「劣等感が強い」人へのコーチング
こんにちは、聞き屋です。
よく聞く相談の中に、「自分は劣等感が強くて辛い」という話があります。この記事では、そんな方へコーチングでどうアプローチをするのか、書いてみます。
段落のタイトルをあなた自身への質問として、回答しながら記事を読んでいただけると、実際のセッションに近い体験をしていただけると思います。
※この記事では、コーチングのセッションでどんな会話が行われているのか、クライアントにとってどんな効果があるのか、など、コーチングを理解していただくための記事です。
プライバシー保護の観点から、実際のクライアント情報ではなくモデルケースとして記載していますのでご了承ください。
前提:あなたには無限の可能性がある
前提として、聞き屋はあなたが劣等感に感じる部分を持っていたとしても、あなたにはそのままで素晴らしい可能性があると信じてお話を伺います。"劣等感を解消したら素晴らしくなる"のではなく、今どんなあなたであろうと、何かを解決しようとあがいているあなたにはすでに無限の可能性がある、ということです。
ですので、あなたの気持ちがどんな内容であれ、心配せずに本当の気持ちを感じるままにお話してください。どんな子供っぽくても、どんな格好悪くても、どんなに弱っちくても構いません。ご自身の素直な気持ちを言葉にすることが大事です。
Q1. 劣等感を感じなくなったら、どうなりたいですか?
たびたび劣等感を感じて辛い、という場合、
「この劣等感のせいで〜ができない」
「〜してもどうせ無駄だと思ってしまう」
といった、自分の行動に制限をかけている場合があります。
例えば、
・もっとおしゃれだったら、行きたい場所がある
・もっと社交的なら、参加したいイベントがある
・もっとスキルがあれば、転職したい
・もっと容姿が良ければ、いろんな人と出会いたい
など、劣等感が制限している行動は人によって様々です。
ここで、劣等感を感じている気持ちをA、制限されている行動をBと呼びます。
Aが足りないせいでBができない、と言い換えられると思います。
劣等感、と一言で言われますが、必ずしも悪いだけの感情ではありません。時に、それが原動力となってすごいパワーを発揮される方もいます。この気持ちを無くす、というよりもどうやって味方にしていくか。
Q2. それを乗り越えるのを妨げているものは何ですか?
劣等感を感じているAを克服する方法は、何かしらあると思います。しかし、そう簡単に言われてもなかなか行動できませんよね…。その理由を気持ちのままに聞かせてください。
・おしゃれな格好をどうやって選んだら良いかわからない
・いろんな人と何の会話をしたらいいかわからない
・スキルアップしたいけど勉強する気が起こらない
・体を鍛えたいけど今のままだとジムに行くのが恥ずかしい
など、そう簡単に乗り越えられない言い分はたくさんありますよね。しかし、その本音に向き合えたあなたはすでに大きな一歩を踏み出せていますよ!
Q3. その目標を達成するのに、今のあなたにできる「他の」方法はありますか?
乗り越えるべき課題が決まれば、あとは頂上目指してコツコツと進むだけです!
「〜しなきゃいけないけど、何から始めたら良いかわからない」という場合、今のあなたにできることは何か、に焦点を当ててみるとどうでしょうか?
高過ぎるゴールを目指すとその目標の遠さに誰だって心は折れてしまいます。簡単な、当たり前のことかもしれないですが、今できるその一歩からわらしべ長者のように目標の達成まで近づいていきます。
・自分がおしゃれだと思う人に聞いてみる、写真をまとめてみる
・親しい人に自分が知りたいことを聞いてみる
・これなら勉強してみたいと思える別の勉強を始めてみる
・まず近所を走ることから始める。または、おじちゃんおばちゃんも通っているような公共のスポーツ施設に通ってみる。
など、今の自分にできる一番簡単なことからで良いんです。
「こんな簡単なことをやっても、いつまでも目標に近づけない」という気持ちがあるかもしれません。しかし、迷っている気持ちばかりが大きくなり一歩も動けない人と、簡単なことを一歩一歩進める人、どちらが目標に到達できるでしょうか?
ウサギとカメの話、急がば回れ、いろんな例え話があります。
何かを達成するのに銀の弾丸はありません。(万能な解決策、という意味で)
またその途中で「でも、〜だからできない」「とは言え、その一歩進むのも気が引ける」とか、いろんな思いが出てくるかもしれません。
冒頭にも書きましたが、聞き屋はあなたには無限の可能性があると強く信じています。どんな悩み事、泣き言でも、本音の本音を聞かせてください。その気持ちに向き合えた時、あなたの望む劣等感は、いつの間にか悩むようなものでは無くなっていくと思います。
この記事を読んで「私の悩みはこんな単純なものじゃない!」と思われたかもしれません。聞き屋のセッションでは、クライアントご自身の気持ちが最も重要になるため、受ける方によって違ったセッションになります。ぜひ、その難しいお悩みもご相談ください。思考を整理して一歩進めるあなたに変われると信じています。
コツコツできること、諦めないで続けられる心の環境を、聞き屋と一緒に整えていきませんか。
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