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雨を吹き飛ばすように

先週もここに来ていた。だから、2週連続で雨は辛い。
いくら屋根の下を(優しい上司が!)確保して下さったとはいえ、体を冷やす水滴の影響力は凄まじい。

もうひとつ厄介だったのは、後ろの席の男の子たちがやかましかったことだ。僕は大学生だと思ったが、入社3年目のGくんは「あれは高校生では?」と言っていた。若者の見分け方は、若者の勘を信じることにする。

その騒がしさがいかにも「頭の悪い」感じだったも、僕の気を悪くした。発する言葉が「ちょっと競馬をかじった人がイキるときの罵声」だった。単純に幼い。「マニアはライトなファンを潰してはいけない」とは言うけれど…

メインレース中も騒がしかった。馬券が外れた! おかしいだろ! とか言っている。でも、数分後。僕は背後が静かになっていることに気がついた。座席付近は新聞や馬券、食べ終えたカップラーメンや飲みかけのペットボトルが散乱していた。

キタサンブラックの天皇賞(秋)。
壮絶なレースの前では、罵声なんて歯が立たないのだ。
不思議なことに、彼らを祝福する表彰式の時、雨は止んでいた

どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)