見出し画像

ゴンくんとのお別れ

いろいろありまして、ずいぶん長らくお休みしてしまいました。

2021年1月21日
ゴンくんは永眠しました。

家で預かりはじめてから体調を崩すことが何度かありましたが、
12月23日頃から食べると吐いてしまう症状が続き、なかなか改善の様子も見られず毎日病院に通い点滴や注射を繰り返していました。

動物病院が年末年始のお休みに入ってしまってからもそれが続き、お休みなく開けてくれている家から少し離れた病院にもお世話になりました。

胃拡張といって、胃に空気が溜まってしまう症状が出たときはとても苦しみました。

そちらの病院で撮ってもらったレントゲンでわかったことですが、ゴンは心臓に腫瘤がありました。
それは素人目にもハッキリとわかるような大きなもので、昨日今日出てきたものではないことも明らかでした。

詳しい検査をして手術に踏み切るとしても県内で対応できるところはなく、東京の大学病院まで行くしかありません。

まだ若い子ならともかくゴンは10歳以上である可能性が高かったし、

ずっと具合が悪く苦しんでる姿を見てきた私たちは『安楽死』を考えました。

本当に急なことでまさかこんなことになるとは思いもよりませんでしたが、命がもう長くなく食べることもできず苦しみしかないのなら、少しでも早く楽にしてあげたほうが良いのではないか、、、。

でも、胃拡張の症状が出ていないときは本当に穏やかに過ごしていたので、その大きすぎる決断をできず家族で何度も何度も話し合いました。

もう食事を与えるのはやめよう、、、。
ほんの少しの水で、あとはゴンが静かに眠るように逝ってくれるのを祈りながら一日一日を過ごしました。

そして1月21日の朝、少しの水を飲んだあとまた苦しみ出したためすぐに動物病院に担ぎ込みました。

病院に着く頃には落ち着いてきたようでしたが、それは意識が遠のきグッタリとしてきたことを意味していたようです。

処置室に連れて行かれたものの、看護師さんがすぐに「もう無理のようですから奥へ」と呼びにきてくれました。

最後の数分を私の父と母に見守られながらゴンは静かに息を引き取りました。

私を含め姉や弟たちは最期のときを一緒に過ごせませんでしたが、帰ってきたゴンとしばらく過ごしました。

ゴンが家に来てから3ヶ月という短い期間でしたが、その間にゴンが教えてくれたことがたくさんあります。

人間の勝手で辛い思いをする動物が少しでも減るように、いえ、いなくなるために私たちにできることをやっていこうと思いました。

ゴンくん、私たち家族のところに来てくれてありがとう。
可愛くて優しくて、本当に大切な存在だよ。
これからはお空から見守っていてね、、、。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?