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泣かない人生を歩みたい【4】
泣かない人生を歩みたいと思いながらBOOKOFFのトイレで泣いている
高松の夜は札幌と比べると全然寒くないけどまだ河原で時間を潰すには少し寒すぎる
家族全員での食事が嫌いだ
おいしいはずのご飯が味がしない胸に何かつっかえてお腹は減っているのに食べられない
食べたら吐き出すくらい不味い空気
みんなケータイを見て口を開けば嫌味見栄揚げ足取りご機嫌取り
家族での外食は年に数回の接待だと思っているけど人生で食べられる回数が決まってるごはんを、誰かが一生懸命作ってくれたご飯を無駄にするのがとても辛い
自分を不幸だと思うのは人生の無駄だ
こんな人たちに私の人生を1秒でもダメにされるのなんて許せない
私は私の力で幸せになる
そう決めていたとしてもどうしても自分の力で立てない時がある
誰かに話を聞いてもらいたくなった
LINEを開いてみたけれど一番寄り添っていてくれた人と離れる決意をしてしまってから甘えられる人が一人もいなくなってしまった
最近気になっていた人も頼る気には全くなれない、多分彼とは付き合うことはできないなと冷静に思った自分がいた
誰かに自分の不幸を話したい、同情して欲しい
そんなのひとときの慰めにしかならない、悲劇のヒロインだと思って生きて行くのには行き止まりがある
BOOKOFFのトイレは私が思っているより綺麗で居心地がよい
ご飯を食べたいと思う人たちがいる、自分で作るご飯を食べたいと思う
私は不幸じゃない
今が恵まれているから幸せだからそれを不幸と思える
大好きなお店でパフェを食べて大好きな本を読んで帰ろう
泣かない人生はまだまだだけど涙を拭いて歩きづけられる人生にはなってきた
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