阿佐ヶ谷姉妹さんのエッセイに癒される
この頃、エッセイをよく読みます。
他愛のない内容であればあるほど好みで、何気ない日常について書かれているものがお気に入りです。
最近とっても気に入ったのが、お笑い芸人の阿佐ヶ谷姉妹さんのエッセイ。
「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」
表紙からして癒される予感が満載です。
本屋さんで阿佐ヶ谷姉妹のお二人の笑顔がはじける写真を用いた、特別カバーがかかって展開されており、
「あ！読んでみたいと思っていたんだった！」
と、勢いよく手に取りました。
私の笑顔もマスクの中ではじけました。
エッセイは、他の小説と併読することが多く、
お家でじっくりと小説（大抵ミステリー）を読み、移動時間では少しずつ読めて、どこから読んでも楽しいエッセイを選んでみたりしています。
今年に入ってから「エッセイってこんなに面白いジャンルなんだ！」とすっかり夢中です。
阿佐ヶ谷姉妹さんのエッセイは、姉妹（実の姉妹という訳ではありません）のお二人のリレー形式で綴られており、
お二人の書き方や、言葉選び、個性の違いが際立つ形式で、とても面白いなと思いました。
また、それぞれのお話のタイトルに、お二人の似顔絵が添えられてあるのも素晴らしい！
私は元々お二人のお名前とお顔は一致しておりますが、
一致していない方にはわかりやすく、そして一致している方にはより親近感を与える素晴らしい工夫だと思います。
（そしてとにかくイラストも可愛い！）
思わずにっこりとしてしまう、ほのぼのとした日常のこと。
一緒に暮らしているから見つけられる、たくさんの小さなお互いの個性を時に不満げに、時に誇らしげに書かれているのにはなんともほっこり。
そしてお互いへの気遣いとか、思いやりにちょっと涙ぐんだり。
特に好きなお話が、
エリコさんの「エッセイとカレー」
ミホさんの「あ〜差したい」
この2編にぎゅぎゅぎゅっと！阿佐ヶ谷姉妹さんの魅力が詰まっているような気がしてなりません。
またより一層、阿佐ヶ谷姉妹さんのことが大好きになりました。
滅多にテレビを見ない私ですが、不意にテレビでお二人を見かけると思わず見届けてしまいます。
エッセイ内でも、ご近所さんや、仕事仲間の方に恵まれているのだというお話がたくさんありますが、
阿佐ヶ谷姉妹のお二人が素敵な方だから、良縁に恵まれるのだと思います。
その素敵さはこのエッセイのいろんなところに滲んでいます。
エッセイを書くことが大変であろうと理解してはいますが…
第2弾が出たらいいななんて思ってしまったりしています。
藁中 みずか
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