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ここが変だよ日本の就活

「就活うぜ~!」

毎日暑いなかお疲れ様です。WannaBeMEメンバーのあかりです。

全員ほぼ同じのリクルートスーツ、一斉解禁、ある程度型の決まった面接。3月になれば一斉に黒のリクスーで街に繰り出す大学生はもやは春の風物詩...

皆さんは日本の就活にどのようなイメージをお持ちですか。

私は就活に対して長年このようなイメージを持っていました。時代の変化やコロナの影響もあり、実際経験してみるとこれとはまた違ったのですが、

現在の就活には「ここが変だよ」と言いたくなる点がまだまだたくさんあると思うのです。

今日は結論もまとめもない文章になってしまうと思いますが、就活を経験した私が不自由に感じたことや、友人たちから聞いたこと等、就活について「変だな」「窮屈だな」と思うことと、それについて考えたことを放出しようと思います。

女は一般職???

「総合職は男性が有利」「女は一般職」

これを聞いて、このような分類分けや価値観はもう古いと思った方。

まだあるそうなんです。この令和3年の新卒採用においても。

これは私の友人の体験談ですが、女性である友人は性別選択欄を「女性」と選択して企業の採用マイページに登録していました。

そこで案内される参加必須の総合職選考説明会に申し込もうとしたところ、すでに満席で応募は不可能だと表示されました。

それを見ておかしく思った友人は自分の登録情報を男性に変更し、もう一度応募を試みたところ、女性として「満席のため応募不可」となる日程に申しこめたといいます。(就活生が情報交換をする掲示板でも話題になっていたらしいです...)

その会社の総合職の求人には性別による募集の制限は記載されていなかったため、このような方法で振り落とされるなら初めから時間を取らせるな!と友人は憤慨していました。

システムエラーなのか、女性の採用人数が定員に達していたのか、本当に男性しか募集しない予定なのか、理由は結局はっきりとは分かりませんでしたが、その会社の過去の採用データでは、総合職はほぼ男性で、一般職は過去3年間ほぼ女性だったことがわかりました。

他には、女性として登録していると、総合職の説明会ではなく、一般職の説明会に案内されたという話も聞きました。

私が受けた業界や会社では、採用の際に性別によって判断されることはなかったですが、業界や会社によっては理不尽に感じる性別による選好が残っている場合もあるようです(´;ω;`)

ジェンダー平等が重要視される時代になったため、企業側も表では性別関係なく歓迎します!と言わざる負えず、このようなケースが起こってしまうのでしょうか...

さて、ここで改めて総合職・一般職という区別を振り返ってみます。

総合職・一般職というコース別採用は、男女雇用機会均等法が施行された1986年頃から始まりました。
この法律は、簡単にいうと、男性・女性という性別で判断するのではなく、仕事内容や成果によって評価を行いましょう、というものです。従来は男性・女性で区別して求人の募集・採用を行う企業もあったのですが、この法律の施行によって、募集・採用・昇進・配置などにおいて男女差別をすることが禁止されました。

男女雇用機会均等法によって、男女の区別(または差別)を廃止することを大きな目的として始められた総合職・一般職の区別ですが、その後も「総合職は男性」「一般職は女性」という認識は根強く残りました。

ちなみに一般職は総合職を支える役割とされ、会社の中核を担い、会社を動かしているのは総合職というイメージが強かったようです。(今はどうでしょう?会社によって呼び名やイメージも異なりそうですね)

皆さんもご存じの通り、多くの会社は総合職・一般職の性別による区分を既になくしていますが、今もなおそれを続けている会社はどのような根拠や理由で、そのような区別を新卒採用に持ち込んでいるのでしょうか。

『面接官が好むおすすめの短所は』

「変だな」と思う2点目は、就活のために切り貼り編集されるそれぞれの短所や長所アピールです。

就活に不安やストレスを抱える大学生が多いため、就活アドバイスをする企業・サービス・SNSアカウントは五万と存在します。

それらから発信される『面接官が好きな短所』『面接官の好む挫折経験は』等の情報が私は苦手です。(実際のインスタ投稿でもわんさかあります)

性格や経験まで面接官好みにテンプレされた情報が出回り、「一種の正解」として多くの学生にインプットされていくのが私はもどかしいです。

「個性を出してください」「自分らしさを」と最近ではよく言われますが、それが本当に実現する就活システムなのでしょうか。疑問です。

もちろん自分で考えた長所や短所が面接官に伝わるように、伝え方を工夫することはとても大事だと思いますが、あまりに自分を編集しなくていいじゃん.....と思います(;_;)

就活経験者から振り返らせていただくと、就活はしんどいほど自分と向きあえる機会です。

自分の長所や短所を切り貼りして創るのではなく、自分の本音を、目の前の人に伝える方法を工夫すべきであると思います....!

世間のあーだこーだという声に飲まれないで頑張りましょう(;_;)

なぜリクルートスーツは真っ黒になったのか

就活に対する疑問だけでなく不平不満は出そうと思えばまだまだ出てきますが.....最後にリクルートスーツに対して疑問を呈したいと思います。

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これらは1980年代の採用活動の際の服装・または入社式の服装です。(かわいい…♡)

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対してこちらはコロナ前までよく見られた近年の入社式での光景です。就活においても同じようにリクルートスーツをまとった学生の姿を見ることができますよね。

個性個性と言われる近年より、服装の個性は80年代の方が認められているのでは…?

1980年代の就活ファッションに関しては、外見や美しさを売るまたは判断基準にしているという問題点はありそうですが、「みんな同じ黒のリクスー」を強要されていません。自由に就活ファッションを楽しんでいる人たちがたくさんいます。なぜ真っ黒のリクスー一択に変わってしまったのでしょうか...

コロナを境に就活ファッションは変化し始めており、中には1度もスーツとパンプスを着用せずに就活が終わったという友人もいました。

これからどのように変化していくのか楽しみであると同時に、早くパンプスと黒スーツ一択文化無くなれと切に願います。

個性を表現する就活にするため、まずは見た目からもっと自由にしてもいいのではないでしょうか。

皆さんの就活も教えてください!

私は新卒としての就職活動を終えましたが、これからも就職活動の変化を面白がって観察しようと思います(笑)

それだけでなく、自分が変だ、窮屈だと思ったことを社会人としてももう一度考え、企業側として少しでも変えていければいいなと思っています。

皆さんの就活はどうでしたか?良ければコメント欄やわたしたちのTwitterのマシュマロから教えてください!

私とは違う年代や時期に就活された皆さんの体験談やご意見もお聞きしたいです🌷お待ちしています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

あかり



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