【フォト旅#13】絶景を求めて1週間2000kmの一人旅をした話(前編)
「今後一生できないかもしれない、とんでもない経験をしている」
と思いながらこの旅をしたのが、だいたい1年と1ヶ月前。
人生初、1週間ぶっ続け&総2000kmの一人旅の話です。
※ぶっちゃけタイミング的にはあまり褒められたものでもなく、noteに堂々と投稿してしまってよいものか悩んでいたのですが、
昨今いろいろ判明してきた感染経路などを考えるに、「タイミングは確かに微妙だったけど、旅の仕方は悪くなかったのではないか」と思い、1年越しではありますがまとめることにしました。
事の発端
長くなるので下記にまとめました。
簡単にいうと、これです↓
0日目:旅の計画
というわけで、そうと決まれば旅の計画を立てます。
オール車移動ということで、行くエリアの目安としては
家から近い、中国四国~中部地方あたり。
屋外限定、かつ車移動なので、
絶景、かつ公共交通機関のアクセスが悪いところがいい。
(まあ絶景は基本アクセス悪いとは思うけど)
…と、そこまで考えたところで、
以前天候に恵まれなかった「父母ヶ浜」のリベンジをしたかったことを思い出しました。
となると、動線としては「家→四国→中国→家」、というルート(もしくはその逆回り)が良いかな?
と、そんなこんなで1日ぐらいかけて色々ピックアップし続けて、
ざっくりと決まった旅程がこんな感じ。
OneNote(Windowsのアプリ)に書きなぐってたのでまあ見づらいですね。場所と見どころをまとめるとこんな感じです。
龍王ヶ渕(奈良県宇陀市)
水面への木々のリフレクション
四日市コンビナート(三重県四日市市)
日本屈指の工場夜景
高屋神社(香川県観音寺市)
通称「天空の鳥居」
父母ヶ浜(香川県三豊市)
通称「日本のウユニ塩湖」
中津渓谷(高知県仁淀川町)
青緑色が美しい仁淀川
亀老山展望公園(愛媛県今治市)
しまなみが見下ろせる山上の展望台
帝釈峡(広島県神石高原町)
奇岩そびえる渓谷
世羅高原農場(広島県世羅町)
高原一面に広がるチューリップ畑
江島大橋(島根県松江市・鳥取県境港市)
CMで話題になったなった通称「ベタ踏み坂」
旧遷喬尋常小学校(岡山県真庭市)
かつて使用されていた面影を残す旧小学校
占めて、9県10ヶ所。ただここに挙げてないところにもいくつか寄ったので、実際に立ち寄ったのは14ヶ所ぐらいかな?
とまあ、こんな感じで旅程も決まりまして、
急いで宿と車も押さえ、出発への準備を整えるのでした。
①龍王ヶ渕(奈良県宇陀市) 絶景度★★★☆☆
1日目。月曜日。
車が混雑し始める通勤ラッシュを避けるべく早朝に出発。
奈良県と三重県の県境付近にある龍王ヶ渕に向かいます。
(※家から向かいましたが仮で大阪駅発としています)
調べた感じ、静かな水面が水鏡となって、木立のリフレクションが楽しめるスポットっぽい。
幸い、宇陀市の天気予報的には風は無し。
ただ天候に若干の不安があるが…なんとかなるか……?
