見出し画像

世界で最も影響力のある100人

こんにちは!
9月も終わりに差し掛かり、あっという間に涼しくなってきましたね🍁
今年も残すところあと3か月なんて信じられませんが、1年の終わりに近づくと様々なランキングが発表されます。

その中の一つ「世界で最も影響力のある100人」の2020年版が先日発表されたので、今日はこれについて話してみようと思います💐

この「世界で最も影響力のある100人」は毎年アメリカの雑誌TIMEが発表するランキングです。
Pioneers(先駆者), Leaders(リーダー), Titans(実務能力者), Artists(アーティスト), Icons(アイコン)の5つの分野から各約20名ずつ選ばれます。

今年は二人の日本人が選ばれました。
大坂なおみ選手伊藤詩織さんです。
おめでとうございます🎉

大坂選手は人種問題を訴えたことでテニスプレイヤーを超えた存在だと評価され、Iconの分野で、
伊藤さんは、性被害を訴え続け、勝訴をてにしたことで日本の女性の人生を変えたと評価され、Pioneerの分野で選ばれました。

日本人としてこのお2人がこのランキングに選ばれたことはとても大きな変化だと思います。


というのも、社会運動が起こりにくい日本で、活動家としての側面でお2人が選ばれたからです。

この「世界で最も影響力のある100人」はお2人のように社会問題に対して活動した方だけを称えるものではなく、様々な分野において影響力のある人を選出しています。

そのため、過去に選ばれた日本人の中には安倍前総理、ソフトバンクの孫社長、片付けで有名なこんまりさん、村上春樹さんなどがいます。
今年のお2人とは異なる影響の与え方ですよね。


ちなみに大坂選手は去年も選出されていますが、その理由はテニスの成績と多文化なバックグラウンドからでした。

こうして見てみると、社会問題に声を上げた日本人が選ばれるというのは珍しいことであり、日本社会の雰囲気が変わってきていると捉えられるかもしれません。

しかし残念ながら、このお2人は日本であまり良い評価をされていないという面があります。

大坂選手が黒人男性銃撃事件に抗議して大会をボイコットした際には、「スポーツに政治を持ち込むな」という意見が見られました。

伊藤さんに対しては、2015年に性被害を告発して以来誹謗中傷が後を絶ちません。

社会問題に立ち向かう人に対して、その声をつぶしてしまうような意見があるのは悲しいことだと思います。

どんなランキングにも言えますが何に対して「影響力のある」とみなすかには個人差があるのは事実です。

しかし、社会問題に声を上げ続けるお2人の行動がこうして評価されたことに喜びを感じます。

日本では社会運動が起こりにくい印象がありますが、実際どうなのでしょうか?

WannaBeMEの次回のイベントでは、「フェミニズムの基礎~日本編~」というテーマで日本のムーブメントについてもお話します。

興味がある方はぜひイベントにも足を運んでみてください!
(足と言いつつオンラインなので全国どこからでも参加できますのでご心配なく💻)

申込はこちらから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?