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朝のさざなみ読書会 〜人とちょっと話をするだけで1日が明るくなる〜

2023年12月、糸島市の前原商店街にあるカフェSAZANAMiさんで開催することになった読書会。題して「朝のさざなみ読書会」。

今回は『限りある時間の使い方』という本を通して、「いつも時間に追われている」、「やりたいことをやる時間がない」、「無駄な時間を過ごしてしまう」など、誰にも心当たりがあるような悩みについて考えてみたいと思いました。

読書会の進め方については、前回の記事をご覧ください。

全4回のうちの2回目となる今日は、PART1「現実を直視する」の中から、第1章「なぜ、いつも時間に追われるのか」と第2章「効率化ツールが逆効果になる理由」を扱いました。

毎回、参加者の皆さんから本の内容と重なる体験談を聞くのが面白いなと思っています。今日は「生産性に捉われずに過ごしているときほど本当に大事なことに気づきやすい」、「不便さの中に生きている実感を見出すことができるのではないか」という意見が出てきました。「時間」の捉え方について、お互いに共感することもあれば違いに気づくこともあり、ずっと話していられるテーマだなと思います。

ここからは、本の中で印象に残った部分を少し紹介したいと思います。

やるべきことが全部終わることはない

第2章には、1日にやることを詰め込めば詰め込むほど忙しくなり、いつまでたっても充分だという感覚はやってこない、ということが書かれていました。そこには「やるべきことは全部できる」という誤った前提があるということが指摘されているのですが、そう言われると気が楽になる感じがします。

本当は「やるべきことが全部終わることはない」というのが現実。それを受け入れることで、たとえやるべきことが終わっていなかったとしても、平穏を感じることができるということです。確かに、私たちが時間について焦りや罪悪感を感じるのは、実現不可能なほど期待値が高くなっているときなのかもしれません。

不便さの中に生きている実感を見出す

第2章の「便利さは何を奪うのか」という見出しの中に、「多少不便でスムーズではない日々の手応えこそが人間関係を深め、心身の健康を保つ鍵だ」ということが書かれていました。特に次の文章は、約3年間リモートワークをしていた私の体験とも重なります。

在宅ワークをしている人ならわかると思う。生身の人間とちょっと話をするだけで、1日がすっかり明るくなるものだ。

『限りある時間の使い方』の「便利さは何を奪うのか」より

まさにこの読書会も、私の1日を明るくしてくれる時間。夜にオンラインで開催すれば参加できる人が増えるかもしれませんが、やはり対面で開催する方が楽しいなと思います。移動の手間はあるのですが、読書会が終わった後に少し雑談をしながら帰る時間が幸せです。

それにしても良い時間。
今日はストーブとやかんもあって、冬の季節を感じました。


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