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キャッチコピー


面白い広告を見るのが大好きで、よく調べる。

例えば、海外の包丁の広告。

まな板の上にニンジンがおかれているが、切れ味がいいことをアピールするためにまな板ごと切れている写真が貼られている。おもしろい。


坊ちゃん文学賞のキャッチコピー。

「その不満。言えば愚痴。書けば文学。」

おもしろい。確かにそうだと思った。

まだまだたくさん素晴らしい広告があり、写真を使っても、キャッチコピーだけでも考える人のテクニックや才能があふれ出ているようで、とても好きだ。一つの作品としてすごいと思う。


しかし、よく使われるキャッチコピーで一つだけ納得できないものがある。

見たのはジョーズのパチンコの新台の広告。

「食うか、食われるか。」だ。

一見、よく見る広告の文言なのでスルーしがちだが、子どものころからこの文言を見るたびにずっと思っていた。

「いやどっちかは食うけど、どっちかは食わんだろ!」

ジョーズは人間を食おうとするけども。人間は人食いサメ食べようとしてないじゃない。そんな自分の仲間とか知り合いを食べたサメ、捕まえたからってふかひれパーティーし始めたら頭おかしいじゃない。慣用句としてとてつもない矛盾が生じていると思う。

そもそも食うか食われるかという文字通りの関係性はこの世に存在しないと思う。この生態系のピラミッドにおいて、食う奴は自分の獲物から倒されることはあっても、食われる心配はないんじゃないか。

〇〇するか、〇〇されるか。において〇〇に同じ単語が入ることって、この世に存在するんだろうか。もしかしたらないのかもしれない。





実は、この件に関しては考えることをやめた。何故かというと、このことが気になっている。とバイト先の30代女性の方に話したら、「そんな細かいこと気になって生きてる男はモテないよ。だいたい君は考えすぎるところがあるよね。世の中、楽に生きていきなさい?」となんか説教かのように言われたからだ。そんなに言う?


ああそうですか。じゃあやめますよ。細かい男は嫌われるってね。よく言われますよ。

ということは、2月だけなんで短いのか。とか、握力の単位が㎏なのわかりにくいな。とかも細かいんで考えるのやめた方がいいですか?

じゃああれですか?この前新人で入ってきた女の子に「麻雀やってるんですよね?私も好きなんです!」と言われたから、人見知り押し殺しながら「好きな役は?」とかいう麻雀やってる人ならわかる、話の広がりがあんまり見えない質問をしてしまってへこんだことも、気にしない方がいいですかね?

その後に、何とか社交辞令で終わるような会話を模索している俺に向かってあなた(30代女性)が「ナンパはやめなさーい!」と言ってきたけど、あれになんて返せばよかったんだろう。とかも、気にしない方がよかったんですか?受け身とれなかったな。とかも気にしない方がよかったんですか?

「いや、ナンパしてないですよ。」とかいうと逆にガチ感が出るし、「いや、話しかけられたんですよー」とか言っても嘘つけ!みたいな雰囲気出てまたそれもまんざらでもないみたいなガチ感出るし、結局なんて言えばいいのかわからなくてアワアワしてその場から逃げたことも、気にしないで生きていった方がモテるんでしょうか?

だったらやめますよ。細かいこと気になっても、夜に酒飲んで記憶飛ばして忘れてやりますよ。



「食うか、食われるか」から大きく脱線してしまったが、細かい性格はモテないらしいので、考えるのをやめときます。

やっぱり、何か気になっても、まあそんな事どーでもいいや!って思える人間性も必要なのかもしれませんね。

このnoteの文章の構成も、見直すのやめてこんなもん誰も見てねーよ。と思って、気にせず酒をがぶがぶ飲んで忘れてやりますよ。




酒は、”飲むか、飲まれるか”だからね。




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