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朝のさざなみ読書会〜人生は何に注目するか〜

2023年12月、糸島市の前原商店街にあるカフェSAZANAMiさんで開催することになった「朝のさざなみ読書会」。12月26日に、全4回のうちの最終回を迎えることができました。

今回は、最後に参加者の皆さんの感想も載せていますので、ぜひ読んでみてください。

前回の様子はこちら。

今回は、PART1「現実を直視する」の中から、第5章「注意力を自分の手に取り戻す」、第6章「本当の敵は自分の内側にいる」を取り上げました。その中で印象に残った部分を少し紹介したいと思います。

何に注意を払うかによって、その人の現実が決まる

次の文章を読んだとき、まるで自分のことを言われているようでドキッとしました。

ミシュラン星付きレストランでの最高の食事も、心がどこか別の場所にあれば、インスタントラーメンと変わらない。誰かと一緒にいても、自分のことしか考えていなかったら、一人でいるのと同じだ。

私の場合、おしゃべりに夢中で、美味しい食べ物や美しい景色を味わいそびれていることがあるので耳が痛い…。注意を向けていないことは、起こっていないことと同じだというのは、まさにその通りだと思います。

さらに、私たちの暮らしはSNSをはじめ興味のないことに無理やり注意を引きつけてくるもので溢れているので、「体験したいことに注意を払う」という強い意志を持っておかなければ、限りある時間をどうでもよい体験に使ってしまいます。怖い…!

「現実は思い通りにならない」ということを理解する

第6章「本当の敵は自分の内側にいる」では、やりたいことをやりたくない理由について書かれていました。

皆さんの中にも「やりたいことができないのは、本当に時間がないからなのか」という疑問を持ったことがある方がいるかもしれません。時間を言い訳にしている間は、「時間があったらできるのに」という可能性の中に居続けることができます。実は、やりたいことをやるよりも他のことに忙しくしている方が楽なんじゃないか…。

本には、人はやりたいことをやらずにスマホなどの”大切なことから注意を逸らすもの”に自ら意識を向けてしまうと書かれていました。その理由はズバリ、現実を見たくないから。

時間ができてやりたいことに着手してしまうと、結果と対峙することになります。思ったとおりにいかないかもしれないし、自分の実力がわかってがっかりするかもしれません。そんな現実は見たくないですよね。

では、どうしたらやりたいことができるのか。それは「現実は思い通りにならない」ということを理解し、不快感をそのまま受け入れることだと書かれていました。

どんな結果が出ても大丈夫。そこに良いも悪いもない。
何を体験しても大丈夫。そこに成功も失敗もない。

そう思えたらどうでしょう。「上手くいかなければいけない」という考えが自分を邪魔して行動を鈍らせている、というのはわかる気がします。

読書会参加者のご感想

全4回で1冊の本を読み終わりたかったのですが、やってみるとゆっくり(生産性を追い求めずに!)読みたくなったので、実はPART1までしか読み終わりませんでした。でも、そのおかげで内容を丁寧に味わうことができてよかったなと思います。

最後に、参加者の皆さんの感想を紹介します。一緒に心地よい時間をつくってくださった皆さん、ありがとうございました。そして、素敵な空間とコーヒーを提供してくださったSAZANAMiの浦川さん・綾子さん、本当にありがとうございました。

普段無意識で感じていることを言葉にしてもらった気がします。 他者と同じ文章を共有することで、違う反応が出てきたり、考え方や対処法を聞くことはとても楽しいです。 否定されることのない対話は、より自分の内面に意識を向けることができる気がします。 また参加したいです。

とても心地よい時間を過ごすことができました。

自分の中だけでの解釈ではなく、他者を知れる事で、より自分の考えを確認する事ができました。 また、自分で読んでいると、他に気が散ったりしますが、「音読」する事で集中度が増しました。 ありがとうございました!

自分のことを見つめ直す良い機会になりました!!

今回もありがとうございました!
みなさんが話しやすい雰囲気を丁寧につくられていて、自分もとても話しやすかったです。 (実際に、この人があまり話せていないから聞きたいなと思ったタイミングで、栗原さんが自然に促していた事が2度ほどありました)
サラッとやっているようだけど、何よりこういった場を自分でやりたいと思って実際にSAZANAMiで開催して、しかもまたやりたいと思ってもらえるものにしている事が本当にいいなと思いました。

この感想からおわかりいただけるかと思いますが、「朝のさざなみ読書会」は好評につき【続編】を開催します!!!!


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