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ズームレンズを付けて散歩したら思い出したこと

音声の投稿もいいけど文章もね♪ということで久々に文章投稿です。いろいろ考えていたら頭の中が煮詰まってくるので、文章で思いつくまま書くのはいいのかもしれません。ほどよい整理とほどよいアウトプットが出来る気がします。いろんなことを同時に進めることが苦手で、一つのことをやり始めると、他のことがおろそかになりがちですが、ここに文章に書くことで、あ、これもああいう風に進めないといけなかったとか、こんな考え、自分で持ってたんだと気づくこともあるのです。

岡山でライブ配信代行、MC、パーソナリティ、SNSを使った企業広報支援をしている伝える人、わのみん小橋です。(素面)

散歩と夕陽とカメラとレンズ

noteを毎日書き始めたのと時期を同じくして、現場がない夕方は夕陽を撮りに散歩に出かけています。時々現場にも(自分が勝手にそう決めている)スチル用のミラーレス一眼を持っていって、現場の前後に撮ることもあります。我が家のPCとGoogleフォトには夕陽の写真がいっぱい。失敗写真もいっぱい。でも毎日表情が違う空を見るのは楽しいのです。

1か月ほど単焦点のレンズをつけて夕陽を撮ってみました。昔、一眼レフカメラでの写真の撮り方を教えてくれた方が、とにかくおっしゃってました。

「まずは単焦点で練習しろ、ズームしたけりゃ自分で近づけ」

でもとにかく早く写真が撮りたかった私は、設定方法と、こういう時はここをいじる、みたいなざっくりした操作だけ覚えて、当時使っていたデジタル一眼のWレンズキットについていた広角よりのズームレンズと、200mmだかのレンズを付けて、いろんなものを撮って気持ちよくなっていました。

その内、何枚かまぐれで自分の中だけはなかなかいいなと思える写真が撮れて、何とかの一つ覚えで、その写真と同じ設定、同じ構図ばかりで撮ったりして、でもその内飽きてきてまたいろんな写真を撮ったりしては、まぐれ写真を見つけて、同じ設定、構図で撮るということを繰り返していました。

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そういえば何でもそうだ

やがて、ライブ配信をするようになって動画にも手を出します。この時も自分がやりたいこと、自分が撮りたい絵を作る方法だけさらりと聞いて、あとはただやりたいようにやりながら、できないことがあると、その方法だけに限った質問をしたり、調べ物をして、何となく出来るようになると、そればかりやったり、こちらもまぐれのいい絵が撮れると、その設定ばかりを繰り返していました。

そういえばパソコンもそうです。自分がやりたいことの狭い範囲だけはなんとか調べて実現させますが、その周辺は軽ぅ~くだけ知識を仕入れて、なんとなくできるようになっていくという繰返し。ギターも歌もそうだった気がしてきました。

広く浅くの知識は意外と使える

そうやって得たものは、時々恐ろしい程狭いピンポイントさで深くなる知識と、あとは広ぉ~くて浅ぁ~い知識。未だに一眼レフのレンズ選択なんて、f値が小さい方が明るくて後ろがぼやけやすいんでしょ?くらいの知識しかありません。でもライブ配信のお仕事に使う時は、状況に応じて使い分けることはできて(いるつもりで)います。そして、何となくカメラに詳しい方の話に合わせることもできます。「どんなレンズ使ってるんですか?」という質問をして返ってくる言葉にある程度適切なリアクションをすることができるのです。

何となく手に付けて、興味があることだけ掘り下げて、それ以外は何となく薄く。それは法律やお天気、宗教や音楽、などなど幅広い分野でやってきたことです。それが何に活きているか、まずはパーソナリティやMCとして活用されています。全くわからないことに関してインタビューをするのは非常に骨が折れます。正しいリアクションができないどころか、全く的が外れた質問をしてしまいかねません。だけど相手は専門家。それに太刀打ちできる知識なんてもっていません。

そうなると広くて薄い知識をフル活用して、これは確かこんな感じだったはずというある程度の方向性を探り当てることができるのです。番組で全く知らないフリをしていてもインタビューが成立するのは、インタビュアーがよほど知識をもっているか、私のように広くて薄い知識を持っているか、もしくはちゃんと下調べをしたかのいずれかです。本当に全くわからずにインタビューしてる人はいないはずです。(そう信じてます)

その他、他のことに応用がきくというのも活かし方かもしれません。なんとなくの事がわかっていたら(時にそれが邪魔をしたりもしますが)、その知識をもって、別の事でも予想が付いたりします。動画編集をした時がそんな感じでした。DTMを浅ぁ~くしていたため、何となく動画編集ソフトの使い方や概念の予想がつきました。そして動画編集も浅い知識を身につけることができたのです。

時間とお金はいるけれど

いろいろとやってみるのに必要なのは勇気だけです。時間とお金はいるけれど、それを使うことを決めるのも勇気です。とりあえず得た浅い知識が、近い将来身を助けるかもしれない。それを実感したことは山のようにあります。さぁ興味はあるけど手を出さずに我慢しているあなた。そうあなたのことです。勇気をもってお金と時間を使って経験しましょう。そして浅い知識を手にいれましょう。時々深みにはまれば尚ラッキーです。

そんな考え方をしていた若い頃を思い出したので、今日のズームレンズを付けた散歩は大成功です。きっと散歩に関する浅い知識を身につけたので、これも大成功です。これで散歩が趣味の方とも、夕陽を撮ることが好きな方ともお話を合わせることができます。そこからさらに楽しいことが待っているかもしれません。そしてさらにその先にも浅い知識が待っているのです。時々深い知識の入口を用意しながら。

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