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少し心を開放し...

参加者の方が来られる前に、私がイスを出して並べておきます。長くコミュニティ運営をしていると、イスの配置とコミュニティ活性は相関関係があると感じるもので、気になるサークルの際は、慎重に慎重に考えて考えてイスを並べることもあります。

先日、私のおしゃべりが過ぎ、イスを並べる時間が無くなってしまいました。とりあえず人数分のイスを出しておき、私は別の準備をしていました。各自イスを取り、適当なところに座っておしゃべりをしています。

体操が始まる時に、座る場所の取り合い押し付け合い、逆に遠慮のし合いにならにか若干の心配がありました。しかし私の妄想はよい方へと見事に裏切られ、「はじめまーす」の合図で、何ら問題なくスーと広がり体操が始まりました。

コミュ二ティ運営がうまくいっていない場合、前に座るのは嫌だ、端っこがいい、仲良しメンバーの近くに座りたいなど、早く来て場所取りをする方がおられることもありました。たかが座る場所なのですが、そのサークルのコミュティ円滑、本当の意味でサークルを楽しんでくれているかが伺える気がしています。

テリトリーを作っていないか?
仲良しメンバーだけのグループ活動になっていないか?
年齢順、先に入会したなどの序列を作っていないか?
運動が下手だから、もう歳だからと、自分自身の殻に閉じこもってはいないか?などなど。
こういった懸念があると、サークルをなかなか楽しめないものです。

何事にも、取り合わず譲り合ってほしいというモラルを問いたいわけではなく…。せっかくサークル参加をしているのだから、この場にいるときだけは、少し心を開放し、各自のこだわりや習慣を少し隅に置いておき、単純に身体と心の心地よさをたまたま集まったみなさんで分かち合う時間にしてほしいと思っています。

サークルでのコミュニティ円滑とは、”心を少し開放してしまっちゃうこと”ではないかと思っています。



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