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美しい自然環境と歴史的建造物を有する「長池公園」

(2021年12月15日公開ブログ記事から転記)
こんにちは!わらランです。
まだまだご紹介したい素敵なランニングコースがたくさんあるのに…またもやだいぶ間が空いてしまいました(∼∼;)
さて気を取り直して、今回は綺麗に整備された自然環境と古くから語り継がれる伝説を持つ池、そして美しい歴史的建造物を有する長池公園をご紹介いたします。


場所

住所は八王子市となりますが町田市と多摩市に隣接し、私の住む相模原市からもほど近い場所にあります。

大好きなランニングコース尾根緑道・小山内裏公園からもほど近い場所なので週末など時間をたくさん取れる時はセットで走りに行く事が多いコースです。
遠方から訪れる場合、駐車場もありますが電車ならば京王線堀内駅からせせらぎ緑道を通って行くコースが楽しいと思います。
京王線多摩境駅から小山内裏公園を経由して行くコースもとてもオススメです♪
また、この公園には「よこやまの道」という多摩丘陵の尾根道不整地コースの西端入口への連絡路もあるので「よこやまの道」を走る際にもこの公園を経由する事があります。

浄瑠璃姫の長池伝説と雑木林トレイルコース

公園南端の入口「尾根幹線口」から入り綺麗に整備された中央園路を走り進んで行くと途中にこの公園の名前にもなっている「長池」へと下っていく階段があります。
まっすぐ伸びる木と土の階段を勢いよく駆け降りていくと長池に突き当たります。

長池公園 尾根幹線入口
中央園路の途中にある長池への下り階段

池の傍には「長池伝説」の説明板に並んで浄瑠璃姫の石碑が建てられています。

厳かな雰囲気の長池
長池伝説の説明板
浄瑠璃姫の碑

悲しい伝説の説明を知ってからは池の前を素通りする事が出来ずつい立ち止まって毎回拝んでしまいます。
池の前で一旦息を整えたら作業小屋(水車小屋)方面へと不整地コースを走って行きます。
見所がたくさんある素晴らしい公園ですが、私はこの雑木林トレイルコースがとても好きな場所です。
短い距離のトレイルコースですが雑木林の中は自然に包まれる感じでとても気持ち良く走る事が出来ます。

雑木林に覆われた道
石で作られた道標

作業小屋に着くと田植と収穫そして炭焼きなど四季折々の里山の活動を体験出来る体験ゾーンのエリアへと入って行きます。
体験ゾーンには小さいながらもいろいろな種類の米を植えた田んぼがあり、近隣住民コミュニティの場となっている様です。

様々なイベントを通して住人コミュニティーの場となっているようです。
もち米や古代米などが作られている田んぼ

田んぼを横目に築池に沿って走り進んで行くと程なく視界が開けて長池見附橋の見える場所に到着します。

長池見附橋

大正2年に東京の四ツ谷駅直上に架けられた四ツ谷見附橋が道路拡幅に伴う架け替えの際、文化財的価値の高い旧橋梁を保存するため1991年この場所に移築復元されたものだそうです。

四ツ谷に架かっていた当時の写真と設計図が展示されてます
姿池の傍らに橋梁部品の一部と説明板が設置されています。

建設当時、隣接する迎賓館のネオバロック様式装飾に対応したデザインがとても美しく文明開化当時の面影を偲ぶ事のできる非常に美しいアーチ橋です。

ネオバロック様式の美しい建造部。
橋上に設置されている街灯も威厳があり美しい!

現在の橋の名前は「長池見附橋」ですが橋の欄干には「四ツ谷見附橋」のバッチが残されたままとなっています。

四ツ谷見附橋の欄干バッチ

橋の下に作られた姿池が橋梁の造形美を更に際立たせています。

築池側から望む長池見附橋と姿池。

せせらぎ緑道

姿池の周りを周回しながら長池見附橋を堪能した後は北エントランスゾーンから「せせらぎ緑道」に入り京王線堀内駅方面へと足を進めて行きます。
せせらぎ緑道は姿池から続く人工的に作られた水路の流れに沿って作られた緑道です。

姿池から流れる小川に沿ってせせらぎ緑道へ入っていきます。

コース途中に「第15回緑の都市賞 建設大臣賞」というプレートが埋め込まれた石碑があるのですが、居住エリアと溶け込むように設計されたこの緑道は建築大臣賞の名に相応しい素晴らしい緑道公園だと思います。

コースの至る所に四ツ谷見附橋のパーツの一部がオブジェの様に設置されていたりするのも心憎い演出です。

見附橋のパーツの一部がオブジェとしてあちこちに設置されている

何と言っても小川の流れに沿って植樹された花木の素晴らしい事♪

四季折々の花木が植樹されていて目を楽しませてくれます。

四季折々の美しい自然を楽しみながらむ走れる緑道ですが、特に梅雨時期のアジサイと紅葉時期のモミジが川面に映る風景には目を奪われる美しさです。
この緑道の終点、京王堀之内駅近くまで行ったら来た道を折り返して再び長池公園へと戻って行きます。

長池公園自然館

さて、長池公園コースもいよいよ終盤。
長池見附橋の広場まで戻ったらトイレ休憩を兼ねて長池公園自然館によってみるのも良いでしょう。
築池を来た時と逆周りの方向に進んでいくと右上方向に「長池公園自然館」という施設が見えてきます。

長池公園自然館のエントランス

施設内の綺麗なトイレをお借りしたついでに施設の中を拝見させていただくと、多摩丘陵の開発に関する資料や動物の標本など興味深い展示物を楽しむことが出来ます。

館内には様々な展示物が常設されています。
笠をかぶったタヌキの剥製がカワイイ。

以前はジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」のセル画等が展示されており、作品の舞台がこの辺り(多摩センター)だったのだと言うことをその資料で知りました。

トイレの横に居る大きなトトロ!

(展示物は定期的に張り替えている様です。) 自然館の資料に満足して外に出たら木々に包まれた綺麗な舗装路「ながいけの道」を気持ち良く走って最初に入ってきた尾根幹線口へと戻って行きます。

まとめ

公園内でのコースや経路は毎回違いますが、どの道を通っても綺麗に整備されている気持ちの良い公園です。長池公園とせせらぎ緑道だけだと10kmにも満たない距離なので物足りないと思われる方は尾根緑道まで足を伸ばしてみる事をお勧めします。
本当に素敵な公園なので機会があれば是非走りに行かれてみてはいかがでしょうか。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。
この記事を楽しんでいただけたのなら嬉しいです。

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