おんなの子はこわい
今日も女の子は群れていて、群れの中にいながらでも、わたしはやっぱりひとりで、どうしてもみんなに馴染めなくて、
そこにはわたしが居てはいけない世界線があって、離れたいのに、まとわりつくの、キンキンした声が、わたし、興味が移る瞬間がわかるから、こわくて、こわくて、
電車の音がする、遠い、近い、黄色い線の内側、眺めていた、電車とぶつかってしまう気がして、こわくなった、目を瞑ったら電車はもう、止まっていて、なんだ、ぶつからなくてよかった、なんて、当たり前なのにね
ひとりで食べるごはんは美味しい、安心できるから、お友だちが多くていいね、なんて、嬉しくない褒め言葉、だってみんな本当は友だちぢゃない、薄っぺらい、浅い関係、すきな男の子ができても絶対に教えてあげないんだ、奪われるのはこわいからね
ほつれてちぎれた、もしかしてちぎったのかもしれない、わたしが、あの人たちとの、縁、を、だってこわかったから、ごめんね、謝ってほしいよ
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