【城崎温泉】ぶらり一人旅リサーチ帳
●7つある外湯めぐりを主とした温泉
●外湯の筆頭とされるのは「一の湯」
立地
兵庫県の北側、豊岡市城崎町にある温泉地。
日本海近くの温泉であり、夏は海水浴、冬はカニ料理が人気。
近隣の主要駅からのアクセス
歴史
●1963年に温泉街と大師山山頂を結ぶ城崎ロープウェイが開通
●高度経済成長期に合わせて温泉ブームが到来し巨大な観光地に
●2008年7月木屋町通りと四所神社を結ぶ小路に木屋町小路がオープン
温泉街の景観
城崎温泉駅前から7つの外湯につながる大谿川(おおたにがわ)沿いに温泉街を形成し、川べりには柳が植えられている。大谿川に架かる橋梁群は平成18年度の県の景観形成重要建造物に指定された。
足湯や飲泉場が温泉街各所にある。
木造3階建ての旅館が連なり、豊岡市が景観条例を適用して保護している。2019年、市の公募事業として開業した商業施設「さんぽう西村屋本店」も、街並みとの調和を重視して木の外壁を採用した。
1925年(大正14年)の北但馬地震で町は全焼しだが、翌月には早くも82人の客が城崎を訪れていて、湯が沸いている限り客足は絶えなかった。
現在の和風木造3階建ての町並みの多くは震災の復興の時の建物か、その時の建物に由来する。
観光客の傾向
旅館・ホテル数は2019年時点で74軒。客室数20未満の小規模施設が多く、家族経営であるため、個人客を重視してきた。
2018年の観光客数は約63万人で、このうち外国人が約5万人。個人旅行者が多い欧米やオーストラリアから訪れる旅行者の比率が約3割と、他の温泉地(1割程度)より高い。
2泊以上の長期滞在者を増やすため、上記の商業施設や城崎国際アートセンターを含めた温泉街全体の整備や、「本と温泉」プロジェクトのような文化活動が行われている。
なお、近くには城崎ロープウェイが運行されており、城崎温泉郷の守護寺とされている温泉寺や、展望台がある大師山の山頂付近へと容易に行くことができるようになっている。
温泉街の文化
♨️外湯分文化
震災まで旅館には内湯がなく、客は温泉街の各所にある外湯に通っていた。
1927年(昭和2年)に三木屋旅館(『城の崎にて』ゆかりの宿)が震災復興の際に敷地内で掘り当てた泉源を利用して、城崎初の内湯を新築の旅館内に設置したところ、温泉地の伝統を壊すものとして、裁判沙汰になり、20年以上の紛争に発展する。
1950年(昭和25年)になってようやく和解し、内湯の設置を認める代わりに、その規模を制限し、大浴場を希望する客は、従来通り外湯に通うこととした。
また、私有地の源泉を含めて全ての源泉を旧・城崎町「湯島財産区」が一括管理し、新たに掘削に成功した源泉の内湯への配湯を開始した。
また、1972年には新たに掘削した泉源を含めて上水道のような「温泉集中配湯管理施設」を構築し、各外湯や各旅館にバイプを通じて供給することとした。
これらの改革により各旅館に内湯の設置が相次ぎ、現在はほぼ全ての宿に内湯が存在するが、前述の規制により内湯の規模は大きな旅館でも小さい。
旅館宿泊者は全外湯の入浴料を免除する制度を採用したことにより、浴衣姿で全外湯を巡る「外湯めぐり」が名物となった。
♨️浴衣に下駄履きが正装
2007年時点、城崎温泉のほとんどの旅館は、寝間着としても用いる旅館内用の浴衣とは別に、温泉街を出歩くための浴衣も用意している。温泉街には「ゆかたご意見番」という掲示をした店が、2007年時点、約30軒存在し、浴衣が着崩れたりした時に対応してもらえる。
♨️一番札の配布と廃止
2002年から旧城崎町温泉課と城崎町湯島財産区が、毎日、外湯に一番初めに訪れた男女に「一番札」を配布してきたが、一番札の人気が過熱。順番争いでの客同士の争いやメルカリへの高額での出品なども確認されたため、城崎町湯島財産区などでは2021年3月末での廃止を決定した。
温泉について
7つの外湯
気になるお店
♨️カフェ こやま
●どんぐり麺の冷麺
●「ブログを見た」と伝えると10%OFFサービス
♨️M’s style なごみ
●本わらび餅抹茶セット(1,000円)
黒く不透明なのは、わらびの根からごく少量しか採れない希少な”本わらび粉”100%のわらびもち使用しているから。口の中に入れるとあっという間に優しくとろけてしまう感動の食感。甘みをおさえたきな粉とさらさらの黒蜜をかけて。
●なごみパフェ(600円)
バニラアイスに自慢のとろける本わらびもちを添えたパフェ。濃厚な黒みつソースと香ばしいきなことさっぱりアイスの組み合わせでオーナーも大好きな一品。プラス200円でバニラアイスを厳選した天然素材を使用した城崎ジェラートに変更可能。
♨️グビガブ
●麦芽100%の本格地ビール
●ビアカクテル(各種710円)
自社工場でつくる城崎地ビールをベースに、レッドアイなどスタンダードなものからピンククレープフルーツや梅酒と合わせちょっとマニアックなものまで、様々なフレーバーが楽しめるビアカクテルも。
♨️城崎珈琲倶楽部
●ボリューム満点「但馬牛バーガー」が一番人気
●珈琲アフォガード
口溶けの良いジェラートバニラとプルプルコーヒーゼリー、生クリームの入った器に、熱々の濃い目のコーヒーを注いで食べるイタリア発祥のスイーツ。注いだコーヒーでアイスがゆっくり溶けていくので、時間と共に味の変化が楽しめる大人のスイーツ。抹茶ジェラートとバニラ、白玉に熱々の抹茶を注ぐ和を感じる抹茶アフォガートも。
♨️但馬生蕎麦 ますや
●地元但馬の厳選した兵庫県産のそば粉と本格手打ち麺
●江戸時代のような内装
●根強い人気を誇る抹茶のかき氷(700円)
●米粉最中のばにらあいす(300円)
きめ細かい米粉を使用することで、もちもち感と噛み切らず溶けていく食感がクセになる大人気メニュー。
♨️スナック「ちょっと恋」
●ママとのおしゃべりが楽しいカフェのようなスナック
●一杯だけでも気軽に立ち寄れる、スナックデビューにぴったりのお店
観光・アクティビティ
♨️末代山温泉寺
♨️大師山ハイキング
♨️かわらけ投げ
♨️みはらしテラスカフェ
●自家焙煎のスペシャリティー珈琲が自慢
●八鹿豚と但馬牛のホットドッグ
●わらび餅パフェ
♨️城崎ロープウェイ
●所要時間:約7分
●往復料金
山頂駅まで
大人(中学生以上)¥910/小人(6才以上)¥460
温泉寺駅まで
大人(中学生以上)¥570/小人(6才以上)¥280
追記:わらしべ庵のひとに教えてもらったリンク
周辺観光
♨️日和山海岸
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