3/5 3度目の話し合いと手羽元

昨日、夫に街に出かけたいと言うと良いよと言ってくれたので二人ででかけた。天気も良かった。

おそらく1ヶ月ぶりのおでかけだ。久しぶりに車に乗り込むとくさかった。なんていうか、食べ物くさい…イカみたいな…。正直嫌な想像をしてしまって言葉数は少なくなり、窓を開けて景色をぼーっと眺めていた。夫からも話しかけてくることはなかった。

お目当ての植木鉢を買おうとすると夫も気に入った植木鉢があったようで共有のカードでそれらを買った。
『お昼ご飯なに食べたい?』と聞かれた。これは家に出る前にも聞かれた質問だ。そしてその時私は「カレーとかそばかな?」と言うと夫が『そばだな』と言ったので「じゃあ蕎麦屋調べるね」と言って目星をつけていた。

「蕎麦なんじゃないの?」と答えると、『自分の意見は無いの?』と言うので、家を出る前のことを話すと夫は黙った。それから『とんこつラーメンの店があるんだけど』と切り出されたので、特にこだわりもなかった私は夫に連れられお昼はラーメン屋へ。夫は2度目の来店でお店の注文方法を知っており着くなり、3種類あるからそこから選んでねとだけ言われた。「どう違うの?」『とんこつの度合いが違うから』「それで、どう違うの?①が一番優しい味ってこと?」『そう』冷え冷え。ラーメンはとてもおいしかった。

他によるところがないか聞かれたけど、歩幅を合わせてくれない夫に疲れて帰るが吉と思った。

家に着いて一息ついたタイミングで切り出してみた。「あれから1ヶ月経ったけど今どんな気持ちでいる?」

『…どんな気持ち?』と言って少し唸ってから夫は『お互いにまだ次に行きやすい歳だし、子どももいないし、気持ちは変わってないかな。3月4月末くらいまでは考えようかなって思ってたけど』とツラーっと話した。

そっかそうか。3度目ともなると以前よりは冷静に聞ける。しかし4月末とはまた急な展開である。

「この1ヶ月私は色々試してみる日々だったんだけど、どうだった?」「スキンシップは無理させちゃう(前科あり)し、できるとと言えば家事くらいになっちゃってたんだけど…」と言う感じのことを聞いてみると夫がイラッとした顔で『別に家事をして欲しいっていう意味じゃないよ?自分が自分がって話しすぎじゃない?被害者みたい』と言ってきた。さらには『習ったのかもしれないけどさ、幼児教育みたいな言い方。』とまで言われた。

正直ムカッとしたけど、ここは抑えなきゃなので私は「うん、自分がってなりすぎてるところは治したいって思ってる。」と返した。すると夫の口はピタッと止まって頷いていた。

さらに「私はあなたの気持ちが知りたいから、尋ねてるだけで子どもなんて思ってないし大人として話してるよ。あなたから自分の気持ちを口には出してくれないのかな?」と言うとハッキリと『できない』と返され私は「じゃあ察しないといけない?」と言うと『そうだね』と夫は答えた。…いやいや、どういうことやねん。難しすぎるやろ。と思いつつ腹に気持ちを押し込む。

そして続けて「話が噛み合わないことが一番の理由ってことはわかってる。けど、それって付き合ってた時からじゃない?」「なんのための結婚なんだろう。」と言うと夫は苦い顔をして『ごめん』『申し訳ないと思ってるよ』と言ってきた。

私にも責任はあるけど、私は結婚した時に家族・友達・仕事など夫以外のことは全て地元に置いての結婚だったのでかなりの覚悟はあったし今もある。ただ夫はそのことを含めても私と離れたいそうだ。泣ける。

ちなみにラーメン屋の話も例えに出して話してみたのだが「ラーメンの度合いなんて言ってない。ラーメンの濃さって言ったやん。」と返され『そっか、じゃあ私が聞き間違えたんだね。』と言うとまた夫は頷いていた。私の聞き間違いの可能性ももちろんあるが、夫は自分が言い間違えたかもなんて思わないらしい。

最後に気持ちのことだから4月末とか時期でなく気持ち次第にしよう、そして次の人のことは考えず私たちのこれからについて考える時間にしようと伝えて今日の話し合いは終わった。

食前に夫と少しだけゲームをした。楽しかったけど切なかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?