居住地 その二(自己満足長文)
小2になる時、両親が一軒家を購入した。郊外の大規模な造成区画ではなく、何でこんなところに?といった感じの小規模な建売住宅地である。川崎市ではあるけれど、子供にとっては山岳地と言えるほどの丘陵地だった。竹藪と原生林とススキ野原に囲まれた集落だった。親は無理をしたのだろう。母親が勤めに出た。賃貸住宅の専業主婦家庭ではなく、持ち家の鍵っ子であった。
小学校までは岡(山)を2つ越えて行くような、未発達な郊外だった。町に歴史も由緒もカラーもなく、フルサトとかコキョウなどとはとても言