俺の仕事。

「仕事の時間だ」

そう言って俺は、マスクを付けた。
絶対に、誰かがやらなければならない仕事だ。
グロテスクだとか言って、逃げ出すことは許されない。

精神的にキツいが、
俺が頑張ることで今日明日を生きていける人がいる。

俺は手に手袋──正式名称がわからないので、手袋のようなもの、とでもしておこうか──を嵌めた。

仕事柄、マスクと手袋は欠かせない。
これなしにこの仕事は成り立たないのだ。

俺は深呼吸をして、歩き出す。

俺の手に命を預かるのだ。
緊張しないわけが無い。

やがて、仕事場が見えてくる。

清潔感のある服装であること、マスクしていること、
そして何より自分の覚悟の最終チェックをする。

そしてから、仕事場に入った。

そう、これが俺の職場……


「プロレスリングだ」

そう、俺はプロレスラー。
命を預かる、マスクが必要不可欠な仕事とは、まさにこれのことだ。




ミスリードの練習で作りました。
清潔感のある服装(上裸)

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