見出し画像

内祝いという慣習への暗〜い気持ちを吐露

本日、母親から連絡


「親戚からお祝いもらったんだから、内祝いしないとダメだよ」
・・・うわぁ・・・そういえばそんな変な習慣ありましたよね・・・・と、私のご機嫌指数は一気にマイナスに・・・

経緯を説明すると、先日私の弟の結婚式で実家のある地方に親戚(祖母たちとおじ、おばまで)が集結しました。
その際に、結婚式直前に入籍した私達夫婦に対して、親戚の皆様からお祝いをいただきました。
それ自体は本当にありがたく、我らは結婚式をしないのでこうやって夫を親戚に紹介する機会があったことを嬉しく思いました。
(父方の祖母はお祝いとは言わず、「わらびちゃん、洋服でも買いなさい!!」と部屋の隅で万札を握らせてきましたwそういうところが好き!)

母からは「内祝いは日本の常識であり習慣、内祝いにもらった品は相手の思い出の品になるんだよ」と言われました・・・・そうですか、はい、そうですか、と思い「ありがとう!これから探すね!」とテンションとは真逆の返信をしてさっさと会話を終わらせました(こういうときテキストって便利だ〜)
思い出の品とか・・・あぁ・・・モヤモヤする・・・・

なぜ、そんなに内祝いが嫌なのか

内祝いは古い変な習慣だなと個人的には思う


私はとにかく昔から「みんながやっているからやる」「伝統だから、習慣だからやる」「これが普通だからやる」ということに、ことごとく反発しているタイプだと自覚しています。もちろん全部に反発しているわけではないですが、自分的に納得がいかないとやりたくなくてしょうがないんです。

儀式的なことがとことん嫌いです、成人式も本当は出たくなかった(着物のレンタル代高すぎてびっくりしたので)けど母が泣いたから仕方なく出た、あと細々としたやり取りや調整が大嫌い、ドレスを着たいとか見せたいとか一切無かったので結婚式をすることは辞めました。(夫も全くやる気なし、わらびちゃんがやりたいならやるよという感じで、万が一私がやりたがったとて積極的な協力は望めない感じ・・・)
私は見せたくなくても、両親や親戚は私のドレス姿を見たかったようです、そういう期待の言葉を聞きましたが、その程度では私の決意はゆるぎません。「フォトウェディングはするから(^^)」と貫きました。本当はフォトウェディングだってどうでもいいのだが、そうでも言わないと引き下がってくれないんだよ。。

昔居た会社で昼休みにボランティアと題して強制的にゴミ拾いに参加させられたときも「休憩時間にボランティアを強要するなんて頭おかしいだろ、しかもそもそも私は業務委託だし」と毎月キレていました(参加はしたけどな)

学生時代の体育祭で、自分のクラスのチームを応援するのを強要されるのも我慢なりませんでした、私は別に自分が出るとき応援してくれなくて結構、自分の試合の後で疲れているから休みたいなと思っていましたが、同じクラスなんだから応援するのが当たり前という同調圧力がキツかったです。
そもそも、スポーツ観戦に一切興味が無いので応援は虚無の時間でした・・・

ここまで書くと、私本当にヤバい奴な気がしますが、それでもこの社会でやっていけたのは、嫌だなと思いつつもそれをやらないほうがデメリットが大きいと判断するため、結局はやるからです。
それをやらないことで陰口を叩いたりキレたりする人がいるのを知っているので、それならやったほうが楽です。
でも、性格的にそういう習慣に、はーいと素直に反射的に従えないだけです。

内祝いについて思うのは、私がお祝いをあげる立場だったとしてお返しなんて一切期待していないからです。
微妙にツボを外したあまり欲しくないものや、贈呈用のバカ高い品を送ってもらうくらいなら、全額自分のために使ってもらったほうが全然嬉しいです。。
日本人の習慣と言ったらそれまでなんだろうけど・・・・私は変な習慣だと思うので、時代の流れとともに年賀状のように薄れていったらいいなぁと正直思ってしまう・・・

内祝いを送るとなると、その人の家族構成や好みを多少は考慮して、微妙に贈るものを変えたり、配送の手間などがあります。親戚の住所もわからないので聞き出す必要があります。細かい作業と調整のオンパレードです。
私は仕事でもこの手の作業は大、大、大嫌いで、そういう作業が割り振られたときは、淡々とやれば終わるのはわかっていながらも本当にやりたくなくて締め切りギリギリまで放置していたのを思い出します。

どうでもいいが、夫側の親族からお祝いもらってないな、貰う機会もないだろうから無いこと自体はいいんだけど今後五月雨にもらうと五月雨に内祝いしないとダメなんだろうか、それは面倒すぎる・・・・いいや、夫の親戚のこと(内祝いするかとかタイミング)は夫に任せよう

