見出し画像

選挙に行く前に~ジェンダーと政治~

こんにちは。WannaBeMEメンバーのあかりです。

ここ数日、自民党総裁選や秋の衆議院議員選挙に向けた報道が盛り上がってきましたね。SNSでも政治に関してのつぶやきを多く見かけるようになりました。

みなさんは今回の衆議院議員選挙、どんな視点で、誰を(どの政党を)支持するか考えていますか?

近年、政治議論の中でも注目を集めている1つが「ジェンダーに関連した話題」だと思います。具体的には女性議員の比率、同性婚、性的マイノリティに対する法整備、選択的夫婦別姓(ジェンダーの観点からのみ議論されるべき話題ではないですが、ジェンダー平等の観点から議論されることが多いですよね).......等です。

今回は、ジェンダーの観点からの政治の話をしたいと思います。

政治学科で学んでいるわけでも、専門家でもない大学生が「自分が選挙にいくため」に勉強した内容です。間違い・不足・解釈の違い等があるかもしれません。お気軽にコメント欄で教えてください📫

みんなで政治を考え、語りましょう

日本の最新版ジェンダー平等

日本の政治・政策シーンでの男女平等を考えるに当たり、日本のジェンダー平等の基準になる法律と、日本の政治シーンにおける男女平等をざっくりと振り返ってみます。

政治×ジェンダー (1)

現在の日本のジェンダー平等の基本となる法律は「男女共同参画社会基本法」です。

「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」です。(男女共同参画社会基本法第2条)

DV防止法や働き方改革等、ジェンダーも深く関係する問題を改善していく法律や取り組みは多く生まれていますが、(最近では不妊治療が保険適用になったことも進歩だと感じています(T-T))

日本のジェンダーに関する公式の認識はこの男女共同参画社会基本法が最新です。LGBT法案の整備を進める動きもありますが、その議論は先延ばしにされています

政治×ジェンダー (2)

政治シーンにおける男女共同参画

では政治分野における現時点での男女共同参画はどうなっているのでしょうか。

まず、女性議員の割合はこうです。

政治×ジェンダー

日本の衆議院における女性議員の割合は9.9%です。世界の平均と比べてみても少ないことがわかります。世界的に見ても、昔から女性議員の数は少なく、徐々に増加してきて今の平均25.6%に至ります。日本はというと、過去15年間10%超すか超さないかのラインを維持しています。15年間ほぼ変化なしに近いですね。

この女性議員の割合の低さをみなさんはどう考えますか?

実は多くの政党がこの比率に対して問題意識を持っています。そしてその本気度がどのくらいかは分かりませんが、各党が「政治の場に女性を増やすための取り組みや数値目標」を提示しています。

簡単に言うなら政党内の人事計画のようなものです。(どんなふうに人材を育成するか、どんな人材を党内に集めるのか...)

これは各党の取り組みや目標が男女共同参画局によってまとめられた資料です。

どうですか?(一度クリックして開いてみて🙏)各政党の取り組みやその違いがわかりますよね。

このような人事の観点からも支持政党を選んだり、評価したりすることができるのではないでしょうか。

政策比較は比較サイトで

さて、選挙の際、投票判断の基準のひとつとなるのが「政策比較」ですよね。ジェンダー関連の政策から比較しても、議員・政党の意見は多様です。もちろんそのほかの政策もですが。

それをどのように比較したらいいのでしょう。

・政党や各議員が出す政策や公約をそれぞれのHPから比較する(情報を取りに行って素晴らしい!最近では各政党のHPもわかりやすい部分も多くあります!) 

テレビや新聞を見て比較する(社会の傾向とともに解説があるとわかりやすい!党首討論等では生の政治家の声が聞ける!)

等方法は様々ですが、私は、比較サイトでざっと比較してみる」ことをおすすめします。政治や選挙を深く知らない人でも入り口としてすごく簡単だと思います。(あんまりめんどくさくないし!)

おすすめのサイトです。政策が簡単に比較できるだけでなく、選挙に必要な様々な情報をとても簡単にわかりやすく得ることができます。(2021年衆議院議員選挙に向けて随時更新中だそう)

選択的夫婦別姓や同性婚についても各政党がどのような立場をとっているか知ることができます。私は、ここで気になる政党や政策があれば、さらに政党のHPで詳しく調べてるようにしています。

「政治って結局むずい」「なに言ってるかわからへん」と感じたことがある人は、ぜひこのHPであなたの意見に合う政党やあなたの意見に近い政党を見つけてみてください👍

個人的なことは政治的なこと

「個人的なことは政治的なこと」

これは1960年代以降のアメリカにおける学生運動および第2波フェミニズム運動におけるスローガンです。

「学校も家も最悪」「なんでこんなにお金がないんだろう」「職場で嫌な思いをする」「子育てが大変すぎて死にそう」「将来が漠然と不安すぎる」「もっとこうなったら私の人生楽しそう」「ああゆうのがあればなぁ」

政治は、私たちの悩みを解決するための手段の一つであり、私たちの希望を実現する手段の一つでもあります。同じような思いを持つ人が多く集まればその悩みは解決し、希望は実現するかも!

そんな気持ちをもって次の選挙も投票に行きたいと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?