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サンセバスチャン(2日目)

ホテルで朝食

何気にちょっと二日酔い気味(笑)初日から飛ばしすぎた感満載の朝。

何気にテレビを見ていたら、どうやら地元のサッカーチーム、レアル・ソシエダがコパ・デル・レイ(スペイン国宝杯、日本で言う天皇杯みたいな感じ)の準決勝まで上がっていて、その試合が晩にあるとのこと。調べてみると、ホテルからかなり近い、というか、行きのバスから見えたところ。

前日飲みすぎたのもあって、急遽行ってみることに。今回サッカーは2試合のチケットを取っていたのだが、どこもオフィシャルサイトからネットで購入はもちろん、席の選択も可能。チケットは登録したメールアドレスに人数分のPDFが送られてくるスタイル。正直、チケット手配のエージェントは不要かと。

あまり良い席はなかった(というか、平日にも関わらずほぼ売切れ)が、なんとか2名分確保できたところから1日がスタート。

ちなみに、テレビではドラえもんやってた。もちろん皆スペイン語ペラペラ。

まずはホテルの朝食。基本食事はすべて外で食べる予定だったが、せっかくなので1日ぐらいホテルで頂こうと予約。

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ハムやチーズはもちろん、サラダや卵料理は都度で伝えて用意してもらうスタイル。カヴァもちゃんと用意してあります。さすが。もっとさすがなのが、酒飲みの街だけあって、朝食が11時まで可能。

だいたいバルのオープン時間が11時なので、朝食を終えるとそのまま飲みに出られるという…さすが「バルの聖地」と言われるだけはあります。あまりに良い朝食だったので、翌朝の分も予約(笑)

というわけで、昼飲み開始。

バル巡り

バル9軒目:Ganbara

こちらもとても有名らしいバル。12時ぐらいは比較的入り易かったものの、あっというまに満員に。地元のおっちゃんも、旅行客っぽいカップルも入り混じって大盛況。

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カウンターの上に並べられたタパスをつまみながら、中で調理するホットタパスを待つ王道スタイル。このキノコのソテーがたまらんかった。店内には足赤エビなどの高級食材も見受けられ、いろいろと奥深そうな感じ。メニューには日本語も若干。観光客にもとても使いやすい感じ。

お店を出ると、今日の試合のアウェイ応援団が歌いながら街を行進してる。

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それに対して、2階の窓から地元チームの旗をふる子供。

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アウェイといってもそれほど離れていない街のチームだからか、周囲も和やかな感じ。地元チームのアウェイを観に、「バルの聖地」に行けたら最高だろな。

で、もう1軒。

バル10軒目:Paco Bueno

お安いバルと聞いてフラッと入ってみました。おすすめを聞くとエビのフリットだそうなのでお願いすると、これが美味い!

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ふわふわの食感でいくらでも食べられる感じ。実際に次から次へと揚げたてが用意されてくる。店内はスポーツで彩られて、賑やかなとても良い感じ。現金のみ。

ここで休憩。ちょっと体調良くない感じだし、夜にはサッカーがあるのでお昼はこれで一休み…

で、夜には復活(笑)薬局で胃腸薬を買い求め、サッカー前に1軒。サッカー前だからか、街に人が少ないような…実はこの時は気づいてなかったのだが、試合開始時間を1時間前違えて認識、ただ、その勘違いのおかげで最高の肉を食べることが出来た。

バル11軒目:Bar Nestor

20時オープンのこのお店。何と言おうと、ステーキが名物。800gぐらいはあったかな?和牛とは違って、脂身が少なく、肉質がしっかりしているステーキは意外と量もいけます。塩だけの味付けが最高!前菜にトマト山盛りとペッパーの素揚げも合わせて名物。トマト~ペッパー~ステーキが王道!

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先ほど買い求めた胃薬をテーブルに置いて料理を待っていたら、隣のイタリア人老夫婦にいじられた(笑)今回のサンセバスチャンでは最高のレストラン!

なお、ここは夜営業のみの20時オープン。普段は行列必須なうえ、これだけの肉なので、提供には少々時間がかかる。20時ちょうどぐらいに入ったのだが、ちょうど料理待ってるときに、サッカーが21時からだと気づく。てっきり22時からだと思ってた…えらい遅いキックオフだなとは思ってたけど…

できるだけ早く食い、大通りでタクシーを捕まえ、なんとかスタジアムへ。

サッカー観戦

サッカー観戦1:エスタディオ・アノエタ
国王杯準決勝:レアル・ソシエダ - ミランダス

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新しくてきれい。もちろんすでに試合が始まっており、あわてて入り口を探して入ろうとすると警備で止められる。あれ、ペットボトルの水あかんのかな?と思い差し出そうとうすると、蓋だけ没収。蓋がついた状態では持ち込み不可とのこと。これは、今回の旅すべてのスタジアムで共通。

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中はもちろん超満員。昼間街で騒いでたアウェイ、ミランデスのサポは全体の2%もいるかいないかぐらい。日本みたいにゴール裏が歌い続ける応援スタイルではなく、コールリーダーはいるものの、スタジアム全体で自然発生する歓声とブーイングで選手の後押しをする。相手のラフプレーの時のブーイングがえげつない。


相手のミランデスが2部のチームということもあり、知ってる選手は誰もいない代わりに、観光客もほぼ居ない、本当に戦う場といった雰囲気。

試合はホームのレアル・ソシエダが2-1で勝利も、ミランデスは貴重なアウェイゴールをもぎ取り、セカンドレグへ希望をつないだ感じ。格上の相手の攻撃を2点に抑えたミランデスサポも試合終了と同時に喜ぶのを見ると、皆サッカーをよく分かってる。セカンドを1-0で勝てばいいもんね。(なお、帰国後、3/5に行われたセカンドレグはレアル・ソシエダが0-2で勝利し決勝進出。相手はビルバオ。国王杯決勝はバスクのチーム同士となった)

試合終了後はどうやって帰ろうと思案した結果、人も多かったので徒歩で帰ることに。歩いておよそ30分ほどでホテル着、ホテルで〆のビールを1杯飲んでその日は終了!

「バルの聖地」サンセバスチャンもこの夜で終わり。

翌日からバルセロナへ移動。

ちなみに、今回改装中で営業してなかったり、お休みだったりして行けなかったバル

Sirimiri Gastroleku(現在改装中)
La Cepa(オフシーズンにつき長期休暇中)

あたりはまた機会があれば行ってみたい。ともあれ、よく飲みよく食べたサンセバスチャン、最高!


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