"自分"は、脳と心と体からできている
“自分”、とは、脳と心と体からできている、という話。
この三者が元気でいられることが、心身ともに健康、ということ。
それぞれの役割
この文章を読んだり言語で理解するのは脳の仕事。
一方で、心と体は自分の状態を言葉で表せません。
心は、調子が良いとワクワクした気持ちになりますが、調子が悪いと不安やモヤモヤした気持ちを生み出します。
体は、体調が良いと軽く感じたり動きたくなりますが、体調が悪いと重く感じたり思うように動いてくれなくなります。
仕事が忙しかったり無理をすると
体が「休みも取れてないし睡眠不足が続いてて、もう無理…」と感じていても、
脳が「今は忙しい時期だから抜けるわけにはいかないんだ…」と働き続け、
心も「どうにかやる気を振り絞って乗り切ろう」と無理をしてしまう。
さらに、疲れているのに我慢し続けると
体は「気力だけが頼りで出社するのが精一杯」と感じ
心は「もう心が折れそう…」と閉ざしてしまう。
脳は「みんな我慢してるし自分も頑張らなきゃ、、」と、
頭で思っても体と心がついていかず、身も心も疲れ果ててしまう。
三者がお互いを信頼できていないと、自分がうまく回らなくなる。
脳・心・体がお互いに信頼する、とは?
SNSを見ていて羨ましいと感じた時は?
心「他の人は楽しそうな休日を過ごしてて羨ましなあ…。」
脳「その気持ちわかるよ。でも、人と比べても仕方ないから、自分も好きなことしようよ。」
体「スマホ見るのは控えて、自分も友達と遊びにでかけよう!」
心が悲しまないように、自分の行動を変えてあげる。
〜すべき、と強迫観念がある時は?
脳「週末も勉強とかスキルアップとかやるべきなのかな…?」
心「義務感でやるより、自分の好きなこと楽しもうよ!やりたかったピアノでも始めてみない?」
体「どこか教えてもらえるところを調べてみるね。」
頭で「〜するべき」と思うことよりも、自分が心からやりたいことをする。
週末の過ごし方に葛藤がある時は?
体「今週は疲れたから寝て過ごしたい…。」
心「えー!?せっかく休みだし楽しもうよ!」
脳「まあまあ😅。そしたら、土曜日はゆっくり過ごして、日曜に好きなことを楽しむのはどう?」
体と心のそれぞれの言い分をきちんと聞いて、納得いく過ごし方を選ぶ。
自信とは、自分を信じていること。
現代では、「こうすべき」ということを優先して行動をする人が多い傾向にあります。スキルを高めるべき、資格を取るべき、など。
自分自身の気持ちよりも、周囲の目を優先してしまいがちです。
上の例のように、心や体からの言葉なき声をちゃんと拾ってあげること、そして大事に行動すること。
そうは言っても。
「疲れてるからといって休みすぎるとダメになるんじゃないか?」
「心のままに好きなことをしたら、わがままになってしまわないか?」
「自分だけが休んで良いのか?他の人に遅れをとるのでは?」
こんな不安も浮かぶかもしれません。
今まで通り、周りの求める自分であり続けるのも良いと思います。
一方で、何か変わりたいと思う気持ちがあるなら、自分の心と体の声に耳を傾けてみてください。
脳・心・体の想いが一致する状態、納得いく状態で過ごせることで、自分を大切にし、自分を信頼できる状態になります。
自分を信頼できるからこそ、困難や失敗があっても心強く前に進むことができるのです。
まずは、自分の好きなこと、大事にしたいことは何か、自分だけの価値観を知ることから始めませんか?
自分を大事にするステップ
「やってみたいけど、まだやれてないこと」を書き出す
ちょっと人に言いにくいことでも、自分がしたい気持ちがあれば書いてみる (こんなことするべきじゃない、と自分の気持ちを押し潰さないで!)
自分の本当の気持ちを知ることが大事 →「死ぬまでにやりたいこと」を100個書いてみる。
できそうなことから、一つずつ行動してみる
大きいものは、すぐできる簡単なことに細かく分けてみる
少しやってみて飽きても全然OK。そのことへの想いが満たされることが大事。
行動してみた気持ちを味わい直してみる
自分自身のために行動したり時間やお金を使う体験をして、どう感じましたか?
もっとやりたくなるか、もう満足して他のことをやりたくなるか?
みなさんの"チーム自分"が一丸となって、豊かな人生が送れますように。
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