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イギリスは策略を繰り返すか

■保釈
 イギリスはイランのタンカーをジブラルタル海峡で拿捕。これでイランとイギリスの対立関係は確定。イランとイギリスはお互いに批判し、イギリスはタンカー護衛に駆逐艦をペルシャ湾に派遣。イランはイギリスに報復を示唆しているから、状況が悪化する未来しか見えない。

 そんな時にイギリスはイランのタンカー船員を保釈。だがタンカーは拿捕したまま。これはイギリス流の策略だと見た方が良い。

イランタンカー船長ら保釈 英領政府、制裁違反容疑巡り
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/イランタンカー船長ら保釈-英領政府、制裁違反容疑巡り/ar-AAEfkoD

■ナポレオン戦争で使われた
 ナポレオン戦争の時にイギリスとフランスは対立。この時イギリスはフランスの商船を拿捕。その後イギリスは船員を帰国させ、商船を拿捕したまま。フランスは怒って、フランスで生活する民間人のイギリス人を逮捕。その後刑務所に入れた。

 先に手を出したのはイギリス。だが国際社会はフランスを批判。理由は民間人の自由を奪ったから。人間から自由を奪う行為は殺人の次に重い。だから刑務所で自由を奪う。

 中国はウイグル人を強制収容所に入れた。これはウイグル人から自由を奪う行為。だから国際社会は中国を批判する。人間から自由を奪う行為は嫌われる。これが国際社会。

■イランの対応
 イランはイギリスに報復すると宣言。しかもイギリスのタンカーを拿捕することを示唆した。さらにイランは、イギリス人を拘束する可能生が高くなった。イギリスは民間人を保釈。イランはどうする?

 イランがイギリス人を逮捕するとしても、保釈しなければ自由を奪うことになる。そうなれば国際社会から批判されるのはイラン。イランはイギリス流の策略に追い込まれている可能生が有る。

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