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コーチングセミナー「聴くチカラ編」受講報告書

こんにちは、今回は普段仲良くしてくださっているライナさんのコーチングセッションを受講してみたので、実際に受けてみてどんな感じだったのかを当記事にまとめました。
内容については「公開しても構わないです」仰っていただいたので、お言葉に甘えて包み隠さず発信出来ればと思います。

受講しようと思った理由

私自身、普段からプロのメンターから指導を受けており、元々コーチングというものには興味がありました。
今の顧問の先生ではなく、別のコーチだとどのような感じになるのか興味があったので受講してみました。
そして後述しますが、実際にセッションを受ける前に幾つか解消したい課題も持っていたことも受講したかった理由です。

それでは、以下実際に行われたセッション内容を追ってご紹介します。

実際のセッション内容について

まずは自己紹介から。ライナさんの自己紹介が始まります。
普段仲良くしているようでいても、改めて知った事がありました。
なぜ日田という土地を活性化させたいのか?に至った経緯を詳しく知ることができました。
このあたりで談笑も交えつつだったので、良いアイスブレイクができていたんじゃないかと思います。

ライナさんのnote

ライナさんのTwitter
https://twitter.com/raina_lovelions

開始前のお願い

コーチングセッションに入る前に、ライナさんは必ず受講者の方に「お願い」をします。この部分は私も特に大事だなと思いました。

例えば講師が話をしていると「聞いたことがある」と思って、途中で聞くのをやめて「それなら知ってるよ」と言ってしまう人がいます。
これを言ってしまうと受講者の人はそれ以上知識が入らなくなってしまいますし、セッション内容が充実したものになりません。それでは本末転倒になってしまいます。

今回、ライナさんがお願いした事は下記3点です。

1. 質問の答えはすべて○(マル)
2. 答えがでなくても○(マル)
3. 「聞いたことがある、読んだ事がある」は解っていても一旦封印

セッションが終わったらどんな状態になっていたいか?

ここで、私は前述した「解消したい課題」についてライナさんに説明しました。

実は、本業で3ヶ月連続で目標達成した矢先にどっと疲れが出て、お仕事にもモロに影響が出ています。さすがにこれは心身ともにこたえました。

家に帰っても燃え尽き症候群になっていたのか、疲れていたのか、隙間時間をあまり上手に使えない日が続いていました。
隙間時間を使ってやりたい事といえば、勉強だったり作品の制作だったりです。もちろん、その他にもやりたい事はいろいろとあります。

時間が出来ても頭がいたくて寝込んでしまったり、酷い肩こりで手がしびれてしまったりしていたので休むしかなく、頭の中は常に時間がたりない、たりない(あるはずなのにほぼ休むことに費やしてしまう)、面倒くさいことが山積みになっている。

そんな状態で、いったんこれらをクリアにしたい!

というのが課題でした。

もしここで「聴くチカラ」が自分に備わったら、心の整理もついて空回りとか無駄な心身の摩耗も防げるのではないかと思って受けたいと思いました。

初対面での信用=わかりやすさ

まず聴くチカラを身につける前に、人間には「わからないものを避ける」本能があるという事を理解してる必要があるというお話がありました。

これは、人の表情や姿勢もおなじです。
笑顔を相手に見せるにせよ、口角を上げてるだけでは「笑顔」にはなりません。目でも表情筋でも笑顔を表現する必要があります。

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これをメラビアンの法則というようです。

この法則を理解して、次は自分に落とし込むためにはどうすれば良いのか?
についてのお話に入ります。

ライナさん曰く心がけることは

「うスメだ」

です。これらは、それぞれ心がけるべき事の頭文字です。

なずく
→ 自分自身を、強制的にオープンなマインドにする
マイル 
→ 笑顔の人のほうが、無表情よりも理解力が上がるようです。
モをとる
→ 人は、聞く、読む、までやるよりもメモ取りをするほうが圧倒的に理解が深まります。
れかに話す
→ お話を誰かに発することで理解力はさらに高まります。教えることは学ぶ事の3倍難しいとよく言いますが、3倍相当の学びもあるということですね!
ちなみに自分自身に語りかけるのもOKです。

どんな人なら信用ができるか?

これは「しっかりと話を聞いてくれる人」が第三位だそうです。

1. 正直な人
2. 約束を破らない人
3. 話を聞いてくれる人

しっかり聞く「聴く」

聞くというと耳で話を聞くことになりますが。
聴くは、耳だけではなく目や心など五感を通じて相手の話に意識を方向けてきく言葉です。

ということで、相手の方向を向いていなかったり、求めてもいないのにアドバイスをしてしまったりしてしまう事は「聴く」ということが出来ていません。

逆に、聴いているように見えるときは相手はこんな態度です。

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- こっちを向いている
- 表情が豊か
- 相槌・合いの手に感情がある
- 前に言った内容や自分のことを覚えてくれてる
- 質問をしてくる

話を聴くなら”団子”をもらう気持ちで!

