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集中力をつけるには?2つのルール

自分の集中力さえコントロールできたら人生うまくいくのに…、と昔思ったことがありました。しかし、聞き屋の活動を始める前と比べて、いつのまにか集中力がついたと感じるようになりました。

集中力をつけたいと頑張ったからではなく、自分の感情に向き合う機会が増えたことが要因のように思います。

自分に向かい合うことがなぜ集中力につながるのか、言語化したら2つのルールに落とし込めたので書いてみます。


集中できなかった時の自分の気持ちは?

かつて集中力は自分の中で制御できない魔物のような存在でした。

今までの人生で何度かお目見えしたことはあるものの、こちらが願う通りには現れてくれない、気まぐれなモンスター。確かに自分の中にある、けれど、言うことをきかせられてない。私の敵は私、といった状況でした。

そこから何が変わったのか?


1. 集中を妨げる物と気持ちを対処する

一般的な集中力を高める方法として、集中力を妨げる物(気が散る物)を排除しましょう、というのがあります。

スマホやテレビを触れない環境にする、自宅だとダラけてしまうのでカフェで勉強する、など。よく聞く手段です。もちろんこれも大事です。

しかし、これだけで簡単に集中できたら苦労しません。


もう一つの要素、集中を妨げる自分の気持ちはどうでしょうか?

「勉強ばかりで休みの日が潰れるのは嫌だ」
「やらなきゃとは思うけど、他に急ぎの用事やらなきゃならない」
「どうせ今だけ英語を頑張っても使う機会がないから無駄だ」
「できるようになりたいけど上達した実感がないな」

本音はいろいろあると思いますが、このように集中することに迷いがあるうちは集中力が発揮されにくい状況かと思います。

あなたが怠けてるわけでもダメな人間だからではなく、心がブレーキをかけてるのだから集中できなくて当然です。

集中力のできない自分は何も悪くない...! という気持ちは大事です。

ここから、そのブレーキを一つずつ紐解いていけば良いだけです。


こうした心の声はよく邪念と言われますが、それも大事な自分の気持ちなので、排除しようと思うより、受け入れて納得してもらおう、というスタンスの方が楽になれると思います。

例えば、「休日がもったいない」と思うのであれば、集中する時間と休む時間を決めてから取り組むようにし、どちらの気持ちも納得のいくように行動する。

「他の急ぎの用事をやらなきゃ」という気持ちが出てくる時は、急ぎの用事はもちろん大事ですが、同じくらい今の作業も本当は大事だと感じてるという事ですよね。時間を決めて両方に取り組む事で、自分は時間をコントロールできてる、という自信にもつながります。

これらの気持ちと受け入れて納得(昇華)することで、アクセル全開の集中モードに一歩近づけると思います。


2. ゴールを再設定する

こうしたブレーキになる心の声が出てくるということは、ゴールを再設定する必要があります。

なぜ集中するその時間がもったいないと感じてしまうのか?

そもそも、その集中で得られる知識や経験はあなたにとって本当に必要でしょうか?

「会社でやれと言われたから…」
「資格くらいあった方が良いと思って…」

よくわかります。しかし、心が望んでないことにアクセルを踏む機能は人間には実装されていません。

人は好きなことを楽しむ時に、集中できたり喜びを感じたり、充実した気持ちになれるようにできている、と思います。

どうしても実行しなきゃならないなら、ご褒美を与えるか自分を騙すかしないと、これらを取り組むパワーは生み出せません。


それではどうしたら良いか?

自分自身の目的に置き換えられないか、探してみます。

「英語の力がつけば、趣味でも海外のサイトを読めるようになるかもしれない」
「こっちの資格なら勉強していて楽しいから、目標を変えよう」

自分が本心から求めるゴールに再設定することも大事です。

こうして目標の再設定を経て、1. で出てきた集中を妨げる気持ちが一つずつ昇華されていきます。

ブレーキのかからない状態さえ作れば、やればやるだけ集中できます。

とはいえ、体は疲労を蓄積するので、時々は休みも必要ですね。


集中力が出ない、は自分を振り返るヒント

集中できないんだよなー、と気づいた時は、逆にヒントともいえます。

「自分の心はこれをやることを望んでないのか...?どういうこと?」とか。

自分らしさ、とか、クリエイティビティとは、奇抜なことをする意味ではなく、人それぞれの感性の表明にすぎないと思います。

自分の本心と行動が一致した時に、素晴らしい集中力とクリエイティビティが発揮され、それが自分らしさに繋がる、と私は考えています。

興味のないことをやろうとして「集中できない〜」って嘆いてる場合じゃありませんね。


以上、上に挙げた2つのルールをもとに、集中力をコントロールできる自分に近づいていってください。


「そうは言っても集中できない」「自分でゴールの再設定ができない」という方へ、聞き屋のセッションでは思考の整理や目標達成をサポートさせていただきます。

今の自分から何か変わりたい!という気持ちをぜひご相談ください。



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