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トム・デロングがUAPについて語る(3)

(2)のつづき。

誰もがこのことを信じるべきだとは言わないし、難しい領域であることは理解しているけれど、僕には世界中のすべての宗教が同じことを言っており、同じUFO体験をしているとずっと思ってきた。

「ベツレヘムの星」は明らかに僕には星のことには思えなかった。ファティマでも同じことが起こって、テキサスやスティーブンスビルの人々にもそれが起こった。誰もが同じことを見ているのだと思う。

そこで僕は宗教について本を読み始めた。死海文書やグノーシス主義の文書、聖書の外典などを読んだ。すると、UFO事件がすべての宗教で同じように見えるのと同じように、それらはすべて同じ基本的な事柄について話しているということに気づいた。それは父と子と聖霊の聖なる三位一体ということだ。聖霊は源泉と肉体を繋ぐもので、どの宗教にもこの教義がある。肉体は僕たちが神と呼んでいる全知の一種のエネルギー場に繋がれている。

僕が気づいたのは、すべての宗教のすべての古代文書が同じことについて語っていると言うことだ。古い文献が今の新しい本よりも重要だとは思わない。というのは、今は僕たちが物事を測定するもっと優れた能力を持っているからだ。

もし僕たちがこれらの経験を測定できないなら、それらは超常現象だ、魔術だ、悪魔だ、宗教だと言うだろう。でも今では形而上学を物理学に組み込むことが可能になっている。それが連携して、意識についてのより統合された理解を得ることができる。

僕がどのような宗教に生まれ、どのような宗教について学んだかについては重要な事じゃない。バンドのツアーで中東諸国に行ったとき、そこの宗教について調べたら、彼らが「ジン」と呼ぶものについての議論は、聖書の悪魔やグノーシス主義文書のアルコンと同じものだということが分かった。

つまり違う宗教が同じパターンをさまざまな方法で説明しているだけだということだ。それらはすべて、ある種の源泉となるエネルギーである神と肉体とのつながりについて語っているんだ。それが僕がこのすべてのことについて行き着いた確信なんだ。

ジム・セミバン:この現象と私たちの関係にはついてどう思う? 私たちの運命は決定づけられていて、彼らはある種の交通誘導をしているのだろうか。どう思う?

彼らとの関係の中で、主導権を握っているのは人類じゃない。しかし彼らは僕らの自由意志で選択させようとしていると思う。それは実際にすべての宗教やUFO体験などに見られるもので、そこにはパターンがある。

アブダクションの被害者たちは、最初はこれはおかしい、騙されているようなものだと言い、その後で最終的に自由意志で選択をしているように思える。そのような話をすべて総合すると、この世界は、長い時間をかけて不思議なUAP現象と多くの宗教的超常現象によって今の地点に誘導されているように思える。

彼らが人類を誘導しているのだとしたら、なぜ世界の指導者たちは皆腐敗しているように見えるのか、なぜこれほど多くの民族や宗教の派閥の間に争いがあるのかについて、僕たちには決して分からない理由があるのかもしれない。

おそらく自由意志というものが、僕たちがまだ理解していない非常に重要な意味を持つ可能性があると思っている。ニュートンやアインシュタインの物理学ではまだ考慮されていない、意識というカテゴリーがあって、その中で自由意志というものが重要な基本的要素なのかもしれない。彼らが僕らの自由意思を侵害しないやり方を取っている理由がそこにあるんだと思う。

ジム・セミバン:彼らが人類を誘導するやり方についてはどう思う?

ピーター・リンダの『シニスター・フォース』という本があるんだけど、その3冊のシリーズでは、第二次世界大戦、ナチス、ロズウェルからケネディ暗殺に至るまで、何十年もの間、現実の出来事のパターンの中にシンクロニシティがあることが発見されたと書かれている。

そこには奇妙な法則のようなものがあって、彼らは必ずしもこの物理的領域に住むことができるわけではないけれど、僕らを欺いたり惑わすことができる。あるいは耳元でささやくなどということで影響を及ぼしているのかもしれない。ジャッキー・ヴァレもそのような「欺く」ことについて書いている。

彼らは憑依やアブダクションのような形で僕たちの体を通して働きかけることもあるし、人々が頭の中で声を聞く方法や、さまざまな種類の意識に脳を同調させるようなやり方もある。それらについては聖書にもコーランにもエジプトの死者の書にもグノーシスの文献にも書かれている。ヒトラーは真夜中に自分の部屋でこのように行動せよと命じる声を聞いたと言っている。

でも僕たちの体がそれらに対して準備ができていない限り、自然に起こることはない。おそらく恐怖、戦争、飢餓、怒りといったネガティブなものがそうした体験を引き起こすきっけけになりうる。

彼らがやって来る理由は、水や鉱物などをただ取ろうとしていのか、私たちのリソースをそれほど必要としているのかどうかはわからない。もし彼らが時間を移動する能力を持っているなら、そのような必要があるとは思えない。

もし彼らが意識そのもののような高度なものを必要とするなら、どうやってそれを掴んだり、どうやってそれを操作するのだろう。僕はサタンとルシファーの嫉妬にまつわる古い神話に衝撃を受けたことがある。悪魔や堕天使たちは人類に対する神の愛に嫉妬していたというんだ。

彼らは僕たちの不滅の魂に嫉妬している。僕たちの肉体はただの殻であり、容れ物にすぎないんだけど、おそらく彼らはそれを持っていない。おそらく彼らはAIシステムのようなもので、僕たちのような有機的な身体に接続する方法を見つけようとしているのかもしれない。

この地球は戦争と痛みと苦しみに満ちていて、僕たちは戦争に行ってたくさんの人を殺し、大量の麻薬をやって路上で死んでいく。殺人事件を起こしたり、放火したりすると、僕たちは人間性の感覚を失い始める。そうすれば、僕たちの肉体は少し空虚になって、別のエネルギーシステムのためのスペースができる。

おそらくこれが政府がこの件について公に話すことに非常に消極的である理由の一つだと思う。僕が聞いたところ、そして僕が知っている限りでは、これは非常に複雑な現象で、政府もそのすべてを理解することはできていない。

つづく

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