《宮司職をめぐり弟と確執 「生き地獄に落ちた人達」殺された女性宮司がブログに綴っていた差別とトラブル 》(AERA):「権力に斬り込」まないマスメディア、日頃の威勢の良さはどこへ?

《宮司職をめぐり弟と確執 「生き地獄に落ちた人達」殺された女性宮司がブログに綴っていた差別とトラブル 》(AERA)

富岡八幡宮宮司ら殺傷事件、マスメディアを検索してもいまだに、

「なぜ弟が姉をさしおいて宮司に就任したのか」
「なぜ解任された弟が姉の就任にあそこまで恨みをつのらせたのか」
「なぜ富岡八幡宮は女性宮司就任のために神社本庁を離脱したのか」
「なぜ神社本庁は富岡八幡宮の女性宮司就任になんの返事も(=認可も)よこさなかったのか」

を考えるときにキーワードになってくる「女性宮司」について、読者に解説しようとする記事が出てこない。

一方で、真偽のほどはわたしには判断できないが、少なくともその疑問に直接答えたような記事が、フリーランスによってデイリー新潮から出ている。

皇室よりも跡継ぎに苦労している神社界「女性宮司タブー」

でもこれって、いろんなところに人脈を持ち、それこそ100年来情報知識オタク、特に歴史や宗教、伝統オタクを記者として抱え続けてきたマスメディア、特に新聞社ならすぐに解説、あるいは取材して記事にできるはずなのに。

こういうところで、マスメディアの「権威に対する忖度」が丸見えになるわけよ。

なにが「読者の知る権利」だよ。「社会の木鐸」だよ。権力に切り込むどころか、解説することすら躊躇する連中が、なにがジャーナリストだよ。寝ぼけんじゃねぇ。

ニュース検索するとわかるけど、「正統」を名乗る筋がきちんとした現状解説を出していないから、すでにゴシップメディアがどんどこ怪解説を始めている。週が開けるときっとゴシップメディア、ニュースワイドショーが好き勝手な解説を展開するんだろうな。

マジ、日本の「ジャーナリズム」って口先だけ。

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