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過去のバラエティ番組のすゝめ③

今回紹介する過去のバラエティ番組はコント番組です。

ザ・ドリフターズがバラエティ番組の夜明けを告げ、『俺たちひょうきん族』『ダウンタウンのごっつええ感じ』などが象徴のバラエティ番組黄金期。そして2000年代以降、フジテレビを中心に巻き起こしたコント番組の全盛期

『めちゃイケ』『はねとび』なんかも元はコント番組からスタートしたものです。テレビでコントを披露する事が芸人にとっての頂点だった時代が長きにわたって続いてました。2010年代以降はテレビ業界の予算&コンプラ事情により減少。コスパの良いトーク番組とクイズ番組が主流となった現代のバラエティ環境。

コスパが悪いコント番組は放送が難しいジャンルへとなってしまいました。そんな中で番組内でちょい足しで盛り込まれていく即興コント、ミニコント。制作陣と芸人達がコスパ良くコントを差し込む努力をする時代です。

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BSフジ『中川家&コント』


筆者も少年時代にギリギリですが、2000年代に主流だった大掛かりなスタジオセットで収録する”コント番組全盛期”を目の当たりにしてきました。数あるコント番組の中からそれなりに見た事のあるものしか紹介しません。全部で2つだけですのでご了承を。今回書いている過去のバラエティ番組のすゝめシリーズは基本的に筆者がそれなりに見た番組の中から選定しています。そうしないと書きようがないので。

本当は『ごっつええ感じ』『笑う犬』辺りはバラエティ番組史的な観点として”絶対に外せない”モノですが、正直あまり見てないので、今回は紹介しません。『ごっつええ感じ』に関してはゴレンジャイと兄貴だけはある程度見ました。Amazonプライムで全部配信してください。




ー お笑い黄金期を象徴する存在! コント番組 ー


リチャードホール

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たった2つしか紹介しないのに、その内の一つがコレというのは我ながら渋いチョイス。前身の『ロバートホール水』を含めてもたった2年弱という短さなのでお笑いガチ勢かこの頃に中高生だった人じゃないと知らない可能性が高いマイナーなコント番組。前身には筆者にとっての笑いの神様さまぁ~ずもレギュラーだったのに、リチャードホールでは唯一レギュラー降板なのは解せないのですが、それでも面白かった事には変わりないので紹介します。

学生時代に少しませていた同級生やひょうきんタイプな同級生が「リチャードホールは面白かった」「下衆ヤバ夫がマジでヤバい」という口コミをする奴がやけに多かったので「いざYouTubeで!!!」ではなく、きちんとレンタルビデオ屋でDVDを借りて見ました。

DVDを何本か見た後に抱いた感想として「確かにメンツは豪華で実力派が揃っていて、コントもメチャクチャ面白かった。ただ、メンツは豪華なんだけど、何となく引きがないというか。。。」って感じでした。



【見どころ・ウリ】実力派達による愚直に面白いコント

しかし、今改めて振り返るとそれがこの番組のウリであり、数あるフジテレビのコント番組の中で異彩を放っているとも言えます。

と言うのも、主にフジテレビが発信してきたコント番組というのは

①フレッシュで勢いのある若手芸人を起用

②コントで跳ねたキャラはコーナー化、グッズ化で2次的ビジネス

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(『笑う犬』のはっぱ隊)

この要素を両方もしくは片方でも取り入れる事で、”番組に勢いがある”様に思わせる事が出来ました。ついでにがっぽり稼げる。主にフジテレビ局と吉本興業の思惑ですが、こうする事で注目を集めて、人気番組に仕立て上げたのです。

しかし、リチャードホールはこの2大要素のどちらも組み込まれていないのです。当時のリチャードホールのメンバーはくりぃむしちゅー、アンタッチャブル、劇団ひとり、おぎやはぎ、中川家、森三中、ビビる大木、加藤ローサ、小川奈那。

・・・当時の環境で考えてみても中々に渋いメンツです。全員既に結構な売れっ子であり、「フレッシュ!!」と思えたのは芸歴的な観点で森三中とM1優勝直後だったアンタッチャブルぐらいでしょうか。

コントで跳ねたキャラだっているのに、そのコントシリーズの数を増やしただけで、コーナー化してロケに繰り出させたり、CD化デビューみたいな事はしませんでした。ブレイクキャラの代表格が”下衆ヤバ夫”だったから世間に広めるのは難しかった、という事情もあるにはありそうですが。

番組コンセプトとしてテレビを中心に活躍している”中堅”を集めたらしいので、当時の他のコント番組と一線を画す”大人の味がするコント番組”にして差別化を図ったのかもしれません。大人の味が”下衆ヤバ夫”ってのもシュールな結果ですが。

