見出し画像

人を誉めるのはやっぱり大切と思った話

すごい当たり前なのですが、人を誉めると結局、(相手も喜ぶし)自分にとってもプラスになるなぁと思った出来事があったので書こうと思います。

久しぶりのライターさんに連絡を取ることに

私は基本、過去記事にも書いたようにSEO記事の編集をしているのですが、別案件でライターさんが必要になり、過去にお世話になったライターNさんに連絡してみることにしました。

とはいえ、実はNさんとすごい親しかったかと言われるとそうでもありません。
(2年ほど前)当時働いていた会社で私のメインは校正担当で、実際の依頼のやり取りなどは発注ディレクターがやっていたため、Nさんとは原稿の修正依頼を数回した程度(お互いに何となく名前は知っているくらい)でした。

でも私はNさんの原稿が読みやすくて良いな~と思っていたので、ダメ元でお願いしてみようと思ったのです。

しかもNさんの名前は覚えているものの、会社が変わってしまって連絡先を知らないので、自力で探すしかない状況でした。
(相変わらず、ライターさんを探すのは難しいですね)

するとおそらくNさんらしいFacebookがヒットしたので、とりあえずいきなりメッセージを送ってみました。

ダメ元で送ったメッセージに返信が…!

Facebookはほとんど更新してない感じだったので、あまり期待してなかったのですが、なんと返信があったのです。

そこで私は、せっかく連絡がついたのでどうにかこの仕事を引き受けてもらえないかと思い、「Nさんの原稿のこういうところが良かったので、ぜひお願いしたい」と誉めたうえでお願いしてみました。

ちゃんと誉めた方がいいなと思ったのは、ほとんど面識がない&ずいぶん久しぶり(おそらく2年ぶりくらい)の人からいきなりが連絡が来ても、自分だったら、まああんまり乗り気にはならないな…と思ったからです。

どうにか仕事を受けてもらえることに

するとNさんからは、いろいろな仕事で埋まっているものの「2か月後くらいから余裕を持ったスケジュールでいただければ可能です」という回答をもらえました。

それと共に、「お声がけくださってとても嬉しかったです」という言葉もいただけました。

この時に、私は「誉めて良かった~」と感じたのです。

2カ月先まで予定が埋まってるくらい忙しいなら、私の依頼を断る確率のが高かったと思うのですが、依頼時に褒めて「ぜひNさんに…!」とお願いしたことで「そんなに私のことを誉めてくれるなら、厳しいけどまあ受けてもいいかな…」と思ったのだと思います(おそらく)

前の会社の社長の言葉を思い出した

ということがあった後、そういえば前の前に勤めていた会社の社長の言葉を思い出しました。

その社長は一代で会社を築いて表参道に大きな自社ビルを建てるくらいなので、ビジネスのノウハウがあれこれあります(ザ・昭和の社長という感じですが…)

社長は新規ビジネスで色んな人と会うときに、(大して好きじゃなくても)「自分はあなたのことが好きだ」「尊敬してる」など、好意を伝えたり誉めたりするそうです。

「誉めても減るもんじゃないし、褒めたほうが相手も自分を好きになってくれてその後のビジネスもやりやすい」というのが理由でした。
なので社員の私達にも、人のことは誉めたほうがいいと教えてくれました。

この話を何となく覚えていたので、上記のライターさんの件があった時に「このことか!」とすごく納得したのです。

と思っていたらこれは「好意の返報性」という心理学用語がきちんとあるそうです。

「好意の返報性」は誰かに何かをしてもらった時に、「何かをしてお返ししよう」と自然に思う心理作用のことのようです。

簡単なところだと、挨拶をされたら挨拶をしかえそうと思うのも、この好意の返報性の一種。

というわけで科学的にも根拠があるようなので、これからは意識的に誰かを誉めていこうと思います。

自分の飼い猫に対しては「ご飯食べて偉いね~」とか「可愛くて天才~♡」なんてありとあらゆることを誉めているのですが、いざ人間となると(つい?)誉めることを忘れてしまうので、自分へのメッセージとしてここに記しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?