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野球の話 中日とソフトバンクの資金力の差、何が問題?

2つの記事から考えてみる

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この問題で「中日は選手に金が出せないのか酷い球団だ」「コロナで経営が苦しいのに選手は欲張るな」「ソフトバンクは金満集団」という批判コメントをよく見る

お門違いも甚だしい

どっちのチームが良い悪いの話ではなく、プロ野球12球団という枠の中であまりにも資金力の差があり過ぎチームが共存する事に問題がある

具体的に説明します





同じ成績でも年俸が違うという問題が発生

不公平しかないですね

私が中日の選手だったらほかのチームに行きますよ。中日で年俸が8000万円、他のチームで1億2000万円だったら



緊張感のある試合が生まれない事による客離れ

先ほど書いた状況だと選手流出が発生する為、必然的に資金力のあるチームが勝つ試合はどんどん増えていきますよね

1リーグ6チームでその状況はマンネリ化しか生まれない

負けると分かっているチームを応援する人がいるでしょうか

すぐに負のスパイラルが始まると思いますね

資金難→選手流出→負ける→観客離れ→資金難








戦力均衡、平等、公平の為に作られたシステム「ドラフト」が生む不公平

資金力に差のあるチームの存在は平等、公平の為のシステムであるドラフトが不公平になる


サッカーのようにドラフトの無いスポーツで考えてみる

能力がある選手は強豪チームに入って高給を目指すのも、下位チームに入ってレギュラー確保するのも本人の自由だ

能力のない選手は才能ある選手より自由度は下がるが、下位チームに入って実力を付ければいい。実力主義の世界で納得いく選択肢は残っている。

そこに「チーム資金力とチーム間の戦力格差」は発生するが、ドラフトで発生する不公平感は無い。



ドラフトのある野球ではどうだろうか

1 1年目から1軍で活躍したかったのにその可能性が無いほど強過ぎる上位チームに選ばれる不運

2 どのチームに入ってもある程度成績が残せるのに、下位チームに選ばれてしまったが故に生涯設計として本来得られるはずだった年俸がずっと少ない不運

思いつくだけで少なくとも2つのケースでの不幸が発生していると思う

自分の将来が選べるサッカーと違って、野球のドラフトは完全に運ですからね。運でプロ野球選手として大成するかしないか決まったり、本来得られるはずだった年俸よりずっと低年俸とか発生してしまう。




まとめ 結局どうしたらいい?

中日がコロナで資金難だから選手に払う金をギリギリまで絞るという行為は一見当たり前に見える

しかし中日の今年の成績はリーグ3位だ

前年より好成績で年俸が下がるなどありえない。中日の選手の不満は容易に想像できる。

コロナが直接の問題ではなく、球団体力がなさ過ぎる問題は常に抱えていた

資金力のないチームが金持ちチームに努力で勝つのが理想だと思うがなかなか難しい

なにより今後リーグ優勝しようが年俸があまり上がらないという選手の不幸は常に付きまとう。

下がり目産業である地方新聞社スポンサーチームがIT企業スポンサーチームと同じ土俵で勝負できるはずもない。

身売りを真剣に検討する段階だろう。

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