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なにかおかしい現代桃太郎。

むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいた。

おじいさんはまちへ出稼ぎに、
おばあさんは家で洗濯をしていました。

洗濯機を回そうとしたおばあさんは、洗濯機の動作不良に気が付きました。
見ると、中にはどんぶらこ、どんぶらこと桃が入っている。

おじいさんが帰ってくるのを待ってから、二人はももを万能包丁でブッたぎってみました。

「おぎゃぁ、おぎゃぁ」

すると、中からでてきたのは赤ん坊。
おじいさんとおばあさんはすぐさま「天からの授かりものだ」と悟り、
子供を育てることにしました。

「桃から生まれたから、桃太郎にしよう」

そんな安直かつキラキラなネーミングセンスで、赤ん坊は桃太郎という名前になりました。

ババアとジジイは、桃太郎にミルクを与えました。

赤ん坊の成長の早さは尋常でなく、

離乳食を食べる頃には既に180cmを越えていました。

「おばあさん、おじいさん、俺、鬼を倒したい」

おじいさんとおばあさんは、桃太郎を精神科医に連れて行きました。

その際二人が桃太郎の戸籍をいれていないことがバレて、
二人は捕まり、
桃太郎は孤児院に収容されました。

めでたしめでたし。

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