内祝いについて意見収集してみた

私としては「内祝いなんていらなくないか?」という立場にはいるものの、結局やらないといけない流れなのは感じている。
だけど、モヤモヤが止まらない、幸いなのは夫と温度感が一致していること。

とりあえず、内祝いについてどう思っているかをネットで情報収集してみました。

わかったのは、私と同じような気持ちの人は結構いるということ。
特に出産の内祝いは負担のようです、そうですよね、産後の体力も戻っていなくて赤ちゃんの世話も大変な時期にこの細かい作業をやることを考えただけで地獄みがあります。
やらなかったけど特に何もなかったという意見もありました、内心どう思われているかわからないけど特に人間関係はこわれていないし、別にそれで離れていく人がいてもいいと
私もそれくらい思い切りたい!今回は母親からものすごい圧をかけられているから逃げられないっ!

あとは、内祝いをもらっていない(またはしょぼい品だった)ことに、ものすごくキレている人も一定数存在しているということ。
そういう人たちの傾向としては、自分の中の常識や慣習というものを重んじており、高額な贈り物をしていました。
かなり長文で、こちらが高額な贈り物をしたことにもかかわらず内祝いが無い、あるいはしょぼすぎると、怒りまくし立てて正直怖すぎました。
私は内祝いなんて変だと思うのでそのことを考えただけで胃がムカムカモヤモヤします、それに類似した不快感(怒りも添付)を内祝いをもらえないことやしょぼいことで味わっている人もいるんだなということは理解しました。それ自体は人それぞれの信条のようなものなので、どっちが間違ってるとかでは無いんだろうなと思いました。。

また、別の観点ですが内祝いをもらって喜んでいる人がいるのも事実です。
「内祝いでこんなものをもらった!美味しかった!」と写真付きで紹介している人もたくさんいました。
なので、私は内祝いなんていらないという意見自体は変えるつもりはないし、内祝いで何かをいただいたとしても「全部自分のために使ってもらっていいのにな・・・」と先に申し訳無さが発生してもらうのでもらったものに対してストレートに喜べないひねくれた感じがありますが
そういう習慣を素直に受け入れ、内祝いに対してもひねくれなしで受け入れて喜んでくれる人も多数いるということを知りました。
(私みたいなひねくれよりずっといいよなぁ・・・・・でもこれが私なんだよな・・・・)

私の親戚たちはそこまで怖い人達ではないとは思いますが、年齢層的にはアラカンの方々なので、私の年齢の人たちよりはやはり「一般常識」については当たり前だと思っている可能性はあります。なので、今回は内祝いを監修に従って送っておくというのが自然な流れと理解しました。

何を内祝いすることにしたか


近所のパティスリーのちょっとお高めの贈答用洋菓子の詰め合わせにしようと思ってます。今日見に行ったら、お菓子自体が繊細で丁寧に作られていて、梱包もすごく素敵でした。
来週夫と一緒に店に行って、夫にチョイスしてもらう!チョイス後の店員との発送やりとりからは私が交代する。
私はきっと選ぼうとするとまたモヤモヤしてストレスが溜まっちゃうから。。こういうお互い気が重い作業は、一緒にやるに限りますね、私ばっかり頑張っている感が出ると余計ストレスですから。

自分ができること


当たり前なのですが、内祝いをもらう相手の気持ちをコントロールすることはできません。
今後の人生のタイミングで、内祝いを贈るタイミングは出産かとは思います。直近出産予定はまったくなく、今回と違って、遠方の親戚とまとめて会う機会もないだろうから、内祝いを今回と同じ人数するかどうかもわかりません。
書いてて気づきましたが、親戚だって結婚したての私に会うから気を使って(それが常識と思い)お祝いをあげざるを得なかっただけかもしれませんね。

もらったものに内祝いをしない、という選択は取りにくくても、自分がお祝いを渡すときの行動は変えられると思いました。
自分がお祝いを渡すときは、お返しは絶対に絶対にいらない、自分のためにすべて使ってほしい、それが私は一番嬉しいという気持ちを強めにお伝していこうと決めました。お返しをもらうより、それがずっと嬉しいと。。。
お返しはいらないと言うなんて、お返しをもらえると思っているっぽくて微妙に恥ずかしい感じなのですが、どう思われるかはそこも相手次第なのでまずはそんな風に自分の行動を変えていきたいと思いました。

まだ、この記事を書き始めたときはモヤモヤしていましたが、記事にまとめているうちにスッキリしました。
常識や慣習に無心で従ったほうが絶対楽ですし、モヤモヤイライラはエネルギー使います、しかしモヤモヤイライラを「私がおかしいんだ」とか思うのは嫌だなと思います。私はこう、でもそうは思わない人はいる、というところは忘れずにいたいです。

こういうモヤる出来事もいちいち「結婚」って感じしますね。二人の世界じゃなくて社会の中の存在になって、二人だけでコントロールできないことが増えていく感じ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?