欧州5大リーグで年俸が上がり続ける選手とJリーグで契約を解除される選手の能力差【センターバック編】

はじめに

本コラムでは「欧州5大リーグの高年俸・高市場価格の選手」と「J3リーグで契約を解除される選手」に関する各ポジション毎のスタッツデータをもとに、統計学的視点から、選手の市場価値の増減に影響する重要スキルを分析していきます。

なお、早稲田ユナイテッドに関わる選手（スカウト選手・アカデミー選手・過去のOB選手）には無料で有料版レポートを公開しておりますので、本コラムをご覧になりたい関係者の方々はお気軽にご連絡下さい。

分析手法・サンプル数

今回の分析手法は2022/2023シーズンの欧州5大リーグ選手の高市場価格選手とJ3リーグで契約を解除される選手を中心に約1000名弱のスタッツを分析対象とし、市場価格とスタッツの相関性を調査しました。

市場価格・年俸が当たり前のように億単位を超えていく選手達のスキル5選

欧州5大リーグ所属選手と契約解除されるJ3リーガーを比べた時に、能力差が顕著なスキル上位5選がこちら。

5位　ファイナルサードへのパス精度 %　（欧州トップトップは成功率81%あたり）

4位　横パス回数 / 試合　（欧州トップトップは平均29回あたり）

そして、1位〜3位のスキル（高年俸・高市場価値選手ほどスタッツが高い）から、「日本人センターバックが世界のトップ選手と比較するとサッカーが下手」という事実が浮き彫りとなります。

おそらく、日本人センターバックが「サッカーが下手」な理由は、小・中・高校サッカーで培われた価値観にある可能性が高い。※ 考察は後述