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[ Warita00's Eyes ] 「柿ピー」誕生にGHQの影? 2022年7月11日(月) 日経夕刊 P.12

2022年7月11日の日本経済新聞の記事と割田の視点を共有します。

◆ 記事より

・帝国ホテルの「オールドインペリアルバー」にいくと手のひらサイズのガラスの器が供される。中身は柿ピーである。柿の種とピーナツを混ぜて提供したのは、当該バーの前身「ガーデンバー」であったとチーフバーテンダーからお話される。

・帝国ホテルは第二次世界大戦後にGHQに接収されていた経緯がある。米国人らが好んだピーナツを無料で提供していた。摂取解除となる1952年頃にピーナツが高騰したため他の食材を混ぜた。

・一方、亀田製菓は戦後自社直売店で柿の種を量り売りしていた。創業者妻が同じく販売していたピーナツと一緒に食べて美味しさに感動し販売を始めた。1966年にはパッケージ商品として販売を始めた。1977年には小袋入りを販売。

・柿ピーは海外輸出も始まっている。2020年には国際宇宙ステーションに届けられる。オールドインペリアルバーでは今でも新潟県小千谷市の柿の種を販売している。

2022年7月11日(月) 日本経済新聞 夕刊P.12の紙面より引用

◆ 割田の視点

・オールドインペリアルバーには訪れたことがありますが、おつまみが柿の種であったことは薄っすら覚えているだけでした。

・伝統と格式。70年も前から同じスタイルで柿の種を選びおつまみとして供される姿。製造メーカーは異なるといえども同じ小千谷産の柿の種を活用しているとのこと。これを知って訪れると景色や味がまた変わってきそう。

・柿の種とピーナツの割合、これは「永遠のテーマ」なのかもしれません。が、面白いことに、帝国(帝国ホテルさんは愛称の音でテイコクと表現することが多いので漢字のみ敬称略で失礼します)でも、亀田さんでも最終的に(現時点では)7:3に落ち着いているとのこと。帝国ではこの比率にするのがむつかしく「ソースレードル」で調整しているとのこと。それってかえって難しくならないのかな?と気になりました。こういったことは今度訪れた時に聞いてみたいと思います。

バーで柿の種を活用し始めたのは原材料の高騰が要因。一方で亀田さんではその味の絶妙さ。最終的にそれぞれ生き延びて、今に至ること。「経済合理性」と「美味しさ」、そこに落ち着いていること。現在の代替食品や新食品も、同じような道を歩み、50年後に「こんなエピソードだったんだ」と言われるときがくるのかもしれません。すこしロマンがありますね

・よくある「元祖」論争にならず、それぞれの「伝統」や「想い」があること。干渉しすぎず、良いモノは残る。歴史がそれを証明しているように感じました。

この記事を読んで、みなさまはどのように感じましたか?

FYI
〇帝国ホテルさん・オールドインペリアルバー

〇亀田製菓さん柿の種ができるまで

〇 ファーストセレブレーションさんの「マミング」(ベジママお薦め)

https://www.firstcelebration.jp/c/g02

◆ clubhouseルーム「みんなで食事を楽しみたい#114」
このテーマに関してお話した内容をアーカイブに残してあります☺️是非お楽しみください👍
■タイトル■
👨‍🍳SmileMenuの会🍽#114🖊みんなで食事を楽しみたい🤝米粉パンと腸活のオンライン教室、柿ピーの元祖って?
■トピック■
・   広島県AICJ高校生のポスター・動画の共有
・   米粉パン教室(見学)& 腸とココロと身体のセミナー(菌たろう)
・ 「柿ピー」誕生にGHQの影?(日経)

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