230124 【毎日新聞政治プレミア】寄稿： 緊迫する「香港メディア王」裁判　中国が香港政府に与えた絶大な権限

今年は「香港国家安全維持法」（以下、国家安全法）絡みの大きな裁判が複数控えており、その一つ一つが要注目ですが、意外にこの騒ぎ、日本ではほとんど報道されていないことに残念な思いがあります。

香港人にとって、2019年のデモ以降、社主の黎智英（ジミー・ライ）氏逮捕、「アップルデイリー」の取締り、そして運営停止は、それが好きか嫌いかに関わらず、大きな出来事です。そして、「ポスト2019年デモ」において、その裁判はさらにもっと大きな意味をもつことになるはずです。

その先陣を切ったのが、香港律政司による、大富豪の黎氏が雇用したイギリス人弁護士起用差し止め請求でした。しかし、外国からの経験豊かな司法実務者を雇用することは香港では認められており、また律政司もそれにならって多くの外国人裁判官を任命してきている。なのに、なぜ…？

差止め請求裁判の結果、事態は大きく動き、香港司法を揺るがすまでの大事件へと発展しつつあります。その第一報の詳細をまずはこの寄稿で御覧ください。

緊迫する「香港メディア王」裁判　中国が香港政府に与えた絶大な権限 | | ふるまいよしこ | 毎日新聞「政治プレミア」

事態はこの後も動き続けており、引き続き注目しています。