「自分にはセンスがない」と感じてるなら、センスの種はあるよってこと
ファッションだったり絵や文章だったり、「あの人はセンスがあっていいな」と思うことがありました。ただ、最近は考えが変わってきてます。
というのも、自分にはセンスがない、ということを感じるなら、センスの有無を判別する尺度をすでに持っているということ。それこそが、センスを身につける最初の一歩なのでは?と思うようになりました。
自分の自信がなかった「ファッションセンス」について向き合った話を書きます。
私のファッションセンス
私は服を選ぶのが苦手です。
東京生まれで関西の大学に進学したのですが、「東京の大学生はおしゃれをしなければならない」という(謎の)思い込みがあり、地方であれば服とか気にしなくて良いだろう、という(失礼な)思い込みも、進路を選んだ理由の一つでした。
それくらい、服を選ぶのが苦手です。(伝わるかな)
けれども、30歳の時に書いた「死ぬまでにやりたい人生の100のリスト」の中に、
42. 好きな格好を自由にできるようになる
という項目を書いていました。
センスはないけど、好きな格好ができたらなあ、とは思っていたようです。
せっかく内面に向き合うコーチングを仕事にしているので、自分に質問をしてみます。
Q. そもそもセンスが身についたら何をしたいのか?
リストに書いた時には深く考えてませんでしたが、好きな格好ができるようになったらその先に何をしたいんだろうか?
・積極的に外出したり、人に会えるようになる
・服屋を見に行くのが楽しくなる
・自分に合ったファッションスタイルを見つけて見た目の自信が増す
そっか、服装のせいでいろんなブレーキがかかってたんだな、と自分の気持ちに気付く。
出かけるハードルが下がったり人に会ったりできれば、新しい体験をしたり友達が増えるかもしれない。仕事や趣味の活動範囲をもっと広くできるようになるかもしれない。
一方で、ネガティブな面だと
・服選びに失敗するとお金が無駄になる
・センスがないとかえって出会った人に悪い印象を与えてしまうかも
やっぱりセンスがない、という言葉が何よりも重くのしかかってるんだな、と改めて感じる。
服に興味がない、わけではありませんでした。自分に似合った服を着て、素敵に見られるのは気持ちが良いし嬉しいし、そういう自分になりたい。そういう意味ではセンスが身につくことは自分にとっても嬉しいということは納得できました。
ではセンスを身につけるには。そこで次の質問。
Q. センスが無いと感じるのはどういう時か?
緩めのオーバーサイズが多い(フィットするサイズの服も着たい)
地味な色しかない(色のアクセントを入れられるとオシャレっぽく感じる)
着回しのパターンが無い
カジュアルな服も、フォーマルな服も中途半端
服だけじゃなくて、髪型や鞄・靴とかもきちんと選ばないと完成しない
書いてみて、サイズ・色・着回しパターン・TPOに合った格好・服以外のアイテム、が気になってるのだなと。
自分はこういうことに良し悪しを感じる感覚(センス)があるんだなと再確認しました。一方で、自分の体型とか、肌の色(色白だからもっと日焼けしたい)とか、時計やアクセサリーとかには今は関心が無いです。
改めて自分のゴールを確認すると、
「サイズ感が合ってて、地味すぎずアクセントのある配色ができて、着回しパターンがいくつかあって、カジュアル・フォーマルそれぞれの鞄・靴の用意があるとしたら?」
うん、悪くない。これができれば「センスあるかも!」と思える。
自分にとってのセンスがある状態の定義ができました。
あとは一つずつ行動するだけ
自分にとってのセンスある状態が言葉になったので、あとは一つずつ調べたりお店に見にいったり、納得いく状態に近づくように行動するだけだな、と思います。
もし自分で動くのが面倒なら、個人向けコーディネーターの方にお願いするのでも良いけど、私は自分で選べるようになりたいから一つずつこれから調べて楽しんで行ける方が望ましい状態。
今センスがなくても良いです。こうやって自分の考えを言葉にしながら、試しながら楽しむことでセンス(感覚)が敏感になっていって、いつの間にか「センスがある人」になっていくのかな、と感じました。
センスは一晩では手に入らないけども、センスを身につけることはただの手段で、そのさきの自分の好きな格好をイメージしたり楽しく選ぶことを大事にしたいと思いました。
あなたはどんなセンスを身につけたいですか?
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