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緊急事態宣言2日目「言葉が混乱すると安心して暮らせなくなる」
自分を傷つけるものを手放す、と、昨日書きましたが、やはり不安はあって、家にいて確定申告の準備しながら(かなりやばい)、ついついTwitterを覗いてしまうのは、相変わらずです。気持ちも体調もアップダウンが激しく、落ち着きません。
そんな中であったのが、ぼうごなつこさんのイラスト漫画。なかでもこちらに、共感。
pic.twitter.com/oHUydXDkJX https://t.co/Gh2yuLgUlT 名正しからざれば則ち言順わず(戦闘→衝突編)
— なすこ (@nasukoB) April 9, 2020
孔子の言葉をわかりやすく伝えてくれています。
名正しからざれば即ち言順(したが)わず、
言順わざれば即ち事成らず、
事成らざれば即ち礼楽興こらず、
礼楽興こらざれば即ち刑罰中(あた)らず、
刑罰中ざれば即ち民手足を掻く所なし。
故に君子はこれに名づくれば必らず言うべきなり。
これを言えば必らず行なうべきなり。
君子、其の言に於いて、苟(いやし)くもする所なきのみ
(『論語』子路第十三)
【現代語訳】
名が正しくなければことばも順当でなく、
ことばが順当でなければ仕事もできあがらず、
仕事ができあがらなければ儀礼や音楽も盛んにならず、
儀礼や音楽が盛んでなければ刑罰もぴったりゆかず、
刑罰がぴったりゆかなければ人民は{不安で}手足のおきどころもなくなる。
だから君子は名をつけたらきっとことばで言えるし、
ことばで言ったらきっと実行できるようにする。
君子は自分のことばについては決していいかげんにしないものだよ。
(『論語』(岩波文庫)金谷治訳注)
言葉が混乱すると安心して暮らせなくなる。
先日の記者会見では「責任をとればいいというものではない」と言ったとか、、「責任」の意味も、それをとることがどういうことなのかもわからなくする言葉の混乱があります。
いわゆる「日本語が通じない」というやつです。表面的な言葉はわかりますが、その意味するところが伝わらない、というか、言語に対しての共通認識がない。
言っても言っても気持ちが伝わらない人と話すことは、とても辛くしんどいです。その人の言葉を聞いていることは苦痛以外の何者でもない。
ただでさえ、なんか、妙な戦時下の高揚なのか、同調圧力に拍車のかかる状況を利用することを、政府は行政は世間はするのではないか。
怖いです。けれど、自分の内面と向き合うときもやはり必要なのは言葉なので、こうした自分の感情や状況にも、言葉をつけていこうかと。しかし思い浮かばない。そんなとき、やはり、古典の力はすごいです。
「論語」なんて、、高校の古文の授業以来かな。どこかで読んでみようかな。ネットでも検索してみよう。
あと思っていることは「楽観的、悲観的」な見方について。これはまた、明日。
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