230301 【ダイヤモンド・オンライン】寄稿:“検閲”強化でも「香港映画」が復活したのはなぜ? 大ヒット&話題作続々
「香港映画」といわれたら、みなさんはどんな映画を想像するでしょうか?
ジャッキー・チェン? ドタバタコメディ? それとも香港ノワール? ウォン・カーワイ映画?
かつては「アジアのハリウッド」と呼ばれ、なんでもござれだった香港映画界から、以前ほどの話題作が出なくなってすでに10年以上。特に2019年のデモ後に制定された「香港国家安全維持法」(以下、国家安全法)は、想像や創作の世界にも大きな不安をもたらし、特に政府や警察などにはびこる悪との戦いを描くノワールものや法廷劇は製作が難しくなるとまで言われていました。
なのに、この旧暦正月に公開された法廷劇「毒舌大状」が、香港映画初の1億香港ドルという好成績を達成し、話題になっています。昨年もやはり法廷劇が大ヒットし、また年間興行成績の面でも過去最高の記録を打ち立てました。そんな香港映画の昨今をまとめました。
なお、今月10日から開催される大阪アジアン映画祭では、昨年の話題作品から5本が上映される予定になっています。興味のある方はぜひ、同映画祭の公式ウェブサイトをご参照ください。
香港で只今ヒット中の「毒舌大状」の予告編はこちら。
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