ライナさんは、例え相手のお話に共感ができなくてもお団子をもらうような気持ちで受け取るように指導をしています。
仮に相手の言葉がお団子だったら、お腹がいっぱいで今欲しくなくても普通に受け取るし、食べられなかったら冷蔵庫に入れるとかするはずです。
相手の正義をまず「”あなた”はそう思うんだね」と受け取ることを大切にしています。

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ワーク:「今日しくじった事を話して、団子を受け取るつもりで話してみてください!」

マンツーマンだったので、ひとまず一連の「しくじり話」を聴いてみました。

これ、普段のように聞いてたらつい「それあるある!俺も似たような事やっちゃって・・・」という風に言いたくなってしまいますが、今回は表情にも意識して、五感をつかって相槌や合いの手を入れつつやりました。

やってみた感覚ですが、割と普段使ってない筋肉を使ったみたいでした。
すぐに話を遮って合理的に解決策を言いたくなる人はここで注意が必要ですね。それだと会話泥棒になってしまうので。

フィードバック

実際に話しを聴くときは相手のスピードやリズムに応じるペーシングが大事で、今回の講義のミソの部分であるオウム返しについてここで説明が入りました。

オウム返し

オウム返しと聞いて、皆さんは何を想像しますか?

「相手が言ったことを、そっくりそのまま真似をする?」
私は、こんなふうに思っていました。

「真似すると話が前に進まずに相手を苛つかせるのでは?」
こんな心配もありました。

ですが、時と場合によってはオウム返しは相手と信頼関係を築いたり、相手が「本当に伝えたいこと」への鍵となりますので、ここから先は幾つか具体例を使って紹介していきます。

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例1:息子が大学に合格したんです

A「こないだ息子が大学に合格したんですよ!」
B「おめでとうございます!」
A「ありがとうございます」

会話はここで終了してしまいますね。でも、ここでオウム返しを使うと・・・

A「こないだ息子が大学に合格したんですよ!」
B「え、お子さんが合格されたんですね!」
A「はい、東京にある○○大学ってところで・・・」

こんな感じに、Aさんは話を続けます。
この調子なら受かった大学がどこなのか?何を専門的に教えているのか、そこを卒業した有名人は誰なのか?まで分かるかもしれません。

会話を終了させたらもったいないと思いませんか?

例2:来年の干支って何だっけ?

A「来年の干支って何だっけ?」
B「戌年ですね」
A「ありがと!」

これだと、会話はそこで終了します。ところがオウム返しを使うと…

A「来年の干支って何だっけ?」
B「来年の干支ですか・・・?」
A「うん、というのも今度孫が生まれるからなにか来年の干支がプリントされたプレゼントをしたくて」
B「あ、そうなんですね。おめでたいですね!そうですね・・・例えば子供服とかだと喜ばれると思いますよ!」
A「あ。子供服はもう買ってあるみたい」
B「そしたら、シーツとかどうですか?」
A「あ、いいかも・・・」

こんな風に、オウム返しをすることで「Aさんが来年の干支を知る目的(理由)」を知ることができます。

会話内容は同じですが、

A「来年の干支って何だっけ?」
B「来年の干支ですか・・・?何か気になることがあるんですか?
A「うん、というのも・・・」
(以下同文)

こんな風に、相手が本当に知りたい事を促す方法もありです。

例3:今日の夕飯はもう作った?

A「今日の夕飯はもう作った?」
B「作った」
A「そっか、わかった!」

Aさんは本当は何が言いたかったのでしょうか?
オウム返しをしてみましょう。

A「今日の夕飯はもう作った?」
B「夕飯はもう作ったけど、どうしたの?」
A「ああ、実はピザを間違えて4つ発注しちゃって、余ったので食べてくれる人いないかなと思って・・・」
B「え、欲しい!夕飯は作っちゃったけど、日持ちするから明日に回せばいいし!」

もし作った!と先に言って会話を終わらせちゃうと、ピザは貰えなかったかもしれませんね。

質問に対しても、オウム返しを!

質問者が求めているのは答えです。だからオウム返しをしてしまうと相手を怒らせてしまうかもしれません。
現に、時間のない方や仕事中の方にやると怒らせてしまう場合もあります。

一方で、表層的な言葉のやり取りをしているだけでは絶対にたどり着けない「相手の本音」にたどり着くためには信頼関係の形成が大事です。

信頼に信頼を重ねていくことで、相手の心は

「○○ということだね」

「そうなんだよ(この人、わかってくれる・・!)」

こうなっていきます。

相手のことは全身で見る!

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「聞く」
この漢字は、耳に門を立てています。
自分が通すかをどうかを判別して、自分の正義に沿わないものに対してはガードをしてしまうように出来ています。

そうではなく、冒頭に挙げたように表情や視線、仕草、ペース、相槌、合いの手などを交えてまず相手が気持ちよくお話できるように、お団子を受け取るような気持ちで言葉を受け取ると、やがて相手の心の門はこちらを信頼してくれて、本来であれば聞き出せないようなお話も聞けるようになるでしょう。

ところで、オウム返しは言葉をそのまま真似て返すという意味ですがもう一つ。相手の仕草や表情を真似る「ミラーリング」も大切だと教えていただきました。

最後に

今回の学びで得られたことをここで紹介します。

発見:
五感で聴く(うスメだ/団子を受け取るつもりで受け入れる)

心がけたい事:
忙しい中でもオウム返しができないか常に意識に置く。

クリアになった事:
今やらなきゃいけない事を並べて自分を追い込む事よりも、自分がどうありたいかのほうが大事。漠然とだが、自由をモデリングして「あの人自由だな」と思ってもらいたいというビジョンがあるのでそれに近づけるように頑張る事にする。

です。
長くなりましたが、以上で報告を終えたいと思います。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

読んでくださった方は良ければライナさんとつながって、コーチングを受けてみてください!

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