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(下衆ヤバ夫)

番組の首尾にスタジオトークを設けてはいましたが、それ以外のコントじゃない要素は極力排除し、より純度の高いコント番組を目指したのがリチャードホールです。大人になると、純度を気にしがち。

そしてこのメンツが実力派だったという確たる証拠として「くりぃむ、アンタッチャブル、おぎやはぎ、劇団ひとり、中川家、森三中、ビビる大木」・・・未だに全員、テレビバラエティで第一線級の活躍し続けています。パンダPだけ冬眠していた時期がありますが、どうやら最近目を覚ましたらしいです。そして加藤ローサは相変わらず美しい・・・

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(名物キャラのパンダP)

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(2020年の加藤ローサ)

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(嘘みたいに可愛い・・・)

これって、他のコント番組と比べたら分かりますが、かなりの生き残り様です。「今見ると豪華な面子だったな」というのは過去あるあるですが、意外と芸人大所帯番組って、振り返ってみるとそうでもない事が多いです。当時は勢いがあって輝かしく見えたが、いざ屋台骨である番組が終わるとTV界から呆気なく消えていったり、チラホラ見かけるけど、メッキが剥がれたかの様に大した実力じゃなかった、ていう芸人の数の方が多い気がします。

その事からもいかにリチャードホールが実力派達を集めたコント番組だったかがお分かり頂けたかと思います。ただ、愚直過ぎてムーブメントを起こせなかったのも事実。


【オススメコント】

・下衆ヤバ夫

→下ネタの「下」に公衆便所の「衆」と書いて”ゲスヤバオ”と読みます。番組最大のヒットキャラであり、後世に語り継がれるレベルの強烈なコントキャラ。小学生が考えたようなネーミングセンス。口癖は”キャン玉”。

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上記でリチャードホールは何度も”実力派芸人による大人な高品質なコント番組”と力説しましたが、結局こんなのが一番面白い。ザキヤマのえげつないポテンシャルによって伝説のキャラへと昇華しました。かの有名なバラエティ番組『ゴッドタン』も敬意を表して丸パクリしました。他局とかそういう事情はお構いなし。見たことない人はツベコベ言わずにまず見てみよう。

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(『ゴッドタン』にてゲスヤバ夫のリメイク)

・栗井ムネ男

→くりぃむしちゅーの付き人をしている芸人の栗井ムネ男。とんでもなくお調子者で腹立たしい態度が特徴的。最早いつものザキヤマ。それを少し誇張しただけのキャラですが、コレまたザキヤマの真骨頂が発揮されてます。ゲスヤバ夫ほどはぶっ飛んでないですが、栗井はギリギリ存在しそうなので絶妙にウザい。

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ほらっ、絶妙に腹立つ顔してるでしょ。


・四MEN楚歌

→上田、有田、小木、矢作演じるネガティブ思考なお笑いカルテットが舞台袖でひたすら無意味なやり取りを繰り広げるコント。唯一ツッコミの上田だけポジティブでお笑い界でのし上がる野望を示しますが、残りの3人がとにかくずっとネガティブ、と言うか上田と正反対の意見をひたすら述べる天邪鬼ぶりで上田をカリカリさせるのがお約束。

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しかし毎回結果として、ネガティブ思考3人組のプラン通りにやる事で成功を収めてしまうというオチ。

そして何故か途中から小木は上田とセックスがしたいホモキャラという設定まで加わってムチャクチャでした。。。このコントの小木はまぁ最高に気持ち悪かったので必見。

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・尾藤武

→ビートたけしに憧れる男で、追いつめられるとビートたけしが乗り移ったかの様に豹変する男、尾藤武。演じるのは憑依芸の第一人者、劇団ひとり。コレはもうシンプルに劇団ひとりの表現力の高さに感服します。

コメント 2020-08-08 225417

『元気が出るテレビ』がやっている時代には生まれてもいないので、厳密に似てるかどうかは知りませんが、そんな筆者ですら「凄い!似てる」と錯覚をしてしまう程の説得力があります。劇団ひとりの独壇場を見たい方は是非。ついでに上田の松尾伴内イジリも見物です。凄すぎて上田もカリカリする隙がありません。


・スターティングメンバー発表

→スポーツ団体競技の大会直前の控え室を舞台に、代表の監督を演じる有田がスターティング発表と際して一人にムチャぶりな役割を与えるコント。

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オススメ回はくりぃむ上田、中川家礼二、おぎやはぎ小木の回。上田と礼二はそれぞれ得意としているモノマネのレパートリーをムチャぶりされますが、何度も受けるムチャぶりに対しての多彩な引き出しは必見。対して小木は真逆でムチャぶりに対しての返しが酷過ぎて別のベクトルで面白いです。それと有田監督による別角度のムチャぶり展開や身も蓋もない発言で選手達を揺さぶりながら、ちゃんと収集する手腕が中々に名司令塔。

