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SOYの語源は「醤油」か、「そい」か?

大豆は、日本や東アジア諸国では縄文時代から栽培されていたとされる。
欧米に伝わったのは1000年以上も後のことで、そのせい(おかげ?)で、大豆は日本の調味料の「醤油の原料」として伝わり、SHOYUがSOYとなったのであった。

…というのはよく聞く話だが、実は九州の方言で「それ」を指す「そい」が語源になっているという説もあるそうだ。
なんでも薩英戦争の後に交流をした繋がりで英語に入ったというものらしく、九州ではよく聞く話の模様。

醤油の輸出の歴史を調べてみると、東インド会社がオランダに持っていったのが1737年とされており、薩英戦争が1862年。

うーん、もうすでにshoyuがオランダ語のsoya(soja)になって英語になった説の方が信憑性あるなあ。
辞書を引いてみたらイギリス英語ではsoyではなく、soyaの形で使われることも多いそう。
やっぱりオランダ由来っぽい響きだ。
フランス語でもsojaで、これもオランダ語っぽい。

これだけオランダを経由しているという材料がある中、100年遅れて「そい」がsoyになったというのは無理があるだろう。

割りとすぐ終わってしまった。そいでは。

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