うーん、微妙…。
残念ながら小雨が降っていて靄になっているのと、雨粒が水面を揺らすので完璧なリフレクションになってくれませんでした。
一応時間はあったので粘ってみましたが、雨足が逆に強まってきたので無念のギブアップ。
ちなみに後日リベンジしてきたのですが、
晴れてかつ風が無い日はこんな感じになります。
条件に恵まれればエモさ満点の絶景でした。
②四日市コンビナート(三重県四日市市) 絶景度★★★★☆
気を取り直して、夜。
今回の旅の最東端となる、三重県の四日市コンビナート。
近年流行りの工場夜景を拝みに向かいます。
お美しや……。
雨予報ではあったけど、なんとか小康状態のうちに撮影。
せっかくなので、車でもう少し工場側に近づいてみます。
マニアにはたまらない重厚感。
電灯から伸びる光芒が本当に好き。撮りごたえがありすぎる。
ちなみに2枚目でぽつぽつ広がっている光は雨粒です。
残念ながら雨が降ってきたため、この辺で撤退しました。
バラードのMVとかにありそうなカット。
③ことでん(香川県) エモ度★★☆☆☆
火曜日。2日目。
これまた通勤ラッシュを避けるべく、迫真の朝6時出発。
向かうは大阪を挟んで反対側の香川県。
金がかかるので有料道路はなるべく避けたい。
とはいえ下道だけで近畿を横断しようとすると約8時間かかる。
大阪に着くころにちょうど通勤渋滞が重なるのもあって、
渋々少しだけ高速道路課金をして…、
お昼ごろに岡山市に到着。
というわけで、岡山名物のえびめしをテイクアウト。
クリームコロッケがめちゃくちゃ美味かったです(好物)
さて、出発して向かったのはことでんの岡本駅。
本命の目的地の前に、少し寄り道です。
ザ・撮り鉄。
列車を撮るのは数週間前のこれ↓ぶりですね。
偶然にも試運転車両だった模様。
線路に草が生えてるの、なんかエモいと思います。
都会だとセメントだったりで生えてること少ないし。
④天空の鳥居(香川県観音寺市) 絶景度★★★★★
さて、次に向かうのは通称「天空の鳥居」と呼ばれる場所。
ちょくちょくTwitterやインスタでも見かけるので、知ってる人も多いかと思います。
途中から山道に入り、離合不可ゾーンとギリいけるゾーンを緊張しながら進むこと、十数分……。
すごい……。
調べたときに写真では既に見ていましたが、実際に訪れると写真では表現できない高低差感というか、遠近感がめちゃくちゃ感じられてすごいです(語彙力)
鳥居越しに海が見えて山まで見えるの、写真映えのよくばりセットって感じがして最高。
どこを切り取っても絵になる。
来てよかったなあ。そして晴れてて本当によかった。
…そして、あまりに良すぎたので夜に再訪しました。
市街地が広がっているのか、意外と夜景が綺麗です(失礼)
鳥居と海と星空というよくばり3点セット。
天空の鳥居、きっと夕焼けとかも綺麗だったんだろうなあ。
今回は近くのもう一個の映えスポットが強すぎたからそっちを優先しましたが、ぜひタイミングがあればチャレンジしたい。
ちなみにこの鳥居の近くまで車で行くことができますが、自分が知っている限りでもかなりハイレベルの山道だった(しかも長め)ので、
運転慣れてない人は麓に車を停めて、鳥居に続く階段を上っていくルートが良いかもしれません。まあかなり段数がありそうですが……。
⑤父母ヶ浜(香川県三豊市) 絶景度★★★★★
さて、少し時間が巻き戻って時刻は16時頃。
いよいよこの旅の本命である、日本のウユニ塩湖に向かいます。
天気ヨシ! 干潮時ヨシ! 無風ヨシ! 条件は完璧!
はい。
というわけで、無事優勝できました。
めちゃくちゃ素晴らしいこのリフレクション、
・干潮時で潮だまりができている
・無風で水面が揺れていない
・夕日が見られる良い天気
という3つがハマっていなくてはならず、まさに運頼み。
それだけに、今回の旅程を考えるにあたっては、香川入りは
1週間の中で最も天気が良い予報の日を選びました。
おかげで良いものが見られました。本当に良かった。
前回は天候に恵まれず悔しい思いをしただけに、今回のでリベンジできた感じがしました。
惜しむらくは自分の写った写真が撮れなかったところですが、
それはまた次回に持ち越しですね。
そして、香川の夜ご飯といえばの骨付鶏で祝杯。
長くなったので次回に続きます!
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