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(「桃井かおり」を演じるくりぃむ上田)


総じて、この番組はアンタッチャブル山崎が実質エースとして後に来たる”ザキヤマフィーバー”の前哨戦といった位置づけな気がします。

あとは、くりぃむしちゅー、劇団ひとり、中川家などのちゃんと”芸”を持つ芸人は生き残るという事がこの番組を見ると理解出来ます。芸人を目指す若手が見たら勉強になりそうな番組。




ワンナイ

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ノリと勢いは『めちゃイケ』にも負けてなかった。フジテレビがイケイケだった時代を象徴するような番組。それと同時に調子に乗り過ぎちゃって負の遺産も残してしまった事もこの番組を見れば分かります。当時でも結構な問題児番組だったのですが、”今”見る事で「何が問題だったか」が浮き彫りになりそうです。

オススメの番組を紹介する記事なのに、この番組に関してはある種批判的な内容が多めになっています。

ただ、何よりコントは純粋に面白いです。そうじゃなければ、そもそも候補にすらあげません。

今見ても面白い番組だけど、今見るからこそ気付ける問題があります。コンプライアンスや権利団体、○○二ストやらの一部のクレーマーのせいで、刺激的な番組が減ってウンザリしていたテレビっ子勢な筆者ですが、この番組を改めて振り返ることで作り手側にも落ち度というか「何がそんなに問題だったのか」を考えてみる事が出来そうです。



【見どころ・ウリ】セクシャル&顔芸

こんな前説があると見どころ・ウリすらも批判的な意味合いになってしまいますが、結局、男側な目線として、セクシャル&顔芸は手っ取り早く面白いんです。すぐに顔芸に走る宮迫、ゴリ、ワッキー、すぐに下ネタに走るぐっさん。女性タレントは当時「おっぱい事務所」として有名だったイエローキャブから小池栄子と根本はるみによるセクシー枠。セクシャル&顔芸を放つ気満々なメンバー構成。

コメント 2020-08-09 012713

(宮迫、小池、根本によるユニット『イエロートリオ』)

小池栄子はそれに留まらない八面六臂な活躍をした事は棚ぼたでした。今や指原やこじるりなどを筆頭にバラエティに強い女性タレントは芸能界に山ほどいますが、当時の環境では女性タレントの中で小池栄子だけバラエティ番組での対応力は頭3つほど抜き出てましたので、希少価値が高かったです。松岡茉優みたいな女優でさえバラエティ能力を発揮し出してしまう時代なので、中々に世知辛い女性タレント環境。

小池栄子の絶賛はここまでにして、コントにおいても宮迫演じる「轟さん」やゴリが演じる「ゴリエ」など、出オチみたいな顔芸と今だとイエローカードが出そうな性設定がワンナイの人気キャラでした。まぁ下衆ヤバ夫もここに該当するので、ワンナイだけが!という事でもなく、バラエティ番組全体の話ではあるのですが、ワンナイは特に濃かったのも事実。

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(轟さんとゴリエ)

もうお気づきでしょう。この番組はかなり男性テイストが強い番組であり、男性社会の縮図の様な構成と内容。”男による男のためのコント番組”なんです。

雨上がり決死隊、DonDokoDon、ガレッジセール、小池栄子、ペナルティ。レギュラーメンバーをパッと見てもそんな雰囲気が直感で伝わると思います。ちなみに準レギュラーや途中までレギュラーだったタレントにも根本はるみ、なかやまきんに君などがいました。見事に男性テイストが強いメンツでした。

もう少し詳しく説明すると、まず番組の雰囲気とノリについて。上記の番組タイトルのすぐ下にある画像を見てもお分かりのとおり、革ジャン、バイク、車、R&R(ロックンロール)・・・”THE・男”であります。男らしさが番組のテーマ。。OP曲は矢沢永吉擁するバンド・キャロルの『Good Old Rock`n Roll』。男・男・男!!!

