待てばいい

胸が張り裂けそうだ
ぎゅっと心臓に近いところが(心と言えばいいのか)
締め付けられて苦しいのに
破裂しそうなほどパンパンに膨らんでいる

胸焼けしそうだ
得体の知れない何かがお腹の中で渦を巻いている
中でぐちゃぐちゃになっている
それが上にあがってきて今にも口から出てきそうな
そんな風に誰かを想っている

涙が出そうになる
グッと堪えれば堪えるほどに目に溜まる涙が
今にも溢れそうで瞬きしたら落ちそうで
目元が熱くなる

あとどれくらいでそばにいけるんだろうか
あとどれくらいで君のことを
抱きしめられるのだろうか

もう少し待てば好きになれるのだろうか
込み上げてくる想いをただひたすらに否定して
知らんぷりをする

自分の心に蓋をして優しさで君を包み込めたら
そんな事を思ってる

苦しい恋でもいいのだろうか
友人たちの言葉は口を揃えて一択だった
そんな男はやめとけ、と

どんなにそう言われても
好きは好きのまま進んでしまっている

待っていてもいいのだろうか
必ず来てくれるとは限らないのに
私は待てるのかな

今はまだ自分に嘘はつかないように
ただ、笑顔で真っ直ぐに進んでいこう