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鹿島アントラーズ相手にも町田ゼルビアは得意の横綱相撲で寄り切り(第3節 vs 鹿島アントラーズのデータサイエンス)

早稲田ユナイテッドのデータサイエンスラボでは、独自の分析手法で欧州5大リーグやJリーグにおける「試合内容・クオリティ」に関する定量評価レポートを作成しております。

今回の掲載内容はこちら


第3節 vs 鹿島アントラーズ戦の定量評価

以下、当該試合において勝敗を分けたであろう主要スコアです。

総合評価

攻撃性評価

守備圧力

試合内容の考察

定量データから感じ取れる試合の流れと考察はこちら。

前節の名古屋戦と同様
90分間通して攻守で町田が優位な試合展開

ゴール期待値の高い攻撃回数は名古屋の1.6倍の数値
 
※名古屋戦は2倍の攻撃回数だったため若干下がる結果
・攻撃チャレンジ回数は鹿島が若干上回っていたが、ゴール期待値の高いフィニッシュワークの回数増へは繋がらず
・守備圧力のスコアに関しては、奪回数は五分五分で、わずかに敵陣内での守備圧力は町田ゼルビアが上回った。加えて、町田ゼルビアは守備からのお得意の高勝率パターンでもスタッツ勝ち(※詳細は前回のレポートに掲載)

今回も、青森山田時代と同じく、勝負に徹底した黒田監督の合理的なサッカーで、町田ゼルビアが分析スコア・スタッツ通りに勝利したと言えます。

スタッツ上は名古屋グランパス戦よりも苦戦したように見えるものの、鹿島アントラーズに対してもイメージ通りの横綱相撲(勝利の方程式)だったのではないでしょうか。

町田ゼルビアの攻撃圧力パターン・攻撃起点を分析できないクラブは、知らない間に、この町田ゼルビアの勝利の方程式にハマる可能性があります。

町田ゼルビアに弱点はあるのか?

こちらに関しては前回の有料レポートにまとめてあります。
※概要としては、2023シーズンのデータから町田の負けパターンを分析


各スコアの評価方法

攻撃性の評価 6項目

・攻撃チャレンジ指数(2項目)
・期待値の高いフィニッシュワーク(4項目)

ゲームコントロールの評価 2項目

パスの回数や質に関わる項目(2項目)

守備圧力の評価 3項目

・エリア毎の奪回数と質(3項目)

分析担当

早稲田U データサイエンスラボ

大学生・社会人を中心に、欧州5大リーグ・Jリーグについてのデータサイエンスの分析ゼミを定期開催

早稲田ユナイテッド
https://waseda-united.co.jp/


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