(動画の3:40辺りがワンナイのOP)

そして次に、男性社会の縮図について上記の動画でワンナイのOPを見て頂けたらお分かりになると思います。OPでレギュラー陣が何かに逃走する際中に登場するコンビ毎の写真。それと、その写真登場直前にハッキリと顔が映るレギュラー陣(宮迫・山口・ゴリ)。完全にコンビ内格差をハッキリと分からせる演出です。コンビやトリオ間での格差は大なり小なり存在するものですが、それをここまで露骨に番組内で示すのも珍しいです。要するに”イケてる奴”は誇示されて、”パッとしない奴”は雑な扱いをされますよっていう男性社会あるある。弱肉強食の世界を可視化させる感じ。

筆者はその演出自体に対しては特に不快とは思わないのですが、このメンツだと特にヒシヒシと伝わるんですよね。宮迫、山口、ゴリ・・・もう学生の頃から自分に自信があってイケてる学校生活を送っていた感がプンプンしますよね。特に宮迫とゴリはその臭いをわざと出してる感すらあります。

それに加えて3人とも容姿が目鼻立ちクッキリとした顔立ちで身体つきもガッシリしたスポーツマン体型なので、さぞモテた事でしょう。”女にモテた”という経験は男性社会では何より強い証。

それをこの番組で存分に持ち込んで有頂天になっていたであろう当時。ヒットしたユニットの『くず』もコミックソングのつもりじゃなくて、ちゃんと歌手として売れようとしてたもんね。宮迫が気持ちよく歌いたかったから結成したみたいなユニットでした。宮迫はお笑い好きなら誰しもが知るぐらいのナルシストだし、ゴリも当時は先輩だけど、どん底だった有吉に対して調子に乗った態度を取っていたと暴露されたり。ぐっさんに関してはそういった部分はなかったと思います。

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(山口・宮迫による歌唱ユニット『くず』)

いずれも調子に乗り過ぎたゴリは後に全国区級のテレビバラエティ界から消え、地元の沖縄を中心に芸能活動をする事に。宮迫はワンナイ後も順調でしたが、やはり調子に乗り過ぎたが故に不祥事を幾度となく起こし、それに対して反省の仕方が常にどこかズレてますよね。「何が問題だったか」のかを理解していない様子の宮迫。『リチャードホール』の芸人達とは真逆な結果に行きついた『ワンナイ』の芸人達。


筆者はそういった男・男・男した世界観は好きですが、そこにある男性社会の頂点にいる野郎の”裸の王様”感が何とも哀れで。。。自分が良ければ皆も良いと思っており、周りの反応が見えていない感じ。今回の場合は宮迫とゴリがそれに当てはまる事になります。芸人という職業はそういった裸の王様を皮肉るのが醍醐味だっていうのに、それに自分がなってしまっては笑えないでしょう。富豪が「世の中、金じゃない」と力説しても聞く耳もたないアレです。


【オススメコント】

・ゴリケル・ジャクソン

→マイケルジャクソンのパロディコント。ドキュメンタリー風にして記者のグッチー・バシール(ぐっさん)がゴリケル・ジャクソン(ゴリ)に整形疑惑について質問を投げかけます。

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初めて見たときは腹がよじれるぐらい笑いました。これもまた顔芸というか出オチですが、その後もやり取りもメチャクチャ面白いです。


・チョコボーイ山口

→当時有名だったAV男優チョコボール向井のパロディコント。セクシャル要素の代表格。まず実在するAV男優をパロディ化する事が珍しいですが、本人がこんな露骨にエロかったのか疑わしいぐらいにチョコボーイ山口は卑猥。

コメント 2020-08-09 180629

日常に潜む万物を卑猥に捉えてはイキそうになるチョコボーイ山口。チョコボーイの相方的な立ち位置でいたおばあちゃんを演じた蛍ちゃんが絶妙にいい塩梅を醸し出してるので、そこにも注目です。下衆ヤバ夫とコラボしないかな。


・ごくSせん

→人気ドラマ『ごくせん』のパロディコント。SM嬢気が強いSせんを演じたのは小池栄子。まぁお似合い。リチャードホールでいうスターティング発表と同じ方式。コッチの方がムチャぶりする側(小池栄子)を重点に置いてます。

2:30辺りの「一発ギャグ二発やれ」ってムチャぶりの仕方は最高でした。その後のゴリとワッキーへのムチャぶりも最高です。

小池栄子の絶賛は上記でもしましたが、芸人大所帯番組で芸人でもない女性タレントがコントの主役になる事は珍しいです。小池栄子のポテンシャルを見こんだ番組サイドの信頼によって実現したと考えると、男社会の色が強いバラエティ番組界である種革命的なコントだったと言えるかもしれません。何かと批判される要素が多かったこの番組ですが、よく見ると褒めて遣わすべき要素もありました。まぁ「SMなんて教育に良くない!」「バイオレンスだ!○○ハラスメントだ!!」と言われたら、どうしようもないですが。


リチャードホールもワンナイもちゃんとDVD化されて当時のコントの大半は見れるので気になる方は是非。ワンナイはフジテレビのVODにもあります。

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