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天皇の必要性 2 外交的な役割

写真は宮内庁のホームページより
アルゼンチン国ご訪問(大統領官邸での歓迎行事 ブエノス・アイレス市)
(写真:共同通信社)
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どうもwanyawanyaです。今回は前回に引き続き天皇の必要性について持論を展開したいと思います。

さて今回のテーマは外交的な役割です!

「天皇のオーソリティって国内だけでしょ?」「そもそも天皇は戦争犯罪人だ」「天皇陛下は世界の権威!」


おぉ右も左もさまざまなお声が飛んできそうです…コワイ

ま、まぁセンシティブな内容ですからね…さ、早速本題に参ります!


2;外交的な役割
前回の憲法に明記された内容に引き続き、外交的な役割について説明します。その前にちょっと小話を…これは有名な話なので皆さまご存知とは思いますが「天皇」を英訳するとなんと表示されると思いますか?「King」でしょうかはたまた「President」でしょうか。

正解は「Emperor」(エンペラー)です。これは直訳すれば皇帝であり、皇帝は世界のどこを探しても今は日本だけにしかありません。エンペラーと聞いたら「始皇帝」や「ナポレオン」などを想像してしまいますね。大帝国の元首的な…
しかしこのemperorという地位は世界的に巨大な権力を持っているわけではないんです。実情はあくまで日本という小国の政治権力を持たない王的な立場なわけです。世界的な大権力を持っていると勘違いしている人がいるので一応断っておきます。(信じられないけれど身近にもネットにもいたんだよなぁ)

よしんばエンペラー権威があります。

 現在続く中では最も長い皇統を持ち、世界第三位の経済大国である日本の象徴です。そのような人物が国に訪れた際に起こる外交的成果は外務大臣や総理大臣が来国するよりも圧倒的で、計り知れません。天皇のみならずその御一族である皇室メンバーも外務大臣総理大臣の比にもなりません。

 例としてオランダとの関係があります。第二次世界大戦期、大日本帝国軍は太平洋にあるオランダの植民地に進出して多くの捕虜を獲得しました。植民地を奪われ家族を捕虜として囚われたオランダ人にとって「天皇」は憎悪の対象と化したわけです。そんな昭和天皇が1971年にオランダを訪れた際には卵などが投げられるといった非常に激しい反天皇運動が行われました。しかし、たびたびオランダ王室と皇室が交流することによってその反日感情は概ね改善され、平成18年には雅子さまがオランダ王室の離宮に滞在するといった親日的な面もみせ始めました。そして記憶に新しい令和、即位礼の際にはマキシマ王妃と雅子様がチークキスを行い、オランダの報道各局も慶賀を祝いました。一国の反日感情を変えてしまうほどの天皇…いやすごい!
 これは極論ですが、政治的な権力を持たない天皇を優遇したところで、その国にとっては全く経済的な利益はないでしょう。金の無駄です。しかしそれでも国賓として遇せられる天皇・皇室という存在。これは留学などで人脈を持っている皇室メンバーの強さやご性格、優秀さなどもありますが、私には単にエンペラーの称号に阿るためだけの待遇ではないと思います。

皇室には異邦人を惹きつけるナニカがあるのでしょう。

長くなってしまいましたが結論!
皇室は計り知れない外交的な役割を発揮する!

此度はいい区切りなので終わります!


参考;ニュース47
【世界から】皇室とオランダ王室をつなぐものとは

https://this.kiji.is/503461229987005537?c=39546741839462401

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