#子宮の日から学ぶ、「子宮頸がん」
こんにちは!WannaBeMEです。
みなさんは「子宮頸がんワクチン」を接種したことはありますか?
小学生の頃に病院や学校で受けた記憶がある、という方もいる一方で、
「ワクチンは受けたけど、子宮頸がんって結局なんだったの?」
「最近9価ワクチンが承認されたってニュースを聞いたけど、それって何?」
と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
(実は私も詳しく知りませんでした...コソコソ)
というわけで今日はみなさんと「#子宮の日」を中心に、
子宮頸がんとそのワクチンについて学んでいこうとおもいます✍️
子宮頸がんとは
子宮頸がんは、主に性交渉を通して感染するウイルス性疾患です。
その原因の99%がHPV=ヒトパピローマウイルスへの感染。
HPVは口や性器などを介して、男性にも女性にも感染します。
そのため、コンドームを使っても完全に感染を防ぐことはできません。
そしてこのHPVは、インフルエンザのA型やB型のように、100種類以上の型があり、このほとんどが害のないものと言われています。
このうち、人の体に悪さをするのは、
・高リスク型HPV(発がん性をもつ)
16、18、31、33、35、52、58型などの約15種類
・低リスクHPV
6、11型などで、尖圭コンジローマ(皮膚にできるいぼと変わらない)など
ここで注意したいのは、
高リスクHPVに感染した=子宮頸がんになるというわけでないということです。
風邪が自然に治ることもあるように、自分自身が持つ免疫力によって自然に排除されることがあります。一方で、この高リスクHPVに長期間、持続的に感染することによって、がんに進行する可能性が出てくる、というわけだそうです。
子宮頸がんワクチン
子宮頸がんは、他のがんのように生活習慣が原因そのものではなく(喫煙習慣によって発がんリスクは高くなるそうですが)、基本的にワクチンによって予防できるがんです。
日本で受けることができるワクチンの種類は、
・2価HPVワクチン(=16型、18型の2つの型に対するワクチン)
・4価HPVワクチン(=6、11、16、18型の4つの型に対するワクチン)
そして、新たに9価HPVワクチン(=6、11、16、18、31、33、45、52、58型の9つの型に対するワクチン)が承認されることになりました。
しかし、「#子宮の日」でも言及されていたのが、
上記のように、ワクチンは高リスクHPVすべての型を予防するものではないため、ワクチンを打っていたとしても、定期的に検診は受けるべきということです。
また、女性に対してウイルスを感染させないという観点から、男性もワクチンを受けることができます。
学びの最後に
ここで私がまとめた内容は、子宮頸がんやそのワクチンについてのほんの入り口にすぎませんが、皆さんが子宮頸がんをもっと身近に感じ、さらに興味を持つきっかけになってくれたらとても、とても嬉しいです。
私自身も「#子宮の日」を視聴して子宮頸がんについて興味を持ち、
「からだと性の教科書」という本を参考にこの記事をまとめました。
(もっともっと子宮頸がんとそのワクチンについて、他の性のことについて学びたい方におすすめです!)
子宮頸がんが「唯一予防ができるがん」である一方で、
多くの女性がこの病気によって命を落としているのが現実。
女性はもちろん、男性もこのワクチンを受けることができることから、
自分の性別に関わらず、「自分のパートナーを守るために」
このワクチンの接種や、1年に1回は定期検診に足を運ぶ、その必要性が問われています。
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