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“踏切の音はもう聞こえない。”制作後記【ネタバレ注意】


こんにちは、wanoです。(Twitter▶@wano49)
今回は“踏切の音はもう聞こえない。”
制作後記を語っていきたいと思います。


1.はじめに


3/18のぼざおんりー新刊
「踏切の音はもう聞こえない。」
お手にとって頂いた方々、ありがとうございます!✨️

本当にたくさんの感想を頂いており(数十件も…。)
噛みしめながら何度も読んでいます。

国や地域を越えて、感想をくださったり。
また、自分になかった解釈や視点や、その人の境遇と重ね合わせて感じたことなども。

本当に、重ね重ねありがとうございます…!

もし返信漏れがありましたら大変申し訳ございません。
また、直接感想を頂かなくても、少しでも楽しんでいて下されば嬉しいです。

今回は(も?)少々語らせてください。
お時間頂き、ありがとうございます!




2.内容について

質問がいくつかありましたので、かいつまんで答えたいと思います。
色んな人の想像の余地があったほうが楽しいと思うので。
(個人的にそういう空白や余韻のある作品が好きです。)


Q.ぼっちちゃんが飛び込んだ電車は、今は走っていない車両ですか?

A.はい。私はぼっちちゃんの自宅付近(横浜・金沢八景駅周辺)に実際に走る車両にしたくありませんでした。なんとなくリアルに想像してしまうのが感情的に嫌だったからです。(自分でやっといて…)


Q.ぼっちちゃんはなぜ、最後に耳が聞こえないのに電話(?)をかけたのですか?

A.自分の言葉で伝えたかったんだと思います。
あの時はごめんなさい!から入りそうだなぁ(笑)とか想像しつつ…

LINEとかだと、数年して連絡先が生きてるか分からないじゃないですか。
でも決意して電話を掛けて、出てくれたなら自分の言葉で正面から伝えられる。
ぼっちちゃんはそれを選びそうだなと思いました。

耳の聞こえの程度などの疑問に、引っ掛かりがあるまま読んだ人もいたと思います。
最初の家族とのシーンで会話してるのも含め、また腑に落ちる(?)ようにしていきたいな、と思っています。


Q.あの世界は夢ですか?現実ですか?

A.実は最後のシーンで押し入れにしまってあるギターは、“2代目のギター”です。
(ぼっちちゃんが学祭ライブで壊した“1代目”とは違うギター)
つまり、1代目ギターを使っているシーンは現実では有り得ない世界、ということになります。

“人生の困難は巻き戻せない。けど、受け入れて前に進むことはきっと出来る!”
というテーマを表しました。



3.制作のきっかけ

ぼざろアニメを毎週楽しく見ている中で、
「漫画と音楽がコラボした同人誌を作ったら面白そう!!」
という思いがありました。

そしてぼっちざらじおに一緒に曲を投稿した、友人のまっつぁそさんにお誘いをかけました。
快く引き受けてくださったまっつぁそさんには、本当に感謝しています!

初期あらすじとメモ
ネームは1日&ほぼ直さずにゴールしました。


シリアスな内容を描くことには、正直迷いがありました。
きららアニメの雰囲気の作品でこれをやると、不快に感じる方もいるかもしれない。
また、おそらく手に取る方も少ないだろうな〜、とも。

そんな中、『Heaven for Death』(重めストーリーのぼざろ二次創作ゲーム)をプレイして、「二次創作で暗めのストーリーを描いてもいいんだ!」と、大変背中を押されました。

二次創作が誰かの二次創作にまた影響を与えることを感じました。
本当に、素晴らしい作品をありがとうございます。


また、これは余談なのですが、作中のifぼっちちゃんの設定はまっつぁそさんから少々…だいぶ意識的に…お借りしてます。(言っていいのか?)

サークル名「ふたりぼっちのSolitude」のSolitudeとは、“孤独”という意味です。
それぞれが孤独と向き合って、孤独を孤立させずに、作品作りをしよう!
という意味でつけました。
とても気に入っています。


今回は、色んな友人に気持ちを込めて描きました。
最後のほうのシーンを描きながら、気持ちが高ぶって泣いていました。
なので、背中を押された!と言って頂けて本当に嬉しかったんです。


本当に、私の方がたくさんのものを頂きました。
本当にありがとう。




4.さいごに








私は去年、死にたいと思っていました。




4年前から絵を描いてきました。
プライベートでも色んなことがありました。
でも本当に好きとか、楽しいと思えることなんて、そんなに無いって。
人の役に立てることなんて何も無いって。

最近も、なんで分かってくれないんだよ!ってことがあって。
たまに全てが無意味に思えてきます。今でも。

でも、去年のその時も、気にかけてくれる人達がいました。
Twitterでもリアルでも。
私が悲しんでると、一緒に悲しくなったり心配してくれる友人がいてくれる。


だから今は少し強くなれます。
悲しい意味での孤独や、ひとりぼっちじゃないと思えるんです。


もちろん、これを読んでくれてる皆さんもそうです。
本当に皆さんに助けられています。

だからもう駄目だ。と思ったら気軽に話しかけてほしい。
私はみんなが悩んでる時に寄り添ったり、背中を押したいと思うんです。



5/28の結束ロック!2の新刊で、
“踏切の音はもう聞こえない。”の続編を制作します。



前回以上に良いものを作ります。
自分なりのぼざろアナザーストーリーを完結させたいです。


みんなの背中を押せるように、全力で頑張ります!


最後になりますが、いつも見てくれて、本当にありがとう。
本当に出会えてよかったです。

5/28、できればお話できると嬉しいです。
いつも力をくれてありがとう!



お互い、それぞれの場所で、
これからも頑張っていこうね!


wano


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