの宗教戦争を生き抜く術を考えました。

① 各アイドルグループの写真をお気に入りに登録する。
② 女性アイドルファンであることを押し出し、全面戦争
③ とりあえず、無人島に逃げる。

①について、

皆さん、「共同体感覚」という言葉をご存知でしょうか。
これは、アドラーという偉い人が提示した概念らしいです。このアドラーさんとは、どうやら意識高い人が好きな心理学者らしいです。

つまり、相手の懐につけこむということです。
興味がなくても、相手は大体イケメンが好きです。グループが違えど、大体その存在を知っていて、大体興味があります。
「え!?僕もその人が好きなんですよ!」
この一言で、相手は仲間であると認識します。
イケメン好きに悪い人などは存在しえないのです。
そうすることで、破壊の対象ではなく仲間として認められます。
ここで抜けれる皆さん、おめでとうの気持ちと共に一生僕に話しかけないでください。

② について、

やはり、一方的に破壊の対象とされ怯える生活を脱したいのであれば、行動もしくは革命を起こすべきです。
革命は、多くの場合で文化の変容にて引き起こされています。
フランス革命についても、その起源は市民による文化運動です。

となると、僕達も革命を起こす必要があります。
そして、革命には多くの場合に血が流れます。やはり歴史は繰り返す。去年のゼミで僕は、宗教と政治について学んだのですが、この記事を書いている方が宗教について深く学べています。

前面に女性アイドルファンであることを示し、全面戦争を起こしましょう。
部屋で、こそこそパソコンをいじらずに外に出ましょう。
インスタで全力で推しを投稿していきましょう。
そして、万全の準備で抵抗と反撃の狼煙をあげましょう。

大体、男は見栄を張るのでそんなことできません。
僕はとても悔しいです。自分を含め弱い負け犬達と乾杯!

③ について、

「負け戦はしない。」
この言葉は、金言です。勇気がないなら、全てを投げ出せ。
諦めるのなら、未練も捨てろ。
恋愛と一緒ですね。僕はあまり経験がないので、よくわからないです。

全てを投げ出せるのは、無人島です。
情報が誰でも手に入れられる時代、情報という呪縛から抜け出せるのは無人島しかないです。
如何に自分という存在が小さいのか、自分という存在がいなくても社会は動き、文明は進み、コロナの脅威は衰えないという事に気が付けるはずです。

この記事を読んでみると、無人島で生活をすることで「他者を思いやる機会が得られる。」、「創意工夫することを学ぶことができる。」と書かれております。
この記事をここまで読まれている方は、おそらく上記の2点が欠乏している方だと思います。勿論、僕もその該当者の一人であります。
共により強い「個」になるために、無人島生活を選択肢の1つに入れてみてください。

終わりに

この様にツラツラ僕の体験を元にその動機や起源について分析をしていきました。
最終的には、無人島生活の提案まで話が飛躍してしまいました。
まあ、このコラムで僕が伝えたかったことは
「それっぽい事をそれっぽい事象と絡めて、それっぽく綴るとそれっぽいコラムが出来上がるという事です。」
僕達は、テレビやTwitter、TikTokにInstagramと様々なSNSの上で様々な情報とつながっています。

その上で、それぞれの情報の正しさを判断するのは自分自身に委ねられており、そもそもの情報の選択から自分自身で行うことができます。

まあ、僕はこれから卒業までの間で、それっぽいことをそれっぽく綴るコラムを何本か書いていく予定ですので是非次回も楽しみしてください。


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