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コロナ禍でSNSの発信を続ける意味とは

2021/3/19(金)、八戸ポータルミュージアムはっちにて
ものづくりスタジオ入居者様向けセミナー、
SNS時代の情報発信術講座にてお話させていただきました。

ものスタ入居者様全店舗様、ご参加いただいたとお聞きしました。
金曜日夜というお疲れの時間に、どうもありがとうございました。


さてこのセミナー内で、
「このコロナ禍でお店に来てねともなかなか言えない。何を発信していけばよいのか」
というご質問をいただきました。

そうですよね。
緊急事態宣言が出ていない地方でも、大声で集客できる状況では決してありません。

関東は緊急事態宣言が解除されたものの、宮城や山形では独自に発令、これからも次の波がいつ来るかわかりません。

そんな時にSNSはどう活用すればよいのか。

セミナーでは、
「直接店舗営業に関することではなくてもいいと思うので、お客さまとコミュニケーションを取る、つながり続けることを考えてはいかがでしょうか」
とお伝えしました。
(実際はもう少し詳しくお伝えしています)


そこで本記事では、この回答をもう少し掘り下げた私の考え、コロナ禍でSNSの発信を続ける意味を記していきます。


結論から先に言います。

コロナ禍にSNSで情報発信する目的は、
「社会とつながり続けることでお客さまの来店機会を保持すること」

そして発信していただきたい内容は、
「お客さまがワクワクすること」
「お客さまの役に立つこと」

です。


まず前提として、コロナ禍においても「お店に来てね」と言ってもいいと、私は考えています。
休業要請を無視しているわけではありませんしね。

一年前とは状況が違って今はマスクの着用や手指消毒も定着しています。
事業者さんも感染防止対策には並々ならぬ努力をされています。
そのうえでの営業なので、来店促進もOKでしょう。

とはいえやはり、集客につながる投稿はまだちょっと…
という事業者さんのお気持ちも、とても分かります。


でもこんな時、一番やってはいけないことがあります。
それは、発信をやめることです。

お店からの発信が止まることで、社会から忘れ去られていく。
営業中か否か分からないという理由で、来店機会を損失してしまうこともあります。

SNSは気軽に社会と接続できるツールです。
新メニューや新製品、営業中のできごと、お客さまとのコミュニケーションなど、内容はなんでもいい。
SNSを通じて、営業中であるということを知っていただきましょう。

社会との接点を持ち続けることを意識していただきたいのです。

常に社会と接続し続けることで、お客さまがどこか行きたいなという時に、数多くのお店の中から自店を思い出していただく

飲食店なら「あぁ、あそこのアレが食べたいな」とか
ネイルサロンなら「そろそろデザイン変えたいな」とか
お客さまが何か行動しようとする時の選択肢にあがること。

とても大切な考え方になります。


最近私のSNSセミナーでは、
「SNSは集客ツールではなく、おもてなしツールである」
というお話をさせていただいています。

SNS活用の目的は集客ではなく、
「リアルではなかなか会えないお客さまとつながり続ける」
ということを前提に考えてみてはいかがでしょう。

会えないお客さまが自店にワクワクしてくださることを考えてみてください。
お店の雰囲気、スタッフさんの人柄、商品、味、などなど。
店舗さんが何を発信すればお客さまが喜んでくださるか。

SNSを通じてお客さまにワクワクをお届けしながらつながり続ける。

このように考えていくと、自ずと何を発信すればいいか見えてきます。
そしてSNS自体もさらに楽しくなると思います^^


さらにコロナ禍においては、営業時間の変更や臨時休業のお知らせなどの情報発信がとても重要になります。

お客さまはお店を選ぶ際、SNSやGoogleマップなどで営業時間や経路などを確認します。
そこで重要な情報を目にしてもらえれば、
「せっかく店まで来たのに閉まってた〜o(`ω´*)oプンプン」
なんてこともなくなります。

つまりこれは、コロナ禍において発信すべきもう一つの大切なこと、「お客さまの役に立つ情報」なのです。

コロナ禍ではなくても、空席情報もお客さまには役に立つ情報です。
お客さまがどんな発信を求めているか、気にしてみてください。


でも、決して気負いすぎないでください。
SNSは楽しくハッピーなものであれ、です。
お客さまと一緒にSNSを楽しんでみていただきたいと思います。


街に出るとだいたいはっちに立ち寄り店内をウロウロしている私。
ものスタの店舗さんも楽しませていただいてます。
美味しい、カワイイ、楽しいなどなど
いつもワクワクさせていただいている分、今回のセミナーが少しでも店舗さんの参考になりましたら、ちょっとだけ恩返しできたような気がしてうれしいです。

どうもありがとうございました。

また、私が話しやすいようにといろいろ事前準備してくださったり、クローズドの勉強会にも関わらず、SNSで投稿してもいいですよと仰ってくださった担当者様にも感謝いたします。


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