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妹と私。5歳差姉妹は大人になってからもっと楽しくなる。

世界一可愛いで有名な妹が誕生日だったので、妹との関係を書いてみる。

妹とは5歳離れている。彼女とは仲が良いと思っているし、周りからもそう思われている。でも、妹とは10年強くらいの空白がある。

私が小中学校の頃はまだ接点があった。中学の部活も遅すぎる時間までやるわけではないし、家族旅行もよくしていたし。

私が高校に上がると、妹とはほぼ会わないような生活が続いた気がする。
朝は朝練なので、妹が起きるか起きないかの時間に家を出る。
夜はまっすぐ塾にむかい、23時すぎて帰宅する頃には妹は寝ている。
という感じで、家にいながらなかなか話が出来ていなかったような。

(その反動で、友人が妹の誕生日を覚えるくらいには学校で妹の話をした。)

大学に上がってからも会わなかった。わたしが大阪でひとり暮らしを始めたからだ。申し訳ないくらい実家に帰らなかった。年に1回帰るか帰らないかくらい。その間に妹は受験を終え、高校に上がっていた。その時代は全く知らない。

私が社会人になると、こんどは妹が大学生になった。
妹は上京することになった。妹は東京で、私は大阪。
「旅行きてね!」「行くね!」と言い続けて4年がすぎ、一度もふたりで会うことはなかった。
自分も大学の時は結局予定を入れすぎて忙しかったので、分かるなあ、でもちょっと寂しいなあ、と思ったりした。

(ちなみに妹は私のことを「お姉ちゃん」などとは呼ばず、名前で呼ぶ。)

お互いが社会人になった昨年、やっと関わりが増した。正確には、「社会人になったから」が理由ではなく、「コロナでお互いずっと家にいたから」だけど。緊急事態宣言の中で、ほぼ毎週ZOOMを繋いだりした。

そこで、今まで会えていない分の会話をたくさんした。実は二人ともボーカロイドにハマっていたこと、高校生活がわたしから聞いた話と全然ちがったこと、好きなアニメが一緒だったこと。「同窓会か?」というくらい、なかなか会えていなかった学生の頃の話をした。

初めてデパコスを買うために、一緒にデパートに行った時はめちゃくちゃ楽しかった。自分も初めてだったので緊張したが、妹の手前落ち着いてる風を装った。こういう色が好きなんだね、ああいうパッケージが好きなんだね、と好みを知る時間になった。小さい頃のイメージしかないから、いつの間にかアップデートされた妹の感受性を知るのが楽しかった。

秋には旅行もした。初めての妹とのふたり旅。神戸と京都に行った。神戸港のクルージングを予約したり、鴨川沿いを散歩したり。王道のコースを、ずっと他愛もない話をしながらよく歩いた。「毎年の行事にしよう」と約束したのが嬉しかった。

これから姉妹で過ごす時間は増えるだろうなあ。「社会人」という、同じステータスで生きている。これは小学6年生の時に、1年あったきりだ。
これからもほぼ同じステータスで生きるだろう。大人になってからの5歳差はそんなに大きくない。これからも仲良くしてくれたらいいなあ。




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