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新しい仕事を探そうとしている方へ

コロナ禍で様々な影響により、仕事が減っている方、転職を検討している方、副業を見つけたい方などが居ると思います。しかし、先行きが見えない中、積極採用をしている会社は少なく、不安な生活を送られているかもしれません。

迷われている方の何かヒントになればと思い、既存の働き方(就職)の枠を一度外して自分らしい仕事の見つけ方について、書いてみます。


働き方にも多様性が出てきた時代

私は電気系の学科を卒業したため、電機メーカーへは憧れの就職先でした。しかし、今や多くの国内企業が苦境に立たされています。書店やCD・レコード店などもネットショップやサブスクに取って代わられてきています。

一方で、当時は携帯電話の個人持ちが普及してきたばかりで、スマートフォンなどありませんでしたが、今やスマホアプリ開発やAI・機械学習などの業界も生まれてきました。
また、ここ数年でいえば、ブロガー・Youtuberだったり、レンタルなんもしない人など、働き方にも多様性が出てきたと感じます。

平成初期までは、新卒から同じ会社に勤め上げることが良しとされてきましたが、転職市場が活発になったり、こうした就職にこだわらない働き方が現れてきたことで、一生のうちに複数の仕事をする人も増えてきました。

約40年の仕事人生を、一つの職種ではなくその時々で変わっても良い時代になってきたと感じています。


仕事の枠に当てはめる < 自分のやりたいことに合う枠を探す

だからと言ってYoutuberになりましょう!という意味ではありません。

今話題だから、儲かると聞くから、Youtuber、ブロガーになろう、というのは、仕事の枠に当てはめている、という点では今までの就活と同じです。

まず一旦枠から離れ、自分は何をするのが楽しいのか、振り返って考えてみてください。

飲食店をされていた方でも、「料理を作るのが好きな人」と「レストランの雰囲気を提供するのが好きな人」では楽しみ方が異なっています。この違いを認識しないまま、飲食業しかない!と思いこむのは可能性を狭めていることになります。

ただし、「お客さんが喜ぶ顔が見たい」は、もう一段階深掘りが必要です。それによって自分がどう感じるか、主語が「私」になるように置き換えてみてください。

飲食店での仕事で、どういう部分を楽しみに働いていたか、本音の本音を引き出してみてください。

私の自分らしい仕事を見つけたステップ

私の場合、長年プログラマーの仕事をしていましたが特別にスキルが高いわけでもないので、一旦はそこから離れようと候補から外しました。
そして、自分の今まで楽しかった瞬間を振り返ると、「自分が学んできたことを、わかりやすく定理にして伝えることが好き」という気持ちに気づきました。そして、趣味でジャズのバンドを組んでるので、それに関わることが良いな、という思いがありました。

ジャズの練習で苦労するのは、アドリブ演奏なのですが、何から練習したら良いかわからない、という声を昔から聞いていました。そこで、

ジャズ  x 「練習の方法をわかりやすく定理にする」x プログラミング
→ ジャズの練習をサポートするような譜面を作るWebサービス

を作ることにしました。

楽器をやっているからミュージシャンになる、プログラミングができるからソフトウェア会社に就職する、ではない選択肢です。
好きなこととできることを掛け合わせた、自分らしい仕事だと思っています。


本当に自分がしたいことをやる人はパワーが違う

ゴールが明確になれば、あとは実践するだけでした。仕事でのプログラミングは辛いことも多かったですが、自分が作りたいサービスのプログラミングは楽しかったです。本当にしたいことであればパワーが出るな、と感じました。

仕事を探す、というと、つい業界や職種など、形に見える部分を意識しがちですが、最優先すべきは自分が何であれば楽しみながら価値を生み出せるか、を言葉にすることだと思います。

あなたが当たり前に選んだ今の仕事も、他の人にとっては当たり前ではありません。なぜその仕事を選んだのか、その理由を言語化することで、自分らしさが見えてきます。それこそが、個性であり武器になります。

目に見えないものほど、大切なことはよくあります。

ぜひ、これを読んでいただいた方が、ご自身の楽しみ、好きなことを見つけて、新しい時代の働き方に辿り着けるよう、祈っています。



下記の本でも、自分らしい仕事の見つけ方について、ステップが細かく書かれています。(2020年5月に発刊されたばかりの本です。)

自己の掘り下げが難しい方は、「聞き屋」カウンセリングでもこれからの仕事についてご相談を承っています。自分らしさを見つけるため、思考の整理をしたい方はぜひお申